皮膚の感染症は、原因となる病原体によって真菌(カビ)、ウイルス、細菌、寄生虫の4つに大きく分けられます。それぞれ症状や治療法が異なるため、正確な診断が大切です。
池袋駅前のだ皮膚科では、皮膚科専門医が顕微鏡検査(KOH直接鏡検)などを用いて原因を特定し、適切な治療を行います。水虫だと思って市販薬を塗っていたら実は湿疹だった、というケースは少なくありません。自己判断で治療を続けると悪化することもありますので、気になる症状がある方はお気軽にご相談ください。
こんな症状はありませんか?
気になる症状から、考えられる病気と詳しい解説ページをご覧いただけます。
足の指の間が白くふやける・皮がむける・かゆい
爪が白く濁る・厚くなる・ボロボロになる
体や股に輪状の赤い発疹が広がる・強いかゆみ
わきの下・陰部・指の間が赤くただれてかゆい
胸や背中にうっすらした茶色や白色の斑点が出る
体の片側にピリピリした痛みと水ぶくれが帯状に出る
唇や陰部に小さな水ぶくれが繰り返しできる
手足に硬いできものができて少しずつ増える
つやのある小さなイボが複数できる(お子さまに多い)
かきむしった傷からジュクジュクした発疹が広がる
皮膚の一部が急に赤く腫れて熱感・痛みがある
夜間に強いかゆみ、指の間や陰部に小さなブツブツ
白癬菌・カンジダ・マラセチアなど真菌(カビ)による感染症
皮膚に感染するカビ(真菌)には、白癬菌(はくせんきん)、カンジダ、マラセチアなどがあります。いずれも見た目が湿疹とよく似ているため、当院では顕微鏡検査でカビの有無を確認してから治療を始めます。
足の水虫(足白癬)

水虫のなかで最も多いのが足の水虫です。指の間の皮がめくれるタイプ、足の裏に小さな水ぶくれができるタイプ、かかとがカサカサになるタイプの3パターンがあります。かゆみがないことも多く、気づかないまま長期間放置してしまう方も少なくありません。
爪水虫(爪白癬)

足の水虫を放置すると、白癬菌が爪に入り込んで爪水虫に進行することがあります。爪が白く濁ったり、厚くなったり、もろくなったりするのが特徴です。爪の内部に菌がいるため外用薬だけでは治りにくく、内服薬による治療が有効です。
体の水虫(体部白癬・股部白癬)

体幹や太ももの内側、お尻などに、輪っか状(環状)の赤い発疹ができます。中心部は治って正常な肌色に見え、周囲がリング状に赤く盛り上がるのが典型的な症状です。ペットから感染するケースもあります。
カンジダ症

カンジダは健康な人の皮膚にもいる常在菌ですが、高温多湿な環境、免疫力の低下、抗菌薬の使用などをきっかけに増殖して症状を引き起こします。わきの下、股、指の間など、皮膚がこすれて蒸れやすい部位に赤みやただれが生じます。
癜風(でんぷう)

癜風は、皮膚の常在菌であるマラセチアという真菌(カビ)が増えすぎて起こります。胸や背中、首まわりなどに、茶色っぽい斑点や、逆に色が抜けて白く見える斑点がうっすらと多数できるのが特徴です。汗をかきやすい若い世代や夏場に多くみられ、再発しやすいため抗真菌薬でしっかり治療します。
帯状疱疹・ヘルペス・イボ・水いぼなどウイルスによる感染症
ウイルスが皮膚に感染すると、水ぶくれやイボなどさまざまな症状が現れます。ウイルスの種類によって治療法が大きく異なります。
帯状疱疹

子どもの頃にかかった水ぼうそうのウイルス(水痘・帯状疱疹ウイルス)が神経に潜伏し、加齢やストレスなどで免疫力が低下したときに再活性化して発症します。体の片側に沿って帯状に痛みと水ぶくれが出るのが特徴です。早期の抗ウイルス薬の内服が重要で、治療が遅れると神経痛が長引くことがあります。
ヘルペス(単純疱疹)

単純ヘルペスウイルスによる感染症で、口のまわり(口唇ヘルペス)や陰部(性器ヘルペス)に小さな水ぶくれが集まって出現します。一度感染すると体内にウイルスが潜み、疲労や体調不良のときに再発を繰り返すのが特徴です。抗ウイルス薬の早期内服で症状を軽く抑えられます。
ウイルス性イボ(尋常性疣贅)

ヒトパピローマウイルス(HPV)が小さな傷口から皮膚に感染して生じる硬いできものです。手足にできやすく、放置すると数が増えたり大きくなったりします。当院では液体窒素による凍結療法を中心に治療を行います。
水いぼ(伝染性軟属腫)

ポックスウイルスの一種が皮膚に感染して起こり、お子さまに多い病気です。直径1〜5mm程度の白っぽい光沢のある小さなイボが体や四肢にできます。掻きこわすと周囲に広がるため、数が少ないうちに治療するのが望ましいです。
とびひ・蜂窩織炎など細菌による感染症
細菌が皮膚に感染すると、赤み・腫れ・痛みを伴う急性の症状が現れることが多く、早めの受診と抗菌薬による治療が大切です。
とびひ(伝染性膿痂疹)

あせもや虫刺され、湿疹をかきむしった部分から黄色ブドウ球菌や溶連菌が感染して起こります。ジュクジュクした水ぶくれやかさぶたが次々と「飛び火」するように広がることからこの名前がつきました。お子さまに多く、夏場に特に増えます。抗菌薬の内服・外用で治療します。
蜂窩織炎(ほうかしきえん)

細菌が皮膚の深い層(真皮から皮下組織)に入り込んで起こる感染症です。足のすねに多く、患部が急に赤く腫れて熱感や痛みを伴います。発熱や全身のだるさを感じることもあります。
疥癬など寄生虫による感染症
皮膚に寄生する小さな生物によって、強いかゆみや発疹が引き起こされます。感染力があるため、ご家族や周囲にうつる前に、早めの診断・治療が大切です。
疥癬(かいせん)

ヒゼンダニという小さなダニが皮膚の角質層に寄生して起こります。夜間に強くなるかゆみが特徴で、指の間・手首・わきの下・陰部などに小さなブツブツや線状の発疹(疥癬トンネル)がみられます。感染力があるため、ご家族や介護施設の方にうつることがあり、早めの診断・治療が大切です。
正確な診断と専門医による治療当院の感染症診療の特徴
顕微鏡検査によるその場での診断
水虫やカンジダが疑われる場合は、皮膚や爪の一部を少量採取して顕微鏡で菌の有無を確認します。検査はその場で数分で結果がわかり、正確な診断に基づいた治療を開始できます。
皮膚科専門医による診察
院長の野田真史は東京大学医学部卒業後、東京大学医学部附属病院やアメリカの大学病院で研鑽を積んだ皮膚科専門医です。感染症の中には湿疹や他の皮膚疾患と見分けがつきにくいものもありますが、専門医による的確な鑑別診断で適切な治療につなげます。
通いやすい環境
JR池袋駅東口から徒歩1分の立地で、平日は19時半まで、土日も診療しています。予約不要で受診できますので、お仕事帰りや週末にもお気軽にお越しください。
よくある質問
- 水虫は市販薬で治せますか?
-
市販の水虫薬でも効果が期待できる場合はありますが、そもそも水虫ではない(湿疹やかぶれ)ケースも多く、自己判断で治療を続けると悪化することがあります。また、爪水虫や角質増殖型の水虫は市販の外用薬では十分に効果が得られません。まずは皮膚科で顕微鏡検査を受けて、正確な診断を受けることをおすすめします。
- 感染症は家族にうつりますか?
-
疾患によって感染力は異なります。水虫は家庭内でバスマットやスリッパを介してうつることがあり、とびひや疥癬は直接接触でうつります。帯状疱疹は他人に帯状疱疹としてうつることはありませんが、水ぼうそうにかかったことのない方(特にお子さま)には水ぼうそうとしてうつる可能性があります。感染が心配な場合は、診察時にご家族の対策についてもご説明いたします。
- 帯状疱疹は早く受診したほうがよいですか?
-
はい。帯状疱疹は発症から72時間以内に抗ウイルス薬の内服を開始することが推奨されています。治療開始が遅れると、皮膚症状が治った後も長期間にわたって神経痛(帯状疱疹後神経痛)が残るリスクが高まります。体の片側にピリピリした痛みや水ぶくれが出た場合は、できるだけ早くご受診ください。
院長紹介

野田 真史

学歴・資格
東京大学医学部医学科卒業
皮膚科専門医(日本皮膚科学会認定)
医学博士(東京大学大学院医学系研究科)
ニューヨーク州医師免許
ECFMG certificate(アメリカ医師国家試験合格証)
Master in translational science(米国ロックフェラー大学)
略歴
米国Northwestern大学、Thomas Jefferson大学で診療研修
米国ロックフェラー大学
Instructor in Clinical Investigation
兼 Associate Attending Physician
ニューヨーク州医師免許を取得し、診療にあたる
湿疹、アトピー性皮膚炎、乾癬、円形脱毛症の研究に従事し、Master in translational science(MSc)取得





