毛穴が開く5つの原因と治療方法を値段別に解説!

「鏡を見るたび、毛穴の開きに愕然としてしまう…」
「赤ちゃんのようなキメ細かい肌になるのはムリなの?」

毛穴の開きが気になって、自分に自信が持てないという方は多いのではないでしょうか?
毛穴が目立つのがイヤで、マスクを外せないという方もいるかもしれません。

ここでは、毛穴が開く原因や、セルフケアでは改善しない価格別の毛穴治療について詳しく解説します。

毛穴の3つの種類とは

毛穴にはおもに3つの種類があります。
それぞれ特徴が異なるため、ひとつずつ見ていきましょう。

つまり毛穴

つまり毛穴とは、皮脂や古い角質や肌の汚れなどが毛穴に詰まった状態のことです。
黒ずみ毛穴とも呼ばれ、鼻やあごなどのTゾーンに多く見られます。

詰まったまま放置すると、毛穴の中で固まってしまい、白くぷつぷつとした角栓になります。
酸化すると角栓が黒くなるため、いわゆる「いちご鼻」になる原因になってしまいます。

開き毛穴

開き毛穴とは、ぽっかり穴があいたように毛穴が丸く開いて見える状態のことです。
頬や鼻の周囲に多く見られ、開いたまま閉じないため毛穴が目立ってしまうのが特徴です。

開いてつながった毛穴

開いてつながった毛穴とは、毛穴自体が伸びて広がった状態のことです。
年齢とともに毛穴と毛穴をつなぐキメが乱れ、特に顔の中心部に顕著に現れます。
いわゆる「たるみ毛穴」とも呼ばれ、加齢による肌の変化で目立ちやすくなります。

毛穴が開く5つの原因

毛穴の開きは、多くの方が抱える肌の悩みのひとつです。
ただ、日常生活の中でそうと知らず肌に負担をかけているかもしれません。
ここでは、毛穴が開くおもな原因を見ていきましょう。

肌の乾燥

肌の乾燥は、毛穴が開く原因になります。
年齢を重ねるとともに肌の水分保持能力が低下し乾燥しやすくなるため、毛穴の開きが顕著になる傾向があるからです。
乾燥は肌のバリア機能を弱めるため、毛穴が目立つだけでなく肌トラブルの原因にもなりかねません。

皮脂の過剰な分泌

皮脂の過剰な分泌も、毛穴が開く原因のひとつです。
ホルモンバランスの変化によって、特に思春期や更年期に皮脂が過剰に分泌されることがあります。
皮脂が多いと毛穴が詰まりやすくなり、詰まった皮脂が毛穴を押し広げてしまうことで毛穴が目立つようになります。

加齢による肌のたるみ

加齢による肌のたるみは、毛穴を目立たせる原因です。
肌の弾力性を支えるコラーゲンやエラスチンは、加齢にともない減少します。
これらの成分が減少すると肌がたるみ毛穴が引き伸ばされるため、より目立つようになってしまいます。

汚れの蓄積

日々の適切なクレンジングや洗顔が不十分だと、汚れが毛穴に蓄積しやすくなります。
汚れが蓄積すると毛穴が詰まり、結果的に毛穴が拡大して目立ってしまいます。
特に、メイクをする方は注意が必要です。

老化による皮脂の変化

加齢とともに皮脂の質も変化します。
年齢を重ねると皮脂の成分が硬くなりやすいため、毛穴の詰まりやすさを増す原因になります。
また、皮脂の質の変化は肌のバリア機能の低下を招くため、毛穴が開くことにつながってしまうのです。

毛穴が目立たなくなる4つのセルフケア

丁寧なセルフケアを続けることによって、毛穴が少しずつ目立たなくなる可能性があります。
ここでは、基本的な4つのセルフケアについて見ていきましょう。

汚れをきちんと落とす

毎日のクレンジングで、肌の汚れや余分な皮脂をしっかりと落とすことが大切です。
気になる部分は丁寧にマッサージするように洗いましょう。
洗顔はたっぷりの泡でやさしく洗うことがポイントです。

保湿をしっかり行う

肌タイプに合った保湿剤を選び、毎日のスキンケアに取り入れましょう。
特に、セラミドなど保湿成分が豊富な製品は肌の水分保持能力を高め、乾燥による毛穴の目立ちを防ぎます。

また、十分な水分摂取は体の内側からの保湿にもつながります。
日々の水分補給を心がけてください。

紫外線を避ける

紫外線は、肌の老化を早める大きな原因のひとつです。
日焼け止めを使用することで、毛穴の開きや肌の老化を防げます。
また、帽子や日傘などを利用して、直射日光を避けることも重要です。

生活リズムを整える

肌の再生と修復は、睡眠中に活発に行われます。
質の高い睡眠をとることを意識しましょう。
また、ビタミンやミネラルを豊富に含むバランスのよい食事は、肌の健康を内側からサポートしてくれます。

ストレスは皮脂の過剰分泌や肌トラブルの原因になるため、リラクゼーションや趣味の時 間を持つことで、こまめにストレスに対処しましょう。

【価格別】セルフケアでは改善しない毛穴治療

ここでは、セルフケアでは改善しない毛穴治療について価格別にご紹介します。

<治療の流れ>

初診時には、患者さまの肌の状態を診察、お悩みを伺った上で適切な治療計画を提案します。
治療方法によっては数回治療が必要になる場合があり、必要に応じアフターケアについてもアドバイスします。

2万円以下

<イソトレチノイン>

イソトレチノインは、ビタミンA誘導体の経口薬です。
皮脂の過剰分泌や角化の異常を抑えることでニキビを減らし、新たなニキビの発生を抑える効果があります。

また、毛穴の黒ずみや毛穴の開き、皮脂の分泌を抑制する効果も期待できます。
ただし、副作用には注意が必要です。

<治療期間・回数・費用>

日本では自由診療であり、公的な保険は適用されません。

イソトレチノイン1日あたり20mg、30日分16,500円(税込)
<副作用・リスク>

・唇や肌の乾燥、催奇形性、肝機能障害、関節痛、筋肉痛、骨の痛み、脱毛、頭痛、うつ病

イソトレチノインは、肝機能異常や高脂血症がまれな副作用として挙げられるため、内服開始時と治療から一ヶ月後に採血が必要です。健診などの採血で普段採血異常がない場合には初回の採血をスキップすることがあります。また、イソトレチノイン(アキュテイン)の内服量を増量した場合も、適宜採血が必要です。

実際に採血異常が出ることはまれですが、採血異常が出た場合は再検査もしくは減量、内服中止など結果に応じて判断します。

<服用できない方>

服用期間中と服用後1か月は、妊娠できません。
妊娠した場合は、すぐ医師にご相談ください。

  • 妊娠中、妊娠希望のある方、授乳中の方・12歳未満の方
  • 強い肝機能障害のある方
  • ビタミンA過剰症の方
  • 過去にイソトレチノインでアレルギー症状を起こした方

イソトレチノインの詳細を知りたい方はこちらのページをご覧ください。

5万円以下

<ダーマペン×CLR>

ダーマペンは髪の毛よりも細い針で肌に小さな穴を開け、自然治癒力によりさまざまな肌トラブルにアプローチする施術です。

コラーゲンやエラスチンなど肌にとって大切な成分を作りやすくするため、毛穴の黒ずみや開きに効果が期待できます。
CLRローションでホームケアするのもおすすめです。

当院のダーマペン施術では、一人ひとりの肌状態やお悩みに合わせて針を刺すときの深さを調整しながら施術をします。たとえば肝斑があらわれている部位に針を深く刺しすぎてしまうと、色素沈着の症状悪化を引き起こす可能性があるためです。このような理由があり、針を刺す深さを患者様によって一人ひとり慎重に調整しております。

<治療期間・回数・費用>

ダーマペンは自由診療のため、公的保険は適用されません。

1回の施術だけでは効果を実感しにくいため、基本的に複数回の施術が必要です。
症状により異なりますが、期待する効果を実感できる目安は、月1回の頻度で3回目からです。
3〜5回の施術回数が目安になります。

全顔1回 38,500円(税込)
1回 22,000円(税込)

※上記料金には1種類の薬剤が含まれています。

※2種類以上の薬剤を使用するときは、別途3,300円追加料金がかかります。(対応薬剤:  CLRローション、BENEVなど)

<副作用・リスク>
  • 出血、痛み、色素沈着、ほてり、赤み、内出血など
  • 施術後に赤みが出る場合がありますが、ほとんどの場合は数時間でおさまります。
  • 施術後に内出血が出ることがありますが、ほとんどの場合は5日ほどでおさまります。
  • 施術後の肌は敏感なため、日焼け止めや日傘などを使っての紫外線対策が必要です。
<施術できない方>
  • 金属アレルギーの方
  • 妊娠中の方
  • 皮膚に傷や感染症がある方

ダーマペンの詳細を知りたい方はこちらのページをご覧ください。

<ジュべルック手打ち>

手打ちとは、医師による注射治療のことです。
ジュベルックは局所注射によるピンポイントな投与ができるため、幅広い肌の悩みに対応しやすいのが特徴です。

ジュべルック注射の主成分であるポリ乳酸は、1〜2年かけてゆっくり体の中で分解されます。
肌の深層に作用し長期にわたってコラーゲンの生成を促進するため、効果が持続しやすいのです。
肌の弾力性や質感が改善されるため、毛穴の開きやたるみに効果が期待できます。

<治療期間・回数・費用>

ジュベルック手打ちは自由診療のため、公的保険は適用されません。

1ヶ月おきに3回の施術が目安です。
1年半かけて吸収されるため、長期的な効果が見込めます。

顔広範囲1回 77,000円(税込)
1回 38,500円(税込)
<副作用・リスク>
  • 局所注射:内出血、赤み、腫れ、むくみ、ごくまれに硬結など

ジュベルックの詳細を知りたい方はこちらのページをご覧ください。

10万円前後

<ポテンツァ×ボトックス|ポテンツァ×ジュベルック>

ポテンツァは、細い針を刺した後にラジオ波という高周波エネルギーを照射する施術です。
ジュベルックやマックームというポリ乳酸の薬剤を使うとコラーゲンを作らせる効果があり、肌のハリが出て毛穴が目立ちにくくなります。当院では、針を使わずに皮膚表面からRF(高周波)治療を行い、顔や首のひきしめを行う新しいハンドピースも揃え、マイクロニードルによるダウンタイムなく肌質改善を行う施術も揃えています。

また、ボツリヌストキシンというA型ボツリヌス毒素から毒性を取り除いて作られた薬剤を併用すると薬剤が均一に注入できるため、皮脂の分泌を抑えて毛穴の開きを改善する効果があります。
10万円前後という高い価格帯ではありますが、ポテンツァは肌質改善が期待できる施術といえるでしょう。

<治療期間・回数・費用>

ポテンツァは自由診療のため、公的保険は適用されません。

症状や状態により個人差はありますが、施術頻度は4〜6週間に1回、効果を実感しやすい施術回数は、4回以上が目安です。

全顔(ボトックス)1回 88,000円(税込)
全顔(ジュベルック、マックーム)1回 110,000円(税込)
<副作用・リスク>
  • 出血、色素沈着、痛み、ほてり、赤み、内出血など
  • 施術後はニキビが一時的にできる可能性があります。
<施術が受けられない方>
  • 妊娠中の方
  • ペースメーカーなど利用中の方
  • 患部に感染症や創傷などがある方
  • 患部に金属の糸やプレートを入れている方

ポテンツァの詳細を知りたい方はこちらのページをご覧ください。

<トライフィル×ジュベルック>

トライフィルは炭酸ガスを用いて皮膚の下に浅く小さな空間を作り、肌悩みに合わせた薬剤を注入することでコラーゲンやエラスチンの生成を促します。当院ではダウンタイムを短くしたい方のために、注入する炭酸ガスの量や吸引力など一人ひとりにあわせた施術を心がけています。施術後のダウンタイムに不安がある方は、お気軽にご相談ください。

炭酸ガスの働きによって患部の酸素量や血液量を増やす効果が知られています。
肌の自然治癒能力を高めることにつながるため、毛穴の開きや毛穴のたるみを改善する効果が期待できる施術です。

<治療期間・回数・費用>

トライフィルは、自由診療のため公的保険は適用されません。

1ヶ月に1回程度の頻度で3回以上、効果を実感できるタイミングは3ヶ月目以降が目安です。

顔100ショット(ジュベルック)99,000円(税込)
<副作用・リスク>
  • 赤み、腫れ、内出血、色素沈着、カサブタ、熱感、針の跡、点状出血、皮下気腫など
<施術が受けられない方>
  • 妊娠中の方
  • 患部に強い炎症がある方
  • 使用する薬剤に過敏症がある方
  • 患部に傷や感染症がある方

トライフィルの詳細を知りたい方はこちらのページをご覧ください。

毛穴のお悩みは「池袋駅前のだ皮膚科」へご相談ください

セルフケアを続けているのに毛穴の開きが改善しなくて困っている方は、クリニックでの治療を検討することも選択肢のひとつです。

池袋駅前のだ皮膚科では、患者さまの状況に合わせた適切な治療をご提案いたします。
ひとりで悩まず、まずはお気軽にご相談ください。

当院の受付システムについては、こちらをご確認ください。

【池袋駅前のだ皮膚科|野田真史 監修】

<イソトレチノインについて>

・未承認医薬品等

イソトレチノインは、医薬品医療機器等法上において国内で承認されていません。

・入手経路等

インドのCipla社から個人輸入しています。

個人輸入された医薬品等の使用リスクに関する情報はこちらのページ(https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/index.html)をご確認ください。

イソトレチノインの個人輸入についての厚生労働省の注意喚起はこちらのページ(https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/kojinyunyu/050609-1b.html)をご確認ください。

・国内の承認機器の有無

国内で同程度の効能・効果で承認されている国内承認医薬品薬剤はありません。

・諸外国における安全性等に係る情報

米国のFDA(食品医薬品局)など諸外国で承認されています。
胎児の催奇形性、鬱、精神病などの精神疾患の副作用も報告されています。

<ダーマペン4について>

・未承認医薬品等

ダーマペン4は医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認医療機器です。

・入手経路等

当院医師の判断の元、オーストラリアのDermapenWorld社より個人輸入しています。

・国内の承認機器の有無

同一の成分や性能を有する他の国内承認機器等はありません。

・諸外国における安全性などに係る情報

諸外国において、治療に伴う重大な副作用の報告はありません。

<ジュベルックについて>

・未承認医薬品等

ジュベルックは医薬品医療機器等法上、未承認医療機器です。

・入手経路等

当院医師の判断の元、ネイチャーフォース・ジャパン社より個人輸入しています。

・国内の承認医薬品等の有無

同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等はありません。

・諸外国における安全性等に関する情報

ジュベルックは、米国FDAと韓国KFDAの承認を受けており、皮内注射における安全性が認められています。

<ポテンツァについて>

・未承認医薬品等

ポテンツァは医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認医療器機です。

・入手経路等

当院医師の判断の元、Jeisys Medical社より個人輸入しています。

・国内の承認機器の有無

同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等はありません。

・諸外国における安全性等に係る情報

米国FDA、欧州CE、韓国MFDSで承認されています。

<トライフィルプロについて>

・未承認医薬品等

トライフィルプロは医薬品医療機器等法上、未承認医療機器です。

・入手経路等

メトラス社経由にて入手しています。

・国内の承認医薬品等の有無

同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等はありません。

・諸外国における安全性等に関する情報

トライフィルプロは、韓国食品医薬品安全省(MFDS)の承認を受けています。