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イソトレチノインで重症ニキビ・酒さを根本治療|池袋駅前のだ皮膚科【専門医による内服治療】

「保険診療のニキビ治療でなかなか治らない」「ニキビ跡が増えてきて困っている」そのようなお悩みはありませんか。

イソトレチノインは、重症ニキビの治療薬として世界的に使用されている内服薬です。繰り返すニキビや皮脂腺の働きが関係するタイプの酒さ、過剰な皮脂分泌、毛穴の開きなどに対して効果が期待できます。

本記事ではイソトレチノインの効果や特長、治療の流れ、副作用、注意点について、知っておきたいポイントをわかりやすく解説します。重症ニキビや酒さでお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

目次(クリックで開閉)

イソトレチノインとは?効果と特長

イソトレチノインはビタミンA誘導体の経口薬です。過剰な皮脂分泌を抑え、毛穴詰まりを改善し、炎症を和らげる作用があります。

アメリカでは重症ニキビの治療薬として40年以上にわたり使用され、FDA(アメリカ食品医薬品局)にも正式に承認されています。[1]海外では保険適応内で治療が受けられますが、日本では保険適応外の薬です。

皮脂を根本から抑える

ニキビの主な原因の1つは皮脂の過剰な分泌です。皮脂が多すぎると毛穴が詰まりやすくなり、炎症の原因になります。

イソトレチノインには皮脂腺を退縮させる働きがあり、皮脂の分泌を減らす作用があります。ある研究では16週間のイソトレチノイン治療により皮脂分泌が約88.4%減少し、皮脂腺のサイズも著しく縮小したことが報告されました。[3]

イソトロインは皮脂分泌の抑制を通して、ニキビの原因に直接アプローチします。また皮脂腺の異常が関与するタイプの酒さに対しても効果が期待できます。

重症ニキビ・酒さに効く

非常に治りにくいタイプのニキビとして知られる「嚢胞性ざ瘡(のうほうせいざそう)」は、皮脂腺の炎症と詰まりが重度です。一般的な外用薬や抗生物質では、効果が不十分なこともあります。海外ではこのような重症ニキビに対し、イソトレチノインによる治療が推奨されており、高い治療効果が報告されています。

ある臨床試験では嚢胞性ざ瘡の患者にイソトレチノイン治療を行ったところ、95〜98%の改善が確認され、治療後も平均して38か月にわたり維持できたと報告されました。[2]

重症ニキビについては「なぜ重症にきびは出来るのか?その予防と治療方法」でも詳しく解説しています。こちらも参考にご覧ください。

他のニキビ治療との違い

イソトレチノインは、従来の抗菌薬や外用薬でのニキビ治療とは作用のしくみが異なります。

抗菌薬(内服・外用)はニキビの原因菌を抑える作用がありますが、耐性菌の問題もあり、長期使用ができません。とくに、重症ニキビに対しては効果に限界があります。

他の外用薬(アダパレン、ベピオ、デュアックなど)も毛穴詰まりの改善や、軽〜中等度のニキビには有効ですが、皮脂分泌への影響や効果は限定的です。イソトレチノインは皮脂腺そのものに作用し、ニキビの原因に直接アプローチします。

こんな方におすすめです

こんな方におすすめのイメージ画像

イソトレチノインは次のような症状でお悩みの方におすすめです。

  • 繰り返しニキビができる方(あご・口周り・背中など)
  • 大きくしこりがちな炎症性ニキビ(嚢腫性・結節性)が多い方
  • 酒さで赤みやブツブツ(丘疹・膿疱)が続いている方
  • 外用薬・抗菌薬・ピーリングなどで十分な効果を実感できなかった方
  • ニキビ跡が残りやすい、悪化しやすい方
  • 毛穴の黒ずみや詰まりが気になる方
  • 皮脂の分泌が過剰で、テカリが気になる方

皮脂分泌を根本から抑えるという作用機序があるため、ニキビや酒さ、毛穴詰まり、皮脂分泌などでお悩みの方に適した治療です。

イソトレチノイン治療の流れ・経過

イソトレチノイン治療の流れ、経過のイメージ画像

イソトレチノイン治療の流れがどのように進むのか、肌の変化もあわせて見ていきましょう。

ニキビの診察・採血

初回の診察では医師がニキビの重症度を確認し、イソトレチノインが適しているかを判断します。治療前には肝機能や脂質(とくに中性脂肪)を調べるために血液検査を実施し、副作用のリスクを事前に確認します。

女性は妊娠を避ける必要があり、治療に向けた準備が必要です。定期的に健診などで採血をしていて異常がない場合は、治療前の血液検査を省略することがあります。

服用開始

通常1日20mgを1回食後に服用します。体重や症状に応じて、用量を調整することもあります。必ず医師に指示された用法・用量を守りましょう。服用中は紫外線の影響を受けやすくなるため、日焼け止めを使用してください。

また、副作用として唇や皮膚の乾燥、鼻粘膜の乾燥による鼻血などがよくみられます。乾燥が辛い場合は必ず医師に相談してください。内服を継続することが重要のため、1日おき、または週2回などに内服の頻度を下げるかどうか、医師の指示で服用頻度を調整します。

1か月後|経過観察・副作用チェック

服用開始から1か月後は皮脂量の低下が始まり、少しずつ新しいニキビができにくくなってくる時期です。1か月経過後に再度診察と血液検査を実施します。

まれな副作用として採血異常がみられるため、肝機能や脂質の変化などの副作用の有無を確認します。重篤な副作用や採血異常がなければ、治療を継続する方針を立てます。

3か月後|効果が現れ始める時期

3か月後は、症状の改善が見られ始める時期です。炎症性のニキビが減り、肌質の変化を実感する方も多くなります。

効果の程度を確認し、必要に応じて用量の調整や治療方針の見直しを行います。副作用の有無を確認しながら、治療を継続するケースが多いです。

イソトレチノインの効果が出る時期については「【皮膚科医が解説】イソトレチノインの効果はいつから?治療後の肌の変化も紹介」でも詳しく解説しています。

6か月後|治療終了が見えてくる時期

6か月後は、治療終了が見えてくる時期です。多くの場合は炎症性のニキビが大幅に減少し、新しいニキビがほとんどできなくなります。皮脂分泌も落ち着き、テカリや化粧崩れが気にならなくなるなど、肌のコンディションの変化を実感しやすくなります。

残っている赤み・色素沈着・毛穴の開きの改善度を確認し、必要に応じて外用薬やレーザー治療を組み合わせることもあります。治療終了の判断や、もう少し続けた方がよいかを医師と相談するタイミングです。

治療期間の目安

イソトレチノインの治療期間は一般的に 4〜12か月 です。重症度に応じて6か月以上の治療期間になるケースも多く、1日量(0.5〜1.0mg/kg/日)と累積投与量を適切に管理することで、再発率の低下につながる可能性があると報告されています。とくに、累積投与量が120〜150mg/kg に到達すると、再発が少ない傾向があるとされています。[4]

治療終了|再発防止のフォロー

ある研究によると、イソトレチノイン治療後の再発率は 10〜60%の範囲と報告されています。[4]治療終了時にまだニキビが残っている場合や、累積投与量が不足している場合に再発しやすい傾向があります。

治療終了後は皮脂分泌が徐々に回復しますが、治療前ほど過剰になることは少なく、多くの場合は抑制効果が持続します。

再発を防ぐためには累積投与量の確保に加え、刺激の少ない洗顔や保湿ケアで皮膚のバリア機能を保つことが大切です。睡眠不足やストレス、糖質中心の食事も悪化要因となるため、規則正しい生活を心がけましょう。日中は乾燥や紫外線の影響を防ぐため、日焼け止めを使用してください。

イソトレチノインの治療期間について、さらに詳しく知りたい方は以下のYouTube動画もご覧ください。

イソトレチノインの副作用と安全に治療を受けるために

イソトレチノインの副作用と安全に治療を受けるために のイメージ画像

イソトレチノインには注意すべき副作用がいくつかあります。とくに重要なのは、胎児の催奇形性と皮膚・粘膜の乾燥です。2024年のアメリカ皮膚科学会ガイドラインでも強調されています。[5]

妊娠中・授乳中の服用はNG

妊娠の可能性がある方や妊娠している方が服用した場合、以下のようなリスクがあります。

  • 胎児の奇形
  • 死産や流産のリスク上昇

妊娠の可能性がある方や妊娠中の方は服用できません。また女性の場合、最後の服用から1か月は避妊が必要です。

よくある副作用

イソトレチノインは皮脂分泌を抑制するため、皮膚や粘膜の乾燥が起こりやすくなります。アメリカ皮膚科学会のガイドラインでも、頻度が高い副作用として以下があげられています。[5]

  • 皮膚炎
  • 口角炎
  • ドライアイ
  • 鼻出血
  • 軽度の脱毛
  • 関節痛・筋肉痛など

多くは軽度の症状で、ワセリンや保湿剤の使用、点眼、乾燥予防などで対応できます。乾燥が強い場合は、医師の指示で服用頻度を調整することも可能です。

池袋駅前のだ皮膚科では、ニキビ・酒さ専用の保湿剤をご用意しています。詳しくは「ベーシックケア」のページをご覧ください。

やってはいけないケアについては「NGな毛穴ケアとは?毛穴トラブルの原因や正しいケアについても解説」で解説しています。

注意すべき重篤な副作用

重篤な副作用はまれですが、以下の症状が現れた場合は速やかに受診しましょう。

  • 肝機能障害、脂質異常症:定期的な血液検査でモニタリングを行います
  • 強い頭痛や吐き気:まれに頭蓋内圧が上昇する可能性があるため、すぐに医師に相談してください

以前に報告があったうつ病や炎症性腸疾患については、実際の因果関係は明確ではないとされています。[5]いずれの副作用も、医師の指導のもとで適切に対応すれば、多くの場合はコントロール可能です。

また、飲み合わせに注意が必要な薬があります。たとえば、頭蓋内圧を上昇させる可能性があるテトラサイクリン系抗生物質は、頭痛などの副作用が出やすくなります。

他にも、ビタミンAの内服薬は、ビタミンA過剰症を招くおそれがあります。内服中の薬がある場合は、必ず医師にご相談ください。

イソトレチノインの副作用については「イソトレチノインの副作用は怖い?注意すべき副作用を紹介」でも詳しく解説しています。こちらも参考にご覧ください。

注意点

イソトレチノインは強い作用を持つ薬のため、以下の方は服用できません。

  • 妊娠の可能性がある方、妊娠中の方、授乳中の方
  • 12歳未満の小児

イソトレチノインは、医師の診察により治療が必要と判断された方のみ使用できる薬です。厚生労働省では、海外からの医薬品等の個人輸入を推奨していません。[6]

副作用の発見を見逃す危険性があるため、必ず専門の医師による診察を受けるようにしてください。

安全に治療を進めるための当院の体制

池袋駅前のだ皮膚科では、定期的な診察はもちろん、血液検査で肝機能や脂質を確認しながら、治療を続けられるようサポートしています。副作用を早期に発見するために、以下のタイミングで採血を実施しています。

  • 治療開始時(健診などで定期的に採血して異常がない場合、省略することもあり)
  • 服用開始から1か月後
  • 投与量を増やしたとき

また、用量が少ない場合でも異常が出る可能性があるため、長期内服する場合は半年に1回程度の血液検査を推奨しています。検査結果に応じて再検査や用量調整、中止など医師が適切に判断します。

副作用が気になる場合は、自己判断で中断せず、早めにご相談ください。

イソトレチノインの副作用や注意点、飲み方に関して、さらに詳しく知りたい方は以下のYouTube動画もご覧ください。

イソトレチノインと他の治療との違い

比較、と描かれた画像

イソトレチノインと他の治療との違いは、作用する範囲やアプローチする深さにあります。

ケミカルピーリングは角質や皮脂腺に対して、皮膚の外から局所的に作用し、毛穴詰まりや炎症を改善します。Vビームレーザー治療やサブシジョンなどは、赤みやニキビ跡などの症状に対して改善が期待できます。

一方、イソトレチノインは内服薬として体内に作用し、皮脂腺の働きを抑えて皮脂分泌そのものを減らす効果が期待できます。ニキビの発生源に直接アプローチできる点が、局所的な施術との大きな違いです。

目的や症状の重症度によって適した治療は異なるため、医師と相談しながら選択することが大切です。

池袋駅前のだ皮膚科のイソトレチノイン症例

下の写真は保険適用のニキビ治療で3年間治らず当院を受診した重症のニキビ患者様です。

症例写真1-1
症例写真1-2
症例写真1-3
治療内容 ニキビ治療。半年のイソトレチノイン内服、並行してVビーム2によるレーザー治療
治療期間・回数 半年間、Vビーム2によるレーザー治療を7回
費用 イソトレチノイン20mg/日で30日分16,500円を6ヶ月
Vビーム頬から下 22,000円を7回
リスク・副作用 イソトレチノイン:胎児奇形、皮膚や粘膜の乾燥、頭痛、筋肉痛、骨痛うつ病など
Vビーム2:赤み、むくみ、内出血、水疱、色素沈着、色素脱失など
院長コメント 写真のようなボコッとした大型のニキビは保険適用内の治療が難しいことが多々あり、その際はイソトレチノインで速やかに治療することでニキビ跡の赤みや凹みが悪化することを防げます。ニキビ跡になると治療がさらに難しくなるので、なるべくニキビを早く治してニキビ跡が出ないように予防することがニキビ跡対策になります。

イソトレチノインを難治性ニキビに使用した症例(20代男性)

症例写真2-1
症例写真2-2
症例写真2-3
治療内容 ニキビ治療。イソトレチノイン内服とVビーム2のレーザー治療
治療期間・回数 7ヵ月間、レーザー治療を5回
費用 イソトレチノイン20mg/日を7ヶ月分で16,500円、トータル115,500円
Vビーム全顔 33,000円を5回、トータル165,000円
リスク・副作用 イソトレチノイン:胎児奇形、皮膚や粘膜の乾燥、頭痛、うつ病など
Vビーム2:赤み、むくみ、内出血、水疱、色素沈着、色素脱失など
院長コメント 当院で7ヶ月イソトレチノイン内服を続けたことでニキビは消えています。この患者様は赤みも同時に治療を希望されVビーム2 のレーザー治療を5回、イソトレチノインと併用したので赤みも目立たなくなっています。

重症酒さに対してイソトレチノイン治療を行った症例

症例写真3
治療内容 重症酒さに対するイソトレチノイン内服とVビーム2によるレーザー治療
治療期間・回数 2ヵ月間、イソトレチノイン20mg/日、隔日で8ヵ月間
Vビームを6回
費用 イソトレチノイン20mg/日を1ヶ月分で16,500円、トータル99,000円
Vビーム頬から下 22,000円を6回、トータル132,000円
リスク・副作用 イソトレチノイン:胎児奇形、皮膚や粘膜の乾燥、頭痛、うつ病など
Vビーム2:赤み、むくみ、内出血、水疱、色素沈着、色素脱失など
院長コメント イソトレチノイン治療を行った酒さ患者様の経過写真。3年前からボツボツと赤ら顔がひどくなり保険診療の塗り薬や飲み薬、メトロニダゾールが効かずに当院を受診し、当院での治療から1年後には写真のように改善しました。酒さのポツポツは消えて内服終了後も再発していません。同時にVビーム2のレーザー治療を6回行うことで、酒さによる赤ら顔も目立ちにくくなっています。

酒さによるぼつぼつ毛穴に悩む方の症例(20代女性)

症例写真4

鼻の黒ずみでお悩みだった20代女性の患者様。酒さによるぼつぼつも気になっていたのでイソトレチノインで治療を開始したところ、1ヶ月後には酒さのぼつぼつは消え、毛穴の黒ずみもほぼ消失しました。他にも肌質がツルッとして改善したりと鼻の黒ずみ以外にも全般的な効果が早い段階で出ました。
内服開始後1週間では逆に赤いぼつぼつが増えてしまい心配でしたが一過性で、1ヶ月続けてもらったところいい結果が出ました。

治療内容 イソトレチノイン20mg/日を1ヶ月
スキンケアはベーシックケアAZクリアローション
治療期間・回数 1ヶ月のイソトレチノイン内服
費用 イソトレチノイン20mg/日を1ヶ月で16,500円
リスク・副作用 胎児奇形、皮膚や粘膜の乾燥、頭痛、うつ病など
院長コメント イソトレチノインには注意点もありますので毛穴の黒ずみ単独であればCLRローション併用のダーマペンがおすすめです。
・ニキビや酒さのぼつぼつができる場合
・他の毛穴治療が過去効かなかった場合
にはイソトレチノインで毛穴治療を行うとより確実な黒ずみケアが実現できます。CLRローションとイソトレチノインは併用可能で、同時に行うとさらに強力な毛穴の黒ずみケアが可能になります。

イソトレチノインを毛穴に使用した症例(20代女性)

症例写真5-1
症例写真5-2
症例写真5-3

※写真は同じ人物です。症状がわかりやすいように拡大写真を複数掲載しています。

治療内容 長年鼻の毛穴、特に黒ずみでお悩みだった患者様です。イソトレチノインとCLRローション併用のダーマペンという2つの治療を組み合わせ1年5ヶ月後には毛穴の黒ずみがほぼ消失してツルッと肌質もきれいになりました。
治療期間・回数 約1年5か月・3回
ダーマペン4(CLRローション併用)を期間中に合計3回施術しました。
イソトレチノイン20mg/日を6ヶ月、その後20mg隔日を4ヶ月処方しました。
費用 ダーマペン4(CLRローション併用)
22,000円×3回=66,000円(税込)
イソトレチノイン内服薬 20mg 30日分
16,500円×6か月=99,000円(税込)
イソトレチノイン内服薬 20mg隔日 30日分
8,250円×4か月=33,000円(税込)
合計132,000円(税込)
リスク・副作用 ダーマペン:むくみ、痛み、内出血、色素沈着
イソトレチノイン:催奇形性、乾燥、頭痛、筋肉痛、骨痛
院長コメント 2つの毛穴治療を組み合わせることで効果的に毛穴の黒ずみと開きを抑えることができました。さらに毛穴の開きを改善させるならジュベルック局注などの治療がありますが、ここまでよくなれば毛穴治療は一度完了になります。
ここでお示しした二人の患者様に使ったイソトレチノイン内服薬には、さまざまな注意点があるため、毛穴のお悩みに対して気軽に使う治療方法ではありません。
ただしこの患者様のようにさまざまな治療方法を試したけれど効果が実感できなかったときには、他の毛穴治療と併用することで黒ずみ除去の効果を高められます。

イソトレチノインを毛穴に使用した症例(40代女性)

症例写真6-1
症例写真6-2

※写真は同じ人物です。症状がわかりやすいように拡大写真を複数掲載しています。

治療内容 取れない鼻の黒ずみについて、長年お悩みだった患者様です。即効性のある治療を希望されたため、「ダーマペン4(CLRローション併用)」と「イソトレチノイン内服薬」を組み合わせて治療しました。治療開始から5か月後には、毛穴の黒ずみが目立ちにくくなりました。
治療期間・回数 約5か月・4回
ダーマペン4(CLRローション併用)を月に1回、合計4回施術しました。
イソトレチノイン内服薬20mg/日を5か月処方しました。
費用 以下の施術は公的医療保険が適用されない自由診療です。
「イソトロイン(成分名:イソトレチノイン)」
20mg/日30日分16,500円×5か月分=82,500円(税込)
「ダーマペン4(CLRローション併用)」
22,000円×4回=88,000円(税込)
合計費用170,500円(税込)
リスク・副作用 「イソトレチノイン」
唇や肌の乾燥、肝機能障害、関節痛、筋肉痛、骨の痛み、脱毛、頭痛、うつ病など
「ダーマペン」
むくみ、痛み、内出血、色素沈着
院長コメント 黒ずみ除去の効果を高めるために、ダーマペン4とイソトレチノインという2種類の治療を組み合わせて対応した症例です。ダーマペンは細い針のついた器械を使って肌に小さな穴を開けることにより、自然治癒力を促進してさまざまな肌トラブルにアプローチする施術です。期待した効果が出るまで個人差はありますが、ダーマペン4は月に1回の頻度で5回を目安にしています。
この患者様に使ったイソトレチノイン内服薬には、さまざまな注意点があるため、毛穴のお悩みに対して気軽に使う治療方法ではありません。
ただしこの患者様のようにさまざまな治療方法を試したけれど効果が実感できなかったときには、他の毛穴治療と併用することで黒ずみ除去の効果を高められます。
また個人差はありますが、黒ずみ除去をしても、施術後に毛穴の開きの症状だけが残ってしまう方もいます。
その場合には、当院で受けられる「キュアジェット」、「トライフィルプロ」や「ジュベルックの手打ち施術」で対応すると、毛穴の開きの改善が期待できます。
ジュベルックとはポリ乳酸(PDLLA)を主成分とした薬剤です。患部にジュベルックを注入することで、コラーゲンの生成を促進して毛穴の開きといった肌悩みに効果が期待できます。期待した効果が出るまで個人差はありますが、目安となる施術間隔は1か月おきの3回です。期待した効果を維持したい場合は、さらに半年~1年に1回を目安に施術を受けるとよいでしょう。キュアジェットやトライフィルプロといった器械を使ってジュベルックを投与すると、より効果が上がる場合があります。

脂腺増殖症でお悩みだった方の症例

症例写真7

写真はひたいの3ミリほどの黄色いできもの、脂腺増殖症を当院でイソトレチノイン内服を開始してから6か月後の症例。完全に消失して平坦になっているのがわかります。写真では1箇所だけを拡大して見せていますが、ほかの多発していた脂腺増殖症も消えました。

治療内容 イソトレチノイン20mg/日を6ヶ月
治療期間・回数 6ヶ月のイソトレチノイン内服
費用 イソトレチノイン 20mg/日 30日分を6ヶ月分 16,500円 x 6
リスク・副作用 催奇形性、乾燥、肝機能異常、脂質異常、筋肉痛、関節痛、脱毛
院長コメント この患者様では過去にオペで除去もしたのですが、脂腺増殖症が20個以上顔に多発していて定期的に増えていく状態でしたので、説明の上イソトレチノインを選択しました。ただし、高周波メスで除去した場合と違って内服が終わったら再発する可能性もあるので、ここはまだ経過をみる必要があります。

5年以上保険適応の塗り薬や飲み薬で治らないとニキビでお悩みだった10代女性の症例

症例写真8
治療内容 ニキビ治療。イソトレチノイン内服とVビーム2によるレーザー治療
治療期間・回数 8ヵ月間、イソトレチノイン20mg/日、隔日で2ヵ月間(計10ヵ月間)
費用 「イソトロイン(成分名:イソトレチノイン)」
・20mg/日30日分16,500円×8か月分=132,000円(税込)
・20mg/隔日30日分8,250円×2か月分=16,500円(税込)
「Vビーム2」
・全顔 33,000円(税込)×3回=99,000円(税込)
合計費用:247,500円(税込)
リスク・副作用 イソトレチノイン:胎児奇形、皮膚や粘膜の乾燥、頭痛、うつ病など
Vビーム2:赤み、むくみ、内出血、水疱、色素沈着、色素脱失など
院長コメント イソトレチノインを使ってニキビ自体は完治しました。内服と同時にニキビあとの赤みにVビーム2によるレーザー治療を3回行うことで薄いニキビ跡の赤みがわずかに残る程度にまで改善しました。赤いポツポツだけでなく細かい黒ニキビもイソトレチノインの効果で消えています。

イソトレチノインの費用

イソトレチノインは、公的保険が適用されない自由診療です。

イソトレチノイン(アクネトレント、20mg/日)30日分 16,500円

症状に応じて用量を調整する場合があり、費用が前後することがあります。診察料や処方料は別途必要となりますので、詳細は「料金表」のページをご確認ください。

池袋駅前のだ皮膚科の特徴

池袋駅前のだ皮膚科の看板の画像

当院ではイソトレチノインによる副作用のリスクを防ぐため、服用開始時、1か月後、投与量を増やしたときに血液検査を実施しています。

患者さまのご希望に応じて、ニキビ跡の赤み改善に効果が期待できるVビーム2の併用も行っています。イソトレチノイン内服中でも、Vビームをはじめとしたレーザー治療は問題なく行うことが可能です。

Vビームについては「Vビームで赤ら顔、毛細血管拡張症や赤あざを治す」をご覧ください。

当院は、池袋駅東口徒歩1分の便利な立地にあります。平日は19時30分、土日は17時30分まで受付をしているため、お仕事で忙しい方でも通院しやすい環境を整えています。

レーザーなどでの治療はお電話での予約受付と、できるかぎり当日施術も受けています。詳しくは、Web受付システムのページをご確認ください。

イソトレチノインに関するよくある質問

Q&Aの画像
イソトレチノインはニキビ跡に効果がありますか?
すでにできてしまったニキビ跡に対して、イソトレチノイン単独で大きな改善をもたらす効果は限定的です。ただし近年の研究では、低用量のイソトレチノインを服用しながらレーザー治療を併用することで、ニキビ跡にも改善が見られたと報告されています。[7]
ニキビ跡の治療は症状に応じて方法が異なるため、医師と相談しながらご自身に合った治療を検討しましょう。
ニキビ跡の治療については「ニキビ跡の治療をしたい!顔のクレーターを皮膚科治療する方法とは」でも詳しく解説していますので、こちらもぜひ参考にご覧ください。
イソトレチノインを内服すると太りますか?
現時点では、イソトレチノインの服用が体重増加に直接つながるという科学的根拠は示されていません。ただし、副作用として中性脂肪やコレステロール値が上昇する場合があるため、体重管理に影響を及ぼす可能性もゼロではありません。
また、乾燥や体調の変化によって食生活や運動習慣に影響を及ぼし、体重が増えるケースも考えられます。気になる変化がある場合は、早めに医師にご相談ください。
イソトレチノインはなぜ日本で未承認なのですか?
日本で未承認の理由は、効果がないからではありません。イソトレチノインは胎児への催奇形性や肝機能・脂質異常などの副作用管理が非常に重要な薬です。厳格な管理体制が求められるため、日本ではまだ承認に至っていないのが現状です。
日本国内では、多くの医療機関が医師による管理のもと独自に輸入し、適応のある患者さまに使用しています。当院でも診察・採血・副作用チェックを徹底し、安全に治療を受けられる体制を整えています。

重症ニキビのイソトレチノイン治療なら、池袋駅前のだ皮膚科へ

池袋駅前のだ皮膚科、のだ院長の写真

イソトレチノインは皮脂の分泌を抑え、毛穴の詰まりや炎症を改善する効果が期待できる治療薬です。一方で胎児への影響や肝機能・脂質異常などの注意すべき副作用があるため、必ず医師の指示に従って服用しましょう。

池袋駅前のだ皮膚科では、血液検査による厳格な副作用チェックや症状に応じたきめ細やかな用量調整を行い、治療を安全に進める体制を整えています。治りにくい重症ニキビや酒さでお悩みの方は、まずは当院へお気軽にご相談ください。

【池袋駅前のだ皮膚科 野田真史監修】

イソトレチノインについて

未承認医薬品等(異なる目的での使用)

イソトレチノインは、医薬品医療機器等法上において国内で承認されていません。

入手経路等

インドのCipla社から個人輸入しています。

個人輸入された医薬品等の使用リスクに関する情報はこちらのページ(https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/index.html)
イソトレチノインの個人輸入についての厚生労働省の注意喚起はこちらのページ(https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/kojinyunyu/050609-1b.html)をご確認ください。

国内の承認医薬品の有無

国内で同程度の効能・効果で承認されている国内承認医薬品薬剤はありません。

諸外国における安全性などに係る情報

米国のFDA(食品医薬品局)など諸外国で承認されています。胎児の催奇形性、鬱、精神病などの精神疾患の副作用も報告されています。

【参考文献】

[1]FDA(アメリカ食品医薬品局)公式サイト「イソトレチノインカプセル情報」
https://www.fda.gov/drugs/postmarket-drug-safety-information-patients-and-providers/isotretinoin-capsule-information

[2] Peck, G. L., Olsen, T. G., Butkus, D., et al. (1982). Isotretinoin versus placebo in the treatment of cystic acne. A randomized double-blind study. Journal of the American Academy of Dermatology, 6(4 Pt 2 Suppl), 735-745.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/6461677/

[3] Goldstein JA, Comite H, Mescon H, Pochi PE. Isotretinoin in the treatment of acne: histologic changes, sebum production, and clinical observations. Arch Dermatol. 1982;118(8):555-8.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/6213204/

[4] Morales-Cardona, C. A., Sánchez-Vanegas, G. (2013). Acne relapse rate and predictors of relapse following treatment with oral isotretinoin: A 4-year follow-up study. Actas Dermosifiliogr, 104(7): 613-618.
https://www.actasdermo.org/es-acne-relapse-rate-predictors-relapse-articulo-S1578219012003587

[5] Zaenglein AL, et al. Guidelines of care for the management of acne vulgaris. Journal of the American Academy of Dermatology (AAD), 2024.
https://www.jaad.org/article/S0190-9622(23)03389-3/fulltext

[6] 厚生労働省:あやしいヤクブツ連絡ネット「リスクが潜む個人輸入」
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/index.html

[7] Gold, M., Manturova, N., Kruglova, L., et al. (2020). Treatment of Moderate to Severe Acne and Scars With a 650-Microsecond 1064-nm Laser and Isotretinoin.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32574021/

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