ニキビ跡の治療をしたい!顔のクレーターを皮膚科治療する方法とは

「ニキビ」も多くの人を悩ませるものですが、それを上手く治せないことでできる「ニキビ跡」もまた非常にやっかいなものです。
ここでは、「ニキビ」「ニキビ跡」を取り上げ、

  • ニキビができる原因
  • ニキビの経過
  • ニキビ跡の治療方法とその副作用

について解説していきます。

ニキビはなぜできる? ニキビの原因について

思春期の少年少女から、仕事に励む大人まで、幅広い層を悩ませるのが「ニキビ」です。
ではこの「ニキビ」はなぜできるのでしょうか。

ニキビは、「アクネ菌」が増えることによって起こります。アクネ菌自体は普段から肌に存在する常在菌なのですが、これが増えすぎるとニキビが発生してしまうわけです。
そしてこの「アクネ菌が増える原因」として、「毛穴のつまり」「皮脂の過剰分泌」が挙げられます。汚れなどが原因で毛穴がつまってしまうと、皮脂が肌に出てくることができなくなってしまいます。

また、毛穴は正常な状態であっても皮脂の分泌量が多すぎると、その一部が毛穴の中に溜まってしまうことになります。
アクネ菌はこの「皮脂」をエサにする菌です。皮脂が毛穴につまっていると、アクネ菌がこれを食べて増え続けることになります。そしてその増えたアクネ菌が、「ニキビ」をもたらすのです。

では、日常のどのような行動がこのような「毛穴のつまり」「皮脂の過剰分泌」を生み出すのでしょうか。

ニキビの原因としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 不規則でバランスの悪い食生活
  • ストレス
  • 誤ったスキンケア
  • 睡眠不足
  • 病気

それぞれ見ていきましょう。

不規則でバランスの悪い食生活

脂分の多い食べ物や乳製品ばかり食べていたり、甘いものばかりを食べていたり、深酒をしたりしていると、その分解のために大量のビタミンB群が使われます。
ビタミンB群は肌を健やかに保つためのものなので、これが少なくなるとニキビができやすくなってしまいます。

ストレス

ストレスが溜まると、ホルモンバランスが崩れやすくなります。そしてこの「ホルモンバランスの崩れ」は肌荒れを容易に引き起こします。また、ストレスを受けることで肌を不用意に触ったりこすってしまう場合もあり「ニキビができやすく、治りにくい肌」にしてしまいます。

誤ったスキンケア

皮脂の過剰分泌はニキビの原因になりますが、肌には「適度な量の皮脂」が必要です。「皮脂がニキビに悪い」と考えて皮脂をとりすぎるスキンケアをしてしまうと、肌が乾燥してしまい、肌のバリア機能が低下して新陳代謝(ターンオーバー)が乱れます。
そうなると毛穴が塞がったり炎症を起こす原因になります。そのため、ニキビ防止のためには、自分の肌に応じたスキンケアが必要となるのです。

睡眠不足

人間の体は、眠っている間に肌や心を回復させます。また、睡眠が足りない状況は人間にとって大きなストレスです。
睡眠不足が続くことで、肌や心の回復が間に合わず、ニキビが頻出しやすく、またできたニキビが治癒しにくい肌になります。

病気ニキビ

男性ホルモンが増える病気である「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」などの病気を患った場合、ホルモンバランスが崩れてニキビができやすくなります。男性ホルモンはアンドロゲンと呼ばれ、過剰になると皮脂の分泌を増やしてニキビをできやすくする作用があります。過剰になった男性ホルモンを抑える「スピロノラクトン(商品名はアルダクトン)」という内服薬も院内で処方しています。
また、「ニキビが増える=男性ホルモンが増える」と思われがちですが、実は女性ホルモンのバランスが崩れてもニキビはできやすくなります。女性ホルモンのバランスを整えることがニキビ治療になるため、ピルをニキビ治療に使うことがあります。

ニキビの悪化の経過を知っておきたい~ニキビの種類とニキビ跡の種類とは

このような原因でできるニキビは、段階を踏んで悪化していきます。
ニキビは初期段階で対応できれば肌に跡を残す可能性は極めて低いといえますが、段階が進むと跡に残る可能性が高くなります。
また、「嚢胞性ざ瘡(のうほうせいざそう)」と呼ばれる大型のニキビは、特にへこみが残りやすいので注意が必要です。

ニキビの段階

白ニキビ

もっとも初期の段階です。皮脂がつまっていて、それが白く見える状態です。
痛みなどは伴わず、この段階でうまく対処すれば悪化する可能性はほとんどありません。

黒ニキビ

白ニキビの皮脂が酸化して、黒ずんだ状態のことをいいます。目立つようになりますし、放置していると赤ニキビになってしまうことがあります。

赤ニキビ

皮膚の内部で炎症を起こしている状態で、赤いポツポツが出ている状態です。腫れやかゆみなどの不快な症状を伴うこともよくあります。

黄ニキビ

もっとも悪化した状態です。膿が生じていて、炎症が真皮層にまで及んでいる状態です。このまま放置しておくと、高い確率で跡に残ります。

ニキビ跡

うまくニキビが治せなかった場合などに残るもので、「赤み」「でこぼこ」「色素沈着」などをもたらします。特に「でこぼこ」は対処がしにくく、また気にする人が多いものです。

ニキビを悪化させないためには、できるだけ初期段階での対応が必要です。
しかし症状が進んだ場合でも、適切に対応することでさらなる悪化を防ぐことができます。
また、ニキビ跡として残った場合であっても、「クリニック」ならば対応が可能です。

次の項目からは「治療方法」について解説していきます。

ニキビやニキビ跡の治療方法3種類~ニキビ跡ででお悩みなら池袋駅前のだ皮膚科へ

ニキビやニキビの跡を治すための方法は、大きく分けて3つあります。

  • 薬で治す
  • レーザーで治す
  • レーザーや薬以外を使って治す

それぞれ見ていきましょう。

薬で治す

内服薬や外用薬を使って治療していく方法です。初期段階ならば、アクネ菌の発生を抑える「ベピオゲル」、毛穴のつまりに作用する「ディフェリンゲル」、ニキビの炎症を抑える抗生剤として名高いビブラマイシンなどを使います。これらはすべて保険診療内で使える薬であるため、経済的な負担が少ないのもメリットです。

中等症~重症化した場合は、「イソトレチノイン」を使うことも検討した方が良いでしょう。これは皮脂の過剰分泌を抑制し、毛穴のつまりにアプローチすることができるものです。重症化した人のうちの90パーセント以上を治癒に導くという研究結果もあるもので、非常に有用です。

保険適用外のため20mg錠を30日分で16,500円かかりますが、保険診療内での治療を2か月間続けても治らない場合は、ニキビ治療・ニキビ跡の予防どちらの意味でもこちらへの切り替えが推奨されます。

なお、前述したPCOSなどによるニキビの発生や、ホルモンバランスの崩れによるニキビの場合は、スピロノラクトン(男性ホルモンを抑える薬)やピル(女性ホルモンのバランスを整える薬)を使用することが多いといえます。

レーザーで治す

ニキビやニキビ跡の赤み治療に効果を示す治療機器といえば、「Vビーム」です。
Vビームは、「異常な赤み」に反応してこれを攻撃する波長を出すことのできる機械です。
赤く残ってしまったニキビ跡に効果的で、通常は3−5回、ケースによっては1回でこれを治療できることもあります。

料金は、鼻ならば11,000円、頬から下は22,000円、顔全体は33,000円としています。
なお、当てる強さによっては紫斑が出ることもあります。また、レーザー照射後に赤みやむくみが見られることもあります。

ニキビ跡の凹みや毛穴の開大に対してはピコレーザーを使ったピコフラクショナルという施術があります。ニキビ跡の凹みのほかにも小じわや肌質改善にも効果があります。ピコレーザーで肌に熱を与え、肌の再生を促す治療法です。1回顔全体で27,500円、鼻だけの場合は24,300円になります。5−10回程度の治療を推奨しています。

レーザーや薬以外を使って治す

上記では「薬」「Vビーム」を紹介しましたが、それ以外にも、

・TCAクロス

高濃度のトリクロロ酢酸を塗り、あえて組織にダメージを与える方法。再生するときに作られるコラーゲンによって、ニキビ跡を埋める方法。副作用として1~3か月ほど続く赤みが出ることがある。20箇所まで22,000円。同じ場所であれば3回前後の治療を推奨しています。

・サブシジョン

ニキビ跡ができる原因の1つである「皮膚深部にできた固いきずあとのような組織繊維」をほぐすための方法。皮膚に針を差し込み、この硬い組織を解きほぐす治療法。術後2週間程度にわたって内出血が見られることもある。2cm×2cmで22,000円。同じ場所であれば3回前後の治療を推奨しています。

・ダーマペン

非常に細い針を指して新陳代謝を活性化させることで、肌のトラブルを治療していく方法。1週間程度続く赤みや腫れが見られることがある。5−10回程度継続すると十分な治療効果を実感できることが多いです。顔全体は1回38,500円、鼻だけの場合は22,000円などの方法を選択することもあります。

ニキビやニキビ跡は、多くの人を悩ませるものです。
池袋駅前のだ皮膚科では、患者様お一人おひとりの肌の状態やご希望に合わせて、最適な治療方法を提案します。
お悩みの方はぜひ足を運んでみてください。

※本稿記載の料金は、すべて当院の料金です。

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池袋駅前のだ皮膚科 野田 真史 監修

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