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ニキビ・酒さのイソトレチノイン治療のご相談なら池袋駅前のだ皮膚科へ|ニキビを早く治してニキビ跡が出ないよう予防してニキビ跡対策を

治療の特色 /Common diseases
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イソトレチノインはニキビ・酒さの経口薬
効果や飲み方、副作用を解説

※イソトレチノインの製品名はアキュテイン、ロアキュタン、イソトロイン、トレティヴァと複数あり、いずれも同じ成分です

  • 「保険診療のニキビ治療で治らない」
  • 「ニキビ跡が増えてきて困っている」

とお悩みではありませんか?

イソトレチノイン(アキュテイン)は「ニキビ治療の切り札」とされる治療効果が高く、かつ内服終了後もニキビの抑制効果がある経口薬です。4−8ヶ月ほど内服することでニキビのボツボツを大きく改善できます。当院の経験でもニキビがほぼ完全に消えた患者様を多数みてきました。アメリカなど諸外国では30年以上前から保険適用の内服薬でしたが、日本では保険適用外です。

今回は、イソトレチノインで期待できるニキビへの効果や薬の飲み方、副作用について解説します。イソトレチノインで効果がいつからでるのか、やめたあとにニキビ治療をどうすればいいのかについても分かるので、ぜひご参照ください。

目次(クリックで開閉)

イソトレチノイン(アキュテイン)とは?

イソトレチノイン(アキュテイン)はビタミンA誘導体の経口薬で、アメリカでは保険適用、日本では保険適用外の効果の高いニキビ薬です。ニキビの原因である皮脂の過剰分泌や角化の異常を抑えて既存のニキビを減らし、新しいニキビもできにくくなります。

イソトレチノインのニキビへの効果は?

ニキビを保険診療など他の治療で2ヶ月ほど治療しても改善がみられない場合には、イソトレチノイン(アキュテイン)での治療を検討する余地があります。イソトレチノインは塗り薬、飲み薬、レーザーやピーリングなどの施術を含め、最も効果が高いニキビ治療で、97%のニキビ患者さんで改善がみられます。

下の写真は保険適用のニキビ治療で3年間治らず当院を受診した重症のニキビ患者様です。半年のイソトレチノイン内服で写真の通りニキビ自体は完治しています。並行してVビーム2によるレーザー治療を7回行ったので、ニキビ跡の赤みも同時に改善し、あとはニキビ跡の軽度の凹凸が残る程度まで改善しています。

写真のようなボコッとした大型のニキビは保険適用内の治療が難しいことが多々あり、その際はイソトレチノインで速やかに治療することでニキビ跡の赤みや凹みが悪化することを防げます。ニキビ跡にすると治療がさらに難しくなるので、なるべくニキビを早く治してニキビ跡が出ないようの予防することが最善のニキビ跡対策になります。

ニキビへの効果 ニキビへの効果 ニキビへの効果

イソトレチノインはどんなニキビに効果がある?重症ニキビにしか使わない?

イソトレチノイン(アキュテイン)には後述する注意点があるので最初からニキビ治療に使う飲み薬ではないですが、重症ニキビだけでなく、軽症〜中等症でも繰り返すニキビには処方することがあります。治らない場合は重症でなくても少ない量でイソトレチノインを内服するというのは世界的な治療の流れになっています。

ニキビの中でもぼこぼことした頬や顎のニキビは嚢胞性ざそう(のうほうせいざそう)と呼ばれ、非常に治りにくいです。このタイプのニキビはイソトレチノインを使った治療が有効なケースが多いです。

下の写真にお示しした患者様では当院で7ヶ月イソトレチノイン内服を続けたことでニキビは消えています。この患者様は赤みも同時に治療を希望されVビーム2 のレーザー治療を5回、イソトレチノインと併用したので赤みも目立たなくなっています。

ニキビ ニキビ ニキビ

イソトレチノインはニキビ跡にも効く?

イソトレチノイン(アキュテイン)はニキビ跡の赤みや凹みを直接治療する効果はありませんが、ニキビ自体を治療することで、新しいニキビ跡の赤みや凹みができるのを予防できます。

ぼこぼこしたニキビは放置していると赤みや凹み、ケロイドなど様々なニキビ跡の原因になりやすいです。ニキビ跡を予防するためにはできるだけ早めに治療してニキビを長引かせないことが最重要。そのためには治らないにもかかわらず保険診療の範囲内の治療にこだわるのではなく、イソトレチノインの使用を検討しましょう。保険診療の範囲のベピオゲルやディフェリンゲル、抗生剤内服で十分な効果があれば保険外診療を併用する必要はないですが、効果が不十分なら早めにイソトレチノインでの治療に移行することでニキビ跡が悪化することを防げます。イソトレチノインは世界的にはニキビ治療ガイドラインに記載のある標準治療の一つです。

イソトレチノインは酒さにも効く?

イソトレチノイン(アキュテイン)は酒さのポツポツに対しても有効な治療で、メトロニダゾール、アゼライン酸、イベルメクチンといった酒さの塗り薬やビブラマイシンなどの酒さの抗生剤で治らない場合には試す価値があります。

下の写真は当院でイソトレチノイン治療を行った酒さ患者様の経過写真。3年前からボツボツと赤ら顔がひどくなり保険診療の塗り薬や飲み薬、メトロニダゾールが効かずに当院を受診し、当院での治療から1年後には写真のように改善しました。赤ら顔が強くボコッとしたしこりのような毛穴の炎症を起こしている重症の酒さでしたので

イソトレチノイン20mg毎日で2ヶ月、隔日で8ヶ月

で治療を行い、酒さのポツポツは消えて内服終了後も再発していません。同時にVビーム2のレーザー治療を6回行うことで、酒さによる赤ら顔も目立ちにくくなっています。

イソトレチノイン

アキュテインとイソトレチノインは同じ?

イソトレチノイン(英語名はisotretinoin)というのは成分名で、商品名としてはイソトロイン(Isotroin)、アキュテイン(Accutane)、ロアキュタン(Roaccutane)といった名前で知られています。どの製品でも効果は同じです。当院ではイソトロインを採用しています。

イソトレチノインは保険適用?

アメリカをはじめとした海外のほとんどの国ではニキビに30年以上前から保険適応のある治療効果の高い標準治療ですが、日本では保険適用になっていません。そのため、諸外国では保険適用でも日本では保険外診療になります。

イソトレチノインの値段は?

当院では20mg錠30日分で税込月16,500円で販売しています。1日40mgで内服する場合は1日2錠内服になりますので、月額は倍の値段になります。

イソトレチノインの飲み方は?

一般的な使用方法としては、イソトレチノイン(アキュテイン)20mg錠を1日1回飲むことから始めます。体重の多い男性の場合は、1日40mgから開始することもあります。

当院の経験では1日20mgの内服量で十分な効果がみられることが多いですが、治りが悪い場合や治りを早めたい希望がある場合には1日40mgに増量します。イソトレチノインによる乾燥の副作用が強い場合、20mg錠を1日おきに飲む方法に減量することが可能です。

イソトレチノインはビタミンA誘導体で水よりも脂肪に溶けやすい成分なので、食後に内服すると吸収がよくなります。朝昼夕で時間は問いませんが、食後に飲むようにしましょう。

イソトレチノインはどのくらいの期間内服する?

イソトレチノイン(アキュテイン)は平均的には6ヶ月ほど内服して治療終了とすることが多いですが、4―12ヶ月程度と、内服する期間には個人差があります。最低4ヶ月は内服を続け、ニキビができない状態になってから2ヶ月内服を継続し、治療終了とすることで内服後の再発を防ぐことができます。治療に反応が悪い場合、重症でなかなかポツポツが消えない場合も、1年程度の内服を続ければ改善することがほとんどです。

次の写真は5年以上保険適応の塗り薬や飲み薬で治らないとお悩みだった10代女性の当院の患者様、イソトレチノインを使ってニキビ自体は完治しました。治療期間や内服量ですが、

イソトレチノイン20mg/日で8ヶ月、1日おきにして2ヶ月のトータル10ヶ月

で治療し、また同時にニキビあとの赤みにVビーム2によるレーザー治療を3回行うことで薄いニキビ跡の赤みがわずかに残る程度にまで改善しました。赤いポツポツだけでなく細かい黒ニキビもイソトレチノインの効果で消えています。

イソトレチノイン

イソトレチノインの効果はいつから出る?

イソトレチノイン(アキュテイン)の効果は早い人では1ヶ月程度ですでに出ていることもありますし、内服から2−3ヶ月でニキビが改善してくることもあります。内服から4ヶ月ほど経つと通常強い効果を実感できます。

イソトレチノインの効果は内服後も持続する?

内服後もイソトレチノイン(アキュテイン)の効果は長期間持続することが多いです。内服終了から1年以上経ってもほとんどニキビができない肌質になることもあります。一方で、内服終了から数ヶ月で再度ニキビが出現してくることもあり、治療の持続期間には個人差があります。いずれにせよイソトレチノイン治療前の状態まで戻ることは稀です。

イソトレチノイン内服後に再度ニキビが出てきた場合はどうする?

イソトレチノイン内服後は長期効果が持続することが多いですが、再度ポツポツとニキビが出てくることがあります。軽度なことが多いですので、その際はベピオゲル、ディフェリンゲル、アゼライン酸など、ニキビの塗り薬で対応することが多いです。それでもニキビが出続ける場合には2クール目のイソトレチノイン内服を開始することがあります。

イソトレチノインの副作用は?

「イソトレチノイン(アキュテイン)は怖い」というイメージをもつニキビ患者様も多いですが、下記の点に注意すれば大きな副作用なく治療を完了できることがほとんどです。メジャーな注意点は、唇や肌の乾燥と、女性の場合は内服中と内服から1ヶ月後まで妊娠できないという二点になります。

  • 唇や肌の乾燥:唇ならワセリン、肌はローションやクリームで保湿
  • 催奇形性:女性の場合は内服中と内服から1ヶ月後までは妊娠できない
  • 採血異常:稀だが肝機能や脂質関連の数値に異常が出ることあり、採血でモニター
  • 関節痛・筋肉痛・骨痛:軽度であれば内服をやめる必要はなし
  • 脱毛:稀だが抜け毛が増えることあり
  • 頭痛:頭蓋内圧亢進による。症状が強ければ内服中止
  • うつ病:以前報告はあったが、実際の因果関係は疑問視されている

イソトレチノイン内服中に採血は必要?

肝機能異常や高脂血症がまれな副作用として挙げられるため、内服開始時と治療から一ヶ月後に採血を行います。健診などの採血で普段採血異常がない場合には初回の採血をスキップすることがあります。イソトレチノイン(アキュテイン)の内服量を増量した場合も、適宜採血を行います。

実際に採血異常が出ることはまれですが、採血異常が出た場合は再検査もしくは減量、内服中止など結果に応じて判断します。

イソトレチノインを飲むと妊娠できない?

女性の場合はイソトレチノイン(アキュテイン)内服中と、内服後1ヶ月は妊娠することができません。胎児奇形の報告があるためです。10年以上前は内服終了後6ヶ月の避妊が必要とされていましたが、現在は1ヶ月とされています。

イソトレチノインと飲み合わせの悪い薬はある?

ビブラマイシン、ミノマイシンといったテトラサイクリン系の抗生剤とは同時に内服しないようにしましょう。頭蓋内圧亢進による頭痛の副作用が出やすくなるためです。ほかの抗菌薬、鎮痛薬、アレルギー薬、経口避妊薬(ピル)との併用は問題ありません。

イソトレチノイン内服中はレーザーなどほかの施術は併用できる?

可能です。5年ほど前にデータが改訂され、脱毛、Vビーム、シミ取りなど各種レーザー、ダーマペン、ピーリング、ほくろ除去などの小手術はいずれもイソトレチノイン(アキュテイン)内服中でも問題なくできます。Vビームでの赤み、ダーマペン・サブシジョン・TCAクロスでの凹み、などニキビ跡治療もイソトレチノイン内服と当時に可能です。

開腹や美容外科での大きな手術は、イソトレチノイン内服中は避けたほうがよいとされています。

イソトレチノインは何歳から内服できる?

欧米でのニキビ治療ガイドイラインで12歳から内服可能とされています。当院でも12歳の患者様で、保険診療の範囲で治らないニキビに対してイソトレチノイン(アキュテイン)で治療した経験があります。

思春期のニキビでイソトレチノインを使う際の理論的な注意点は骨への影響になります。身長の伸びに影響が及ぶ可能性が理論的にはありますが、過去の論文データでは半年程度の短い期間のイソトレチノイン内服では骨への大きな影響は出ないとされています。

ニキビ・ニキビ跡のご相談は池袋駅前のだ皮膚科へ

当院ではイソトレチノイン(商品名としては当院ではイソトロインを採用。アキュテインと同じ成分)の処方経験が多くあり、実際に保険診療の塗り薬と抗生剤内服だけでは難治だったニキビで大きく改善がみられています。がんこなニキビでお悩みの方はご相談ください。下記動画でもイソトレチノインの説明をしていますのでご参照ください。

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