キュアジェット

キュアジェットは、針を使わずに薬剤を高速ジェットで皮膚の浅い層へ届ける美容治療です。従来の注射に比べて痛みや内出血が少なく、ダウンタイムを抑えることも可能です。

ニキビ跡、傷跡、首や額の刻まれたしわ、毛穴、小じわ、ハリ不足など、幅広い肌悩みに対して効果が期待できます。韓国をはじめとするアジア圏やヨーロッパで注目され、日本でも導入が進んでいます。

目次

キュアジェットとは

キュアジェット

キュアジェットは、針を使わずに高圧ジェットで薬剤を肌に浸透させる新しい美容治療です。韓国で先行して導入され、日本でも注目を集めています。

専用の機器で高圧のエネルギーを生み出し、微細な薬液を高速で噴射することで、皮膚表面に均一かつ浅く薬剤を届けることが可能です。

微細な刺激によって肌の再生が促されると同時に、浸透した薬剤の働きが強まり、毛穴の開きやニキビ跡、小じわといった肌悩みの改善が期待できます。注射に比べて痛みや内出血が少なく、ダウンタイムも短いことが特徴です。

キュアジェットの効果

ここでは、キュアジェットの主な効果について紹介します。

ニキビ跡や傷跡、刻まれたシワの改善

キュアジェットは、ニキビ跡(クレーター)や術後の瘢痕にも対応可能で、皮膚内部のコラーゲンの再構築を促します。額や眉間のシワ、首の横じわも、同じように局所に強く施術することで改善可能です。

再生を促すPDLLA(レニスナ)や、ポリヌクレオチド(リジュランやリズネ)などを注入することで、少しずつ凹みが持ち上がり、肌の凹凸がなめらかになる可能性があります。

2024年に韓国で行われた臨床研究では、片側にポリヌクレオチド(PN)フィラーを針で注入し、もう片側にはキュアジェットで注入しました。結果として、キュアジェット側の方がしわや毛穴の改善効果や満足度が高く、痛みも明らかに少なかったと報告されています。[1]

毛穴の開きや肌質の改善

毛穴の開きは、加齢によるハリの減少や、過剰な皮脂分泌などが原因で目立ちやすくなります。

キュアジェットは、毛穴の開きや肌の凹凸といった質感の乱れを改善可能です。皮膚表面に薬剤を均一に届けることで、毛穴を目立たなくし、なめらかで明るい印象の肌へと導きます。

小じわやハリの改善

紫外線によるダメージや加齢に伴い、皮膚のコラーゲンなどが少しずつ減少し、小じわやハリが失われます。

キュアジェットにより、皮膚の浅い層に微細な刺激と薬剤を届けることで、線維芽細胞の活性化が促され、コラーゲンの生成が進みます。小じわが目立ちにくくなり、ふっくらとしたハリ感のある肌へ導く効果が期待できます。

キュアジェットがおすすめな方

キュアジェットは針を使わずに薬剤を均一に届けられるため、以下のような方に適しています。

  • 針の痛みが苦手な方や、注射に不安のある方
  • 金属アレルギーがあり、従来の治療が受けられなかった方(中空照射モードなら対応可能)
  • ニキビ跡・傷跡・水ぼうそう跡など、局所的な凹みに悩んでいる方
  • 額や眉間、首の横じわなど、刻まれたしわを目立たなくしたい方
  • アイスピック型やボックスカー型のニキビ跡で、TCAクロスよりもダウンタイムを抑えたニキビ跡治療を希望する方
  • 通院回数を減らしたい方
  • サブシジョンやトライフィルプロなど、他の治療と組み合わせて相乗効果を得たい方

キュアジェットの施術モード

キュアジェットには、治療目的や肌状態に応じて選べる2つの施術モードがあります。

コンタクト(直接接触)モード

コンタクト(直接接触)モードは、ノズルを肌に接触させた状態で薬剤を注入する方法です。深いシワやへこんだニキビ跡、術後の瘢痕など、深層へのアプローチが必要な部位に適しています。

中空照射(非接触)モード

中空照射モードは、ノズルを肌から5mm〜3cmほど離し、非接触で薬剤を噴射する方法です。毛穴の開きや小じわ、ハリの低下といった悩みに対応し、肌表面の再生を目的とした施術に適しています。

ダウンタイムを抑えつつ、肌質を整えたい方に人気です。ダウンタイムの長さは、肌からの距離によって1日以内〜5日程度まで調節可能で、ご希望に合わせて設定できます。毛穴だと強め(距離を短く)、肌のハリや小じわだと弱め(距離を長く)にするのが一般的です。

モードの選択により、薬剤の浸透深度や分布が変わるため、肌悩みに応じて適切に使い分けることが重要です。実際に、針なし注入機器の浸透の深さは、噴射圧やノズル形状、角度などによって調整可能であることが研究でも確認されています。[2]

キュアジェットで使用する薬剤

キュアジェットでは、肌悩みや治療目的に応じて複数の薬剤を使い分けることが可能です。ここでは、代表的な薬剤についてご紹介します。

ジュベルックボリューム(レニスナ)

ジュベルックボリュームは、当院で最もよく使用されている、ポリ乳酸(PDLLA)を主成分としたスキンブースター薬剤です。直接接触モードでへこんだニキビ跡や傷跡、水ぼうそうの跡、額や眉間、首の深いしわなどの改善に使用します。

中空モードは、毛穴や小じわ、肌質改善に用いられます。非常に少量の薬剤をジェットで皮膚の浅い層(真皮浅層)に届けることが可能です。そのため、しこりのリスクは低く、当院では経験がありません。

1〜2年かけて体内でゆっくり分解されるため、自然な変化をもたらしやすく、比較的長期間の効果が期待できます。

ジュベルック

ジュベルックは、ポリ乳酸(PDLLA)が主成分で、粒子のサイズがレニスナよりも小さい製剤です。直接接触モードで、平坦な傷跡の表面の変化を治療するために用いられます。皮膚の浅い層に均一に注入することで、皮膚の弾力やなめらかさを取り戻す作用があります。[1]

ジュベルックシャイン

ジュベルックシャインは、ポリ乳酸(PDLLA)が主成分で、粒子のサイズがジュベルックよりもさらに小さい製剤です。中空照射モードで肝斑やくすみ、ニキビ跡の色素沈着を改善すると同時に、肌質のキメやハリを整えます。

ゴウリ

ゴウリは、ポリカプロノラクトン(PCL)が主成分です。トーンアップ、肌のハリや肌質全般、リフトアップに効果のある製剤です。

中空モードで顔全体に施術を行うと、肌全体がツルッとして、1回でも肌質改善効果を実感しやすいでしょう。同時に、毛穴も目立ちにくくなることが多いです。

リズネ

リズネはポリヌクレオチド(PN)製剤の一つで、リジュランよりも後発です。コラーゲンやエラスチンを生成させるため、小じわや肌質の改善が期待できます。保水効果が高く、ハリや潤いを皮膚に持たせることも可能です。

主に、中空照射で全体的な肌質改善に効果が期待できます。PN製剤のコラーゲン生成効果は整形外科領域でも報告されており、美容施術への応用が広がっています。[3]

ボツリヌストキシン

キュアジェットの中空モードによって、ボツリヌストキシンを皮膚の浅い層に均一に届けられます。スキンボトックス(マイクロボトックス)と同様の効果を出すことが可能です。毛穴、皮脂、汗、赤み、肌質改善に効果が期待できます。

また、針の注射と比べて痛みが少なく、薬剤の効果は4ヶ月前後で切れますが、ジェット注入による再生効果は長期間持続します。肌質改善効果も、針による注入より長く続きます。

1〜2週間で効果を実感できる即効性も特徴のひとつです。さらに、他の薬剤と混ぜることで、即時効果を高めることも可能です。

ステロイドやステロイド+ボツリヌストキシン

キュアジェットは、ステロイドやボツリヌストキシンを使用することで、盛り上がったニキビ跡や傷跡、術後の跡、肥厚性瘢痕やケロイド治療に効果が期待できます。

炎症や線維増殖を抑える作用があり、赤みや硬さを穏やかに改善します。直接接触モードで針を使わずに薬剤を届けられるため、従来の注射より痛みや出血が少なく、治療に対するハードルも低いでしょう。[4]

ステロイドの局所注射で効果が打ち止まった場合でも、キュアジェットによる組織再生効果で、さらに傷跡の厚みが減少して目立ちにくくなることもあります。

架橋ヒアルロン酸(Hugel社バイリズン)

やわらかいヒアルロン酸をキュアジェットで導入します。直接接触モードで、刻まれたしわやニキビ跡に、即時的な効果が期待できます。

薄毛治療(ミノキシジル、エクソソーム、MPF)

キュアジェットで、ミノキシジルやエクソソームを皮膚の浅い層にジェット注入することで、均一な深さで薬剤を満遍なく毛根周囲に届けられます。ジェット注入による機械的な刺激で、薬剤の効果を増幅できます。針の注入に比べ、痛みを抑えることが可能です。

キュアジェットはダウンタイムがほぼない施術も可能

キュアジェットは、施術モードや出力を調整することで、目的に応じてダウンタイムがほぼない施術が可能です。たとえば、肌表面に触れずに照射する中空照射(弱め)の場合、施術直後の赤みやむくみは軽度で、内出血も数か所に点状で出るか出ないか程度です。

ダウンタイムはほぼなく、日常生活に戻れる点が大きなメリットです。ダウンタイムが目立たない程度でも、ハリ、毛穴、小じわなど全体的な肌質改善が期待できます。弱めの中空モードで顔全体に治療を複数回行うと、ダウンタイムがほぼ出ない範囲でしっかりとした肌質改善が可能です。

一方、鼻や頬の毛穴の開きが強いときに、やや強めに中空照射を行う場合は、赤みが5日程度続くことがあります。また、ニキビ跡や傷跡、刻まれたしわに対して肌に直接接触させて行う直接照射モードでは、深部まで薬剤を届けるため、1〜2週間のダウンタイムがあります。

実際に、針なし機器(ジェットインジェクター)は表皮層に薬剤を均一に拡散させるため、針による注射と比べて痛みや内出血、ダウンタイムが少ない治療法として評価されています。[6]

キュアジェットの禁忌・副作用

ここでは、キュアジェットの禁忌と副作用について解説します。

禁忌

妊娠中の方は、施術を受けられません。

副作用

キュアジェットは、針を使わずに薬剤を注入できるため、従来の注射よりも痛みや感染リスクが少ないとされています。主な副作用としては、以下が挙げられます。

  • 赤み・腫れ
  • 点状の内出血
  • 色素沈着

ごくまれに硬結(しこり)が見られることもありますが、数日以内に自然に軽快するケースが多く、比較的安全性が高い施術といえるでしょう。

実際に2023年の研究によれば、針なし機器(ジェットインジェクター)による皮膚治療では、深刻な副作用は報告されなかったことがわかっています。[7]

症例

ニキビ跡のへこみに対する当院での症例1(サブシジョンとの併用)

ニキビ跡のへこみに対する当院での症例1(サブシジョンとの併用)
ニキビ跡のへこみに対する当院での症例1(サブシジョンとの併用)

写真は頬にある10年前からあるニキビ跡の凹みを治療したいと当院を受診した20代女性の患者様。長く鈍い針、カニューレを使ったサブシジョンとレニスナ(ジュベルックボリューム)併用のキュアジェットを行い、その1ヶ月後にへこみは大きく改善しています。へこみだけでなく赤みも目立たなくなりました。

治療内容カニューレを使ったサブシジョンとレニスナ(ジュベルックボリューム)併用のキュアジェットを1回
治療期間・回数約1か月・1回
費用サブシジョン2x2cm 22,000円 x 2
レニスナを使ったキュアジェットをサブシジョンと併用
サブシジョンに追加で2x2cm 22,000円 x 2
総額 88,000円(税込)
リスク・副作用内出血、感染、赤み、むくみ、痛み、硬結など
担当医師コメント過去に他院でダーマペン5回、ポテンツァ1回を行ったものの満足いく効果が得られなかったとのことで、喜んでいただけました。今回のサブシジョンではヒアルロン酸は併用していません。

なだらかで面でへこんだ深めのニキビ跡 → サブシジョン
小型でなだらかもしくはカクカクした表面的なニキビ跡 → キュアジェット

と2つの治療を同日に行うことで早めに効果を出すことができました。サブシジョンは皮膚の下から、キュアジェットは皮膚の上から、なので異なる深さのレイヤーをターゲットにして、お互いプラスの効果を期待できます。

キュアジェットの併用薬剤は今回のようにレニスナ(ジュベルックボリューム)が推奨です。キュアジェットでごく少量を皮膚表層に使う場合は、手打ちの場合と違って浅い層にレニスナを使ってもしこりのリスクは極めて低くなります。キュアジェットの発祥地、韓国でもレニスナ併用がメジャーです。

赤みもへこみと一緒に減っていますが、ジュベルックは赤みにも効果が出ることがあると言われていますので、キュアジェットとレニスナの効果で瘢痕自体が改善し、同時に赤みも減ったのだと理解しています。

ニキビ跡のへこみに対する当院での症例2(キュアジェット単独)

ニキビ跡のへこみに対する当院での症例2(キュアジェット単独)

写真は頬にある学生の頃からのニキビ跡のへこみを治療したいと当院を受診した60代女性の患者様。ボックスカー型で4ミリ程度までのくっきりしたへこみが多かったため、キュアジェットを選択して2−3ヶ月ごとに3回治療したところ、最後の治療から3ヶ月後には写真のようにへこみは全体的に目立たない程度になりました。

治療内容レニスナ併用のキュアジェットで3回
治療期間・回数約8か月・3回
費用レニスナ併用のキュアジェット 66,000円を3回
総額 198,000円(税込)
リスク・副作用内出血、赤み、むくみ、痛み、硬結など
担当医師コメントローリング型のニキビ跡が混在していると前の症例のようにサブシジョンを同日に併用した方が効果が上がりますが、今回のように小型でくっきりしたニキビ跡のみであればキュアジェット単独で良い結果が出ています。ジェットの注入による皮膚表層の組織再生(マイクロサブシジョン)注入されたレニスナによるコラーゲンやエラスチンの形成という2つの効果でリスクやダウンタイム少なく、大きな効果を狙えます。施術直後にはかなりの赤みが出ますが、通常は1−2週間でひいてしまいます。

ニキビ跡のへこみに対する当院での症例3(キュアジェット単独)

他院でニキビ跡のへこみにダーマペン10回やレーザー治療をしたが改善しないと受診した30代女性の患者様。当院でサブシジョン1回とTCAクロス5回でまず治療し、ある程度の改善はあったものの治りきらなかったのでレニスナ使用のキュアジェットに切り替えたところ、1回で劇的に改善しました。写真はキュアジェット治療前と、治療2ヶ月後です。

ニキビ跡のへこみに対する当院での症例3(キュアジェット単独)
ニキビ跡のへこみに対する当院での症例3(キュアジェット単独)
ニキビ跡のへこみに対する当院での症例3(キュアジェット単独)
治療内容レニスナ併用のキュアジェットで1回
治療期間・回数約2ヶ月・1回
費用キュアジェット(レニスナ併用)2cm四方を3箇所分 33,000円x3
99,000円
リスク・副作用内出血、赤み、むくみ、痛み、硬結、へこみの開大など
担当医師コメント特に1枚目にあるほうれい線の外側は1回の治療でへこみが目立たなくなったたため治療終了にしました。
2枚目と3枚目にある頬外側は2回目の治療を行いましたので、さらに改善していることが予想されます。
キュアジェットは最低3回の治療が推奨ですが、1回で劇的に改善する場合もあります。

ニキビ跡のへこみに対する当院での症例4(サブシジョンとの併用)

写真はこめかみにあるニキビ跡のへこみを治療したいと当院を受診した30代男性の患者様です。長く鈍い針、カニューレを使ったヒアルロン酸併用のサブシジョンとレニスナ(ジュベルックボリューム)併用のキュアジェットを行い、へこみは大きく改善しました。

ニキビ跡のへこみに対する当院での症例4(サブシジョンとの併用)
治療内容ニューレを使ったヒアルロン酸併用のサブシジョンとレニスナ(ジュベルックボリューム)併用のキュアジェット
治療期間・回数1回、1カ月
費用サブシジョン2x2cm 22,000円(税込) x 1箇所
ヒアルロン酸注入併用 2x2cm 22,000円(税込) x 1箇所
キュアジェットをサブシジョンと併用 22,000円(税込) x 1箇所
総額 66,000円(税込)
リスク・副作用むくみ、鈍痛、内出血、瘢痕形成、硬結、色素沈着、感染、塞栓
担当医師コメントメインのなだらかで面でへこんだ深めのニキビ跡 → サブシジョン
小型で表面的なニキビ跡 → キュアジェット

キュアジェットは同日にサブシジョンと併用することで、

麻酔がすでに効いているので痛くない
麻酔の影響で内出血のダウンタイムが減る

という2つのメリットがあり、かつ効果も上がるのでオススメです。

ニキビ跡のへこみに対する当院での症例5

写真はこめかみにあるニキビ跡のへこみを治療したいと当院を受診した30代男性の患者様です。長く鈍い針、カニューレを使ったヒアルロン酸併用のサブシジョンとレニスナ(ジュベルックボリューム)併用のキュアジェットを1-2ヶ月間隔で3回行い、その2ヶ月後にへこみは大きく改善しました。

ニキビ跡のへこみに対する当院での症例5
ニキビ跡のへこみに対する当院での症例5
治療内容ヒアルロン酸併用のサブシジョンとレニスナ(ジュベルックボリューム)併用のキュアジェット
治療期間・回数1-2ヶ月間隔で3回
費用サブシジョン2x2cm 22,000円 x 4箇所(左右2箇所ずつ)
ヒアルロン酸注入併用 2x2cm 22,000円 x 4箇所
キュアジェットをサブシジョンと併用 22,000円 x 4箇所をトータル 3回
総額792,000円(税込)
リスク・副作用むくみ、鈍痛、内出血、瘢痕形成、硬結、色素沈着、感染、塞栓
担当医師コメントメインのなだらかで面でへこんだ深めのニキビ跡 → サブシジョン
小型で表面的なニキビ跡 → キュアジェット

と両者を同時に治療することで、1回での治療効果を上げることができました。薄くなり白く血管が透けた皮膚もキュアジェットの作用でより正常に近い皮膚に。

ニキビ跡、傷跡、水ぼうそうの跡問わず、予約なし受診当日のキュアジェットやサブシジョンを承っています。

アイスピック型瘢痕に対する当院での症例

写真は鼻のへこみを改善したいと治療を希望した40代女性の患者様。過去に他院でCO2フラクショナルレーザーを5回やり、その後にTCAクロスを行ったら逆に目立ってしまったということでした。

当院ではレニスナを薬剤として使用したキュアジェットをへこみに接触照射で2回、1ヶ月間隔で行い、鼻全体の毛穴には中空照射を2回目のみ併用して1回行い、最後の施術から3ヶ月後の写真です。

アイスピック型瘢痕に対する当院での症例
治療内容キュアジェットを鼻背左右のへこみに直接接触させて2回、1ヶ月間隔
2回目の治療のときに同時に鼻全体の毛穴に中空照射を1回
治療期間・回数約4ヶ月・2回
費用キュアジェット直接 レニスナ 2cm四方 33,000円 x 2回
キュアジェット中空 レニスナ 鼻 33,000円
総額は99,000円
リスク・副作用内出血、瘢痕形成、硬結、色素沈着、色素脱失
担当医師コメント右の小型で深いアイスピック型のへこみはほぼ消失し、左のなだらかでやや大きなへこみも小さくなっています。それと同時に毛穴の凹凸も改善しています。アイスピック型のへこみ治療はTCAクロスや切除して縫合する治療が必要とされてきましたが、キュアジェットは効果が高くリスクも低いので、当院ではアイスピック型にはまずキュアジェットで治療することが多いです。

毛穴の開きに対する当院での症例1

写真は鼻の毛穴を改善したいと治療を希望した60代女性の患者様。レニスナを薬剤として使用したキュアジェットの中空照射を5ヶ月あけて2回行い、最後の施術から2ヶ月後の写真。途中でジュベルックを薬剤として使用したトライフィルプロの施術も1回行っています。

毛穴の開きに対する当院での症例1
治療内容レニスナを薬剤として使用したキュアジェットの中空照射を5ヶ月あけて2回
ジュベルックを薬剤として使用したトライフィルプロの施術をその間に1回
治療期間・回数約7ヶ月・2回
費用キュアジェット中空 レニスナ 鼻 33,000円 x 2回
トライフィルプロ 100ショット ジュベルック 99,000円
総額は165,000円
リスク・副作用内出血、瘢痕形成、硬結、色素沈着、色素脱失
担当医師コメント鼻や頬の毛穴やハリにはキュアジェットの中空照射で広く弱めに当てるやり方は効果を実感しやすいオススメできる施術です。トライフィルプロも特に頬の毛穴には過去の投稿でも紹介した通りとても効果的な治療。どちらも毛穴に有効な治療で優劣はなく、どちらが効くかには個人差があります。この患者様ではキュアジェットの方が効果の実感が高かったため、こちらをメインの治療としました。

毛穴の開きに対する当院での症例2

写真は鼻の毛穴を改善したいと治療を希望した20代女性の患者様です。レニスナを薬剤として使用したキュアジェットの中空照射を1回行い、1ヶ月後の写真です。鼻の黒ずみが減り、ツヤがあり透明感のある肌質になっています。

毛穴の開きに対する当院での症例2
毛穴の開きに対する当院での症例2
治療内容キュアジェット1回行い、1カ月後の写真
費用キュアジェット中空 レニスナ 鼻 33,000円
リスク・副作用内出血、瘢痕形成、硬結、色素沈着、色素脱失
担当医師コメント最近施術しながら気づいたこととして、キュアジェットを中空で強めにジェット照射すると角栓が飛び出してくることがあります。
今回の症例ではジェットによるピーリングのような作用が黒ずみに効いたのだと考えています。レニスナによるコラーゲン増生効果とそれによる色素沈着改善ジェット照射による組織再生効果からのハリや質感改善の2つの作用も合わさり、黒ずみだけでなく鼻全体の肌質がよくなりました。

首の横じわの症例

写真は首の横ジワを改善させたいと受診した20代女性の患者様です。レニスナを薬剤として使用したキュアジェットで2回治療して2ヶ月後、ここまで横ジワが目立たなくなりました。

首の横じわの症例
治療内容キュアジェット直接 レニスナ 首の横ジワ2本×2回
費用キュアジェット直接 レニスナ 首の横ジワ2本 44,000円 x 2回
総額 88,000円
リスク・副作用内出血、瘢痕形成、硬結、色素沈着、色素脱失
担当医師コメント今回は過去に1回で効果はでていましたし、2回目でさらに改善されました。
1回で効果を実感できることは多く、そうでなくても2-3回治療を継続すれば改善することが多いです。

ほくろ除去後のへこみに対する当院での症例(キュアジェット単独)

他院での7年前に行った頬のほくろ除去後のへこみを治したいと受診した20代女性の患者様。すでに他院で20回のフラクショナルレーザーと5回のジュベルック手打ちでも治らなかったとのことでキュアジェットによる治療を希望され、

  • 1ヶ月おきに2回のキュアジェット
  • 使用薬剤はレニスナ
  • 最後の治療から1ヶ月後

でへこみも質感も改善しました。

ほくろ除去後のへこみに対する当院での症例(キュアジェット単独)
治療内容レニスナを使用したキュアジェットを2回行い、1ヶ月後の写真
費用キュアジェット(レニスナ併用)5箇所まで 33,000円
リスク・副作用内出血、赤み、むくみ、痛み、硬結、へこみの開大など
担当医師コメントへこみだけでなく、周りと肌質がなじんで傷跡の境界が目立ちにくくなっているのがわかります。キュアジェットのジェットの作用により傷跡に外力が加わり、組織が再構築する過程で傷跡がより正常に近い組織になると考えられます。

術後のへこみに対する当院での症例

写真はフェイスリフト後の傷跡によるへこみを治療したいと当院を受診した20代女性の患者様。写真ではややわかりにくいですが2cm程度の範囲でへこみが強かったので、サブシジョンの併用を当初推奨しましたが、患者様の希望でキュアジェット単独で治療し、1回の治療から1ヶ月半でほぼ平坦になりました。傷跡で薄くなった組織が正常に近くなり、透けて見えていた毛細血管や赤みも減っています。

術後のへこみに対する当院での症例
治療内容レニスナを使用したキュアジェットを1回行い、1ヶ月半後の写真
費用キュアジェット(レニスナ併用)2x2cm 1箇所 33,000円
リスク・副作用内出血、赤み、色素沈着、硬結
担当医師コメント併用した薬剤はレニスナ(ジュベルックボリューム)。キュアジェットとレニスナによる組織再生の効果で、へこみだけではなく傷跡の質感が改善しています。

肥厚性瘢痕に対する当院での症例

写真は当院で以前重症ニキビをイソトレチノインで治療したものの、頬に盛り上がりの強い肥厚性瘢痕が残った10代男性の患者様。すでにステロイドの局所注射で10回程度治療してある程度盛り上がりが減ったものの、上の写真のようにまだ厚みの強い状態でした。

ステロイド局所注射の効果も薄れていたのでステロイドとボツリヌストキシンを薬剤として使用したキュアジェットで治療したところ、1回の治療から5ヶ月後には下の写真のように瘢痕の盛り上がりが減り、部分的にへこんでいた内部のニキビ跡も改善。

肥厚性瘢痕に対する当院での症例
治療内容ステロイドとボツリヌストキシンを使用したキュアジェットを1回行い、5ヶ月後の写真
費用キュアジェット(ステロイド・ボツリヌストキシン併用)
2x2cm 1箇所 33,000円
リスク・副作用内出血、赤み、色素沈着、へこみ、硬結
担当医師コメントステロイドとボツリヌストキシンはいずれも盛り上がった傷跡を改善する効果があります。キュアジェット自体による傷跡のリモデリング効果が加わることで、ステロイドの局所注射では治らなかった肥厚性瘢痕にもいい結果がでました。

目の周りの色素沈着に対する症例

長い間目周りのくすみが気になっていると受診された30代女性の患者様の症例です。鼻背も一緒に治療したところ、そのくすみも一緒に改善しています。

目の周りの色素沈着に対する症例
治療内容ジュベルックシャインを1回目はキュアジェット、2回目はトライフィルプロで1ヶ月間隔で注入、写真は治療後3か月
費用ジュベルックシャイン(キュアジェット、目周り) 44,000円(税込)
ジュベルックシャイン(トライフィルプロ、100ショット) 99,000円(税込)
総額 143,000円(税込)
リスク・副作用むくみ、鈍痛、内出血、瘢痕形成、硬結、色素沈着
担当医師コメント目周りなのでレーザートーニングやピーリングよりも注入剤が適していると判断し、ジュベルックシャインを1回目はキュアジェット、2回目はトライフィルプロで1ヶ月間隔で注入し、3ヶ月後には写真のように明らかに改善しました。
ジュベルックシャインはジュベルックシリーズの1つで、粒子が極めて小さく色素沈着に特化した製品です。
効果の立ち上がりが早いのが特徴で、この患者様は初回の治療から1ヶ月後にすでに効果を実感していました。2-3回治療を繰り返すことで今回のようにさらに治療効果は上がります。2-3回治療を繰り返すことで今回のようにさらに治療効果は上がります。

キュアジェット費用

キュアジェットは、公的保険が適用されない自由診療です。

直接照射モード|ニキビ跡・傷跡の治療

部位費用
ニキビ跡 2×2cmのまとまった範囲もしくは5箇所まで33,000円
55,000円
鼻と鼻下66,000円
片頬99,000円
両頬165,000円
片側こめかみ44,000円
両側こめかみ77,000円
顔全体231,000円

直接照射モード|刻まれたシワへの治療

部位費用
額の横じわ(2本まで)44,000円
眉間のしわ33,000円
バニーライン33,000円
ほうれい線(両側)44,000円
首の横じわ(2本まで)44,000円

薬剤を追加する場合

薬剤名追加費用
ジュベルックボリューム(レニスナ)
ジュベルック
ボツラックス(韓国製ボツリヌストキシン)
ステロイド
ステロイド+ボツラックス
0円
ゴウリ
リズネ
架橋ヒアルロン酸(バイリズン)
ボトックス(ボツラックス)
11,000円
ボトックス(ボツラックス)を他の薬剤に追加11,000円

中空照射モード|毛穴・小じわ・ハリ改善

部位(毛穴の改善)費用
33,000円
両頬(内側)44,000円
両頬(外側)44,000円
顔全体99,000円
部位(小じわ・肌の質感改善)費用
44,000円
44,000円

薬剤を追加する場合

薬剤名追加費用
ジュベルックボリューム(レニスナ)
ジュベルック
ジュベルックシャイン
ボツラックス(韓国製ボツリヌストキシン)
0円
ゴウリ
リズネ
架橋ヒアルロン酸(バイリズン)
ボトックス(ボツラックス)
11,000円
ボトックス(ボツラックス)を他の薬剤に追加11,000円

頭皮空中モード

部位費用
ミノキシジル・MPF44,000円
エクソソーム55,000円

キュアジェットに関するよくある質問

ここでは、キュアジェットについてよく寄せられる質問に回答しました。

キュアジェットの効果はいつから実感できますか?

肌のハリやツヤなどの表面的な変化は、施術1回後から2週間〜1ヶ月ほどで感じられる場合もあります。ただし、コラーゲンの生成によるニキビ跡やしわの改善といった深部のしっかりとした変化は3回目以降、1〜2ヵ月かけて現れることが一般的です。[1]
継続的に施術を行うことで、より効果を実感しやすくなるでしょう。キュアジェット自体の回数制限はありませんが、薬剤によって施術間隔が異なる場合があります。

キュアジェットの施術後に気をつけることはありますか?

施術当日はシャワーのみ可能です。入浴・運動・サウナ・飲酒など、血行を促進する行為は翌日以降にしてください。施術部位以外のメイク・洗顔は当日から可能ですが、注入部位は翌日からにしましょう。
また、マッサージなどの刺激は、1週間程度避けるのが望ましいです。アフターケアには、ダウンタイムを軽減して刺激が少ない、ラロッシュポゼ社のシカプラストというクリームのサンプルをお渡ししています。施術後3日ほどは、こちらの外用を推奨しています。

キュアジェットでの治療が気になる方は池袋駅前のだ皮膚科へ

キュアジェットはダウンタイムが短く、小じわやハリ、毛穴やニキビ跡の改善が期待できる治療法です。使用する薬剤や照射モードを適切に選ぶことで、一人ひとりの肌状態や治療目的に応じたきめ細やかなアプローチが可能です。

針を使用した治療に抵抗がある方にも適しており、幅広い年代の患者さまにご提案できます。キュアジェットでの治療が気になる方は、池袋駅前のだ皮膚科までお気軽にご相談ください。

【池袋駅前のだ皮膚科|野田真史 監修】

未承認医薬品等の表示

キュアジェットについて

未承認医薬品等

キュアジェットは、医薬品医療機器等法上において国内で承認されていません。

入手経路等

韓国のバズバイオメディック会社から個人輸入しています。
個人輸入された医薬品等の使用によるリスクに関する情報はこちら
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/index.html
をご覧ください。

国内の承認医薬品などの有無

国内で同程度の効能・効果で承認されている国内承認医療機器はありません。

諸外国における安全性等に関する情報

韓国KFDAの承認を受けており、注射式シリンジ/液状の薬液を磁力やバネで噴霧し、皮膚に通して注入する装置として安全性が認められています。

医薬品副作用被害救済制度について

万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

参考文献

[1] Hong, J. Y., Lee, Y. H., Kim, H. J., & Park, K. Y. (2024). Therapeutic Performance of Needle Injection Versus Needle‐Free Jet Injector System for Polynucleotide Filler in Skin Rejuvenation. Journal of Cosmetic Dermatology.

[2] Baxter, J., & Mitragotri, S. (2004). Needle-free jet injections: dependence of jet penetration and dispersion in the skin on jet power. Journal of Controlled Release, 97(3), 【参考文献】527–535.

[3] Dallari, D., et al. (2018). Efficacy of Intra-articular Polynucleotides Associated With Hyaluronic Acid Versus Hyaluronic Acid Alone in the Treatment of Knee Osteoarthritis: A Randomized, Double-Blind, Controlled Clinical Trial. Clinical Journal of Sport Medicine.

[4] Bekkers, V., et al. (2023). Efficacy and safety of needle-free jet injector-assisted intralesional treatments in dermatology—a systematic review. Drug Delivery and Translational Research, 13, 1584–1599.

[5] Haykal, D., et al. (2024). Exosomes in Cosmetic Dermatology: A Review of Benefits and Challenges. Journal of Drugs in Dermatology, 24(1), 12–18.

[6] Barolet, D., & Benohanian, A. (2018). Current trends in needle-free jet injection: an update. Clinical, Cosmetic and Investigational Dermatology, 11, 231–238.

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院長紹介

池袋駅前のだ皮膚科院長 野田 真史
池袋駅前のだ皮膚科院長
野田 真史
池袋駅前のだ皮膚科院長 野田 真史


学歴・資格

東京大学医学部医学科卒業

皮膚科専門医(日本皮膚科学会認定)

医学博士(東京大学大学院医学系研究科)

ニューヨーク州医師免許

ECFMG certificate(アメリカ医師国家試験合格証)

Master in translational science(米国ロックフェラー大学)

米国ロックフェラー大学皮膚科 (Associate Attending Physician)


略歴

2007年
東京大学医学部医学科 卒業
2009年
東京大学医学部附属病院 初期研修修了
2009年 2014年
東京大学皮膚科に入局し、東京大学医学部附属病院、関東労災病院で皮膚科医として勤務
米国Northwestern大学、Thomas Jefferson大学で診療研修
2013年
日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医取得
2014年
東京大学大学院医学系研究科卒業、医学博士
米国ロックフェラー大学
Instructor in Clinical Investigation
兼 Associate Attending Physician
ニューヨーク州医師免許を取得し、診療にあたる
湿疹、アトピー性皮膚炎、乾癬、円形脱毛症の研究に従事し、Master in translational science(MSc)取得
2016年
東京大学医学部附属病院 皮膚科 助教
2018年
池袋駅前のだ皮膚科 開院
目次