ニキビ - 池袋駅前のだ皮膚科

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ニキビ

ニキビの治療は2~3日では難しく、短くても2週間ほどは目に見える効果が出てくるのにかかります。それでもしっかり毎日続ければほぼ確実に効果が出てニキビの数は減っていきます。たかがニキビと放っておくと、あとで色やくぼみのニキビ痕になってしまい治すのが難しくなります。早め、早めの治療を行っていきましょう。

 

ニキビは医学用語で尋常性ざ瘡(英語名はacne)、またはざ瘡とよばれます。ニキビといえば思春期に出るイメージだと思いますが、大人になってから出る方も多いですし、クリニックを訪れるニキビの患者さんはむしろ20-30代の方が多いです。乳児やお子さんにできることもありますし、年配の方で突然ニキビができて受診することもあります。人生でニキビを経験しない方はいないので、皮膚病の中でも最もありふれている病気と言えます。

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ニキビの原因は大きく4つにわけられます。
  • 男性ホルモンの作用による脂腺(皮脂を出す毛穴の横にある場所)の異常な増殖
  • アクネ菌の毛穴での増殖
  • 毛穴における皮膚の異常な増殖と角化
  • 炎症

思春期にニキビが増えるのは、1のホルモンの影響です。

 

ニキビというとたいした病気ではなく、自然に治るのを待つ、もしくは市販薬で対応する、という方も多いと思います。ここで問題になるのは、ニキビを放っておき長期間ニキビのある状態が続くと、皮膚がへこむ、盛り上がる、黒くシミになる、といったニキビあとが残ってしまいます。黒く残ったニキビあとのシミは数か月で徐々に薄くなっていきますが、顔のボコボコした盛り上がりやへこみのニキビあとは後で直すことが非常に難しいです。そのため、なるべくニキビができたら早めに治療し、症状を長引かせないことが大切です。

 

市販薬もありますが、処方薬のほうがニキビに関しては圧倒的に治療効果が高いです。これは数多くの研究で証明され、世界中で使われている薬なので間違いないです。私も数多くの患者さんを塗り薬や飲み薬で治療してきましたが、しっかり毎日治療を続ければほぼ間違いなく治療効果は出ます。この毎日続けるというのが大事で、ニキビの薬は湿疹と異なり、2-3日で効果が出るというものではありません。たいてい効果を実感できるようになるには2週間はかかります。そして効果が最大に出るのは3か月程度治療を続けたあとです。そのため、すぐに治らないからといってやめてしまうのではなく、ニキビが治った自分の顔を想像し、まずは続けようと思ってモチベーションを保ちましょう。

 

処方薬の治療薬は、いずれも原因で書いた1~4のいずれか、もしくは複数を抑えて効果を発揮します。

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ニキビの治療(塗り薬)

クリニックで処方できるニキビの塗り薬は大きく分けて3つあり、

  • レチノイド(ビタミンAの系統):ディフェリン
  • 抗菌薬:ダラシン、アクアチム、ゼビアックス
  • 過酸化ベンゾイル:ベピオ
  • 2つ以上の薬を最初から混ぜたもの
     デュアック:ベピオ+ダラシン
     エピデュオ:ベピオ+ディフェリン

になります。2つ以上の塗り薬を混ぜたものは効果が高く、1日1回ぬればいいので毎日使いやすい優れものです。

 

ディフェリン

 

ディフェリンという処方薬はレチノイドというグループの処方薬で、ビタミンAに似た成分です。毛穴における異常な角化を抑え、毛穴の詰りを改善してニキビを治します。効果は高く、即効性はないものの2週間ほど使うと効果を実感し始め、4-8週間使うとかなりの効果があがります。

 

寝る前に一度、洗顔後に塗ります。

 

副作用としては使い始めたころの刺激感があります。かなり個人差があるのですが多くの人が経験し、赤み、がさがさ、ひりひり感が出現します。1-2週間で塗っているうちになくなることが多いので、症状が強くなければ継続使用して使うことをお勧めします。刺激感が強い場合は、最初は一日おきに塗る、など間隔をのばして使うとよいです。妊娠中、授乳中は使えない薬になります。長期使っても安全で一度慣れてしまえば使いやすいお薬です。メラニンを皮膚の外に出す作用がるので、ニキビあとの黒っぽいシミにも効果があります。

 

ベピオゲル

 

過酸化ベンゾイルという成分の含まれたぬり薬です。日本では発売が遅かったのですが、アメリカでは薬局やアマゾンでも販売されているように長い間使われてきた薬です。抗菌作用があり、また炎症や異常な角化を抑えるピーリングのような効果があります。赤いボツボツしたニキビに効果が高いです。

 

ディフェリンほどではないのですが、特に使い始めた頃に赤くなる、がさがさするといった刺激症状が出ることがあります。また、しばらく使った後にかゆく、赤くなってしまうかぶれの症状がまれに出ますので、その様な症状に気づいたら使うのをやめて受診してください。

 

ベピオとダラシンを一緒に混ぜた「デュアック」という処方薬も発売されています。こちらは1日1回寝る前にぬればよく、また2種類を同時にぬった効果があるので使いやすくよく使われています。

 

ディフェリンとベピオが混ざった「エピデュオ」も効果の高い薬です。いずれも皮膚が最初に荒れやすい成分なので、赤みやがさがさが強い場合には塗り薬を調整します。

 

抗生剤の塗り薬

 

「ダラシン」は長い間世界的に使われている抗菌薬のぬり薬で、ゲルとローションの2タイプがあります。ディフェリンやベピオと違って赤くなる、がさがさするといった刺激症状がほとんど出ませんので、使いやすい薬です。「デュアック」としてベピオゲルとの組み合わせでも発売されています。ダラシンのほかにも「ゼビアックス」と「アクアチム」という抗菌薬のにきびに適応のある塗り薬が保険適応で使えますので、症状を見ながら組み合わせて処方します。

 

ぬり薬は組み合わせて使うと効果が上がる

 

ぬり薬にはレチノイド、過酸化ベンゾイル、抗菌薬の大きく分けて3種類ありますが、組み合わせて使うと効果が高くなります。ひとりひとりどの薬が一番よく効くかは異なりますので、効果を見ながら一番よく効く組み合わせを選んでいきます。

 

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ニキビの治療(飲み薬)

抗菌薬の飲み薬

 

ニキビの数が多い場合、赤くなって炎症を起こしている場合にはぬり薬だけでは効果が不十分なことがあります。そんなときには抗菌薬の飲み薬の出番です。ルリッド、ビブラマイシン、ミノマイシンといった薬が処方でき、赤ニキビの炎症を抑える作用があります。4?8週間程度使うことで症状はだいぶよくなります。通常ぬり薬と同時に使って効果を上げます。

 

スピロノラクトン

 

元々利尿薬として処方されているスピロノラクトンですが、男性ホルモンを抑える作用があるので、ニキビにも効果があります。皮脂の分泌を抑え、ニキビの症状が改善します。ホルモンバランスの崩れで出現しているニキビの場合、劇的に効果がある場合もありますので、塗り薬や抗生剤の飲み薬で治りが悪い場合には試してみる価値はあります。ニキビには保険適応になりませんので、当院では自費で処方しています。

 

ロアキュタン

 

今までに説明してきた塗り薬、飲み薬がいずれも効果不十分な場合、ぼこぼこした赤みの強い嚢胞性ざそうと呼ばれるニキビの場合には、ビタミンA誘導体である、isotretinoin(いろいろ商品名がありますが、ロアキュタンが日本では最もメジャーです)を使います。アメリカをはじめ、海外では保険適応で病院で処方されていますが、日本では保険適応になっていないため、当院も含め自費診療となります。

 

皮脂の分泌や角化異常といったニキビの原因の根本を治療することができるので非常に有効な飲み薬です。1日1錠から始め、治療効果をみながら増量することもあります。ロアキュタンのいいところは、数ヶ月してニキビがよくなった場合、内服を終了してもいい状態が続く場合が多いということです。肌質そのものを改善してしまう効果が期待できます。

 

いい事ずくめのようなロアキュタンですが、妊娠を希望される若い女性の場合は注意が必要です。ロアキュタンをはじめビタミンAを含んだ系統の薬では胎児の奇形が報告されています。ロアキュタンを内服した場合、内服中はもちろん、内服終了から女性では6ヶ月、男性では1ヶ月は避妊を徹底する必要があります。

 

ほかの副作用としては、唇や手足の皮むけが出現しますので、まめに保湿する必要があります。また、稀ですが肝機能障害、高脂血症が出現することがありますので、長く飲む場合は採血を定期的にした方がよいです。

 

避妊さえ気をつければ大きな副作用は通常出現しませんので、重症のニキビでお悩みの方はご相談ください。

 

東京都豊島区南池袋2-27-5
共和ビル3階B

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