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サブシジョン(深いニキビあとのへこみ治療)なら池袋駅前のだ皮膚科へ|治療間隔やダウンタイムを解説

治療の特色 /Common diseases
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サブシジョン(深いニキビ跡の治療)

慢性的なニキビがある方は、ようやくニキビが治ったと思っても肌にニキビ跡が残ってしまうかもしれません。代表的なニキビ跡には「赤みや色素沈着などの色が残るタイプ」と、「クレーターのような凸凹ができるタイプ」があり、それぞれのタイプによって対応できる治療法は異なります。

クレーターのような凸凹としたニキビ跡のへこみがある方にオススメするのが、サブシジョンです。このページでは、当院のサブシジョン治療の特徴や症例、治療の流れ、ダウンタイムや注意事項などについて紹介します。

目次(クリックで開閉)

サブシジョンとはどんな施術?

サブシジョンは皮膚の下にあるニキビ跡で固くなってしまった組織を針で切り、クレーターの陥没した部分を上に持ち上げる施術です。ローリング型と呼ばれる面で凹凸が目立つタイプのニキビ跡に特に適した治療です。

ニキビによる慢性的な炎症が続くと、線維化と言って皮膚の下の組織が固くがちがちになってしまいます。ニキビ肌の方の皮膚が固く厚ぼったくなるのはこのためです。この線維化が局所的に強く起こると、クレーターのように面で凹凸が目立つようになります。

範囲の広い、浅いニキビ跡にはダーマペンが適していますが、深く局所的なニキビ跡のへこみはダーマペンだけで治すのは難しいことがあります。そのときに活躍するのがサブシジョンです。聞き慣れない単語かもしれませんが、英語でsubcisionもしくはsubcutaneous incisional surgeryと呼ばれ、世界中でニキビ跡の治療として20年以上行われています。

当院のサブシジョンの施術について

へこんだニキビ跡の原因の一つは、ニキビ跡の下に固い線維があり、それが皮膚の表面を引っ張っているためです。サブシジョンでは皮膚の表面から針を刺して、その線維を物理的に切断することで、ニキビ跡のへこみを改善します。

サブシジョンに使う器具について

もともとは採血のときのような鋭い針がサブシジョンに使われていましたが、最近ではカニューレといって先が鈍く長い針が使われる手法が主流になっています。この方法によって施術後の内出血のリスクを減らすことができます。当院でもこの方法を採用しています。狭い範囲を治療する場合は鋭い針を使った方法が効果的な場合がありますので、両方の方法を範囲や部位に応じて使い分けています。

カニューレ比較画像

サブシジョンが対応できる症状

サブシジョンが一番よく使われるのはニキビ跡の凹みですが、水ぼうそうの跡の凹み、傷跡の凹み、目立つほうれい線、を治療することに応用する方法があり、当院でもそれぞれ治療経験があります。

施術費用の目安

局所麻酔をかけてから、針で皮膚に穴をあけ、そこからカニューレでニキビ跡のへこみの下に広がる線維を切断していきます。2cm四方で22,000円の価格で治療を行っています。範囲が広い場合は、治療の範囲を合算した価格になります。

サブシジョンの施術で期待できる効果

サブシジョン単独で治療を行う方法と、ヒアルロン酸注入を同時に併用する方法があります。サブシジョンと同時に併用する場合は、ほうれい線などの通常のヒアルロン酸注入とは異なり、柔らかいヒアルロン酸をサブシジョンで開けた空間に流し込み、凹んだ皮膚を上に持ち上げると同時に、サブシジョンで開けた空間が癒着で再度閉じてしまうのを防ぎます。

ヒアルロン酸を併用するとサブシジョンの1回あたりの効果を上げることができます。ヒアルロン酸自体は半年ほどで体に吸収されてなくなりますが、その間に自分の組織がヒアルロン酸を足場にしてできると言われているため、半年経ってもその効果が完全に消失するということはありません。ニキビ跡の凹みが強い場合にはヒアルロン酸併用の方法を推奨しています。

クレーター治療は、サブシジョン単独の施術でも効果的です。ただし、肌表面を整える「ポテンツァ・ダーマペン・ピコフラクショナルレーザー」や、細かく深いニキビ跡の凹みを治療する「TCAクロス」などの施術と併用すると、さらに効果を実感しやすくなります。

サブシジョンの症例写真

当院ではサブシジョンによる多数の治療実績があるため、代表的な症例を紹介します。

症例1.コメカミにある深いニキビ跡の凹みの症例

サブシジョン症例01

治療内容

コメカミにニキビ跡の凹みがみられた患者様です。他院でダーマペンの施術を複数回受けても、効果が実感できないとお悩みでした。当院では、サブシジョンとヒアルロン酸の併用施術を1回実施して、約4か月後には、写真右側のように深い凹みが目立ちにくくなりました。

治療期間・回数

約4か月・1回

費用

  • サブシジョン(2x2cmごとに)22,000円(税込)/回
  • サブシジョンにヒアルロン酸を追加 (2x2cmごとに)22,000円(税込)/回

上記を1回、合計:44,000円(税込)
(※サブシジョン・ヒアルロン酸治療は、公的医療保険が適用されない自由診療(自費)です。)

リスク・副作用

むくみ、鈍痛、内出血、瘢痕形成、感染

院長コメント

長く鈍い針のカニューレを使ったサブシジョンを1回、ヒアルロン酸0.2ccを同時に使って施術しました。一度で強い効果を実感したい場合はヒアルロン酸の併用がオススメです。すでに4ヶ月経ってヒアルロン酸の大部分は吸収されていますが、効果は持続しています。

クレーターが深い場合はヒアルロン酸を追加するとより効果的で、半年ほどしてヒアルロン酸が体に吸収されても効果がある程度持続することが知られています。その理由は

  • ヒアルロン酸自体にコラーゲン産生を促す作用がある
  • ヒアルロン酸であいたスペースに自分の組織ができて置き換わるから
  • ヒアルロン酸が一定期間存在することで、切った組織の再癒着を防ぐ

の3つと考えられています。

症例2.コメカミと頬にある深いニキビ跡の凹みの症例

サブシジョン症例02_01 サブシジョン症例02_02

治療内容

左コメカミと左頬に深いニキビ跡の凹みがあった患者様です。他院でフラクショナルレーザーの施術を受けても、効果が実感できないとお悩みでした。当院ではサブシジョンにヒアルロン酸を併用して左コメカミと左頬にそれぞれ4回施術して、さらにコメカミだけに追加でサブシジョン単独の施術を1回しました。施術してから約1年4か月後には、写真右側のように深い凹みが目立たなくなりました。

治療期間・回数

約1年4か月・5回

費用

  • サブシジョン(2x2cmごとに)22,000円(税込)/回
  • サブシジョンにヒアルロン酸を追加 (2x2cmごとに)22,000円(税込)/回

上記を2箇所で4回

  • サブシジョン(2x2cmごとに)22,000円(税込)/回

上記を1箇所で1回

合計374,000円(税込)
(※サブシジョン・ヒアルロン酸治療は、公的医療保険が適用されない自由診療(自費)です。)

リスク・副作用

むくみ、鈍痛、内出血、瘢痕形成、感染

院長コメント

写真のように深いクレーターの場合はポテンツァやダーマペンだけで平坦にするのは難しい。サブシジョンを使ってニキビ跡で硬くなった組織を皮膚の下から切り、上に押し上げると効果的です。今回の患者様のようにヒアルロン酸を同時に使うことで一回あたりの効果をさらに上げることが可能です。サブシジョンで深いニキビ跡を改善させてからのほうが、ポテンツァやダーマペン、フラクショナルレーザーなど肌表面の治療効果も上がります。

症例3.コメカミと額にできた深いニキビ跡の凹みの症例

サブシジョン症例03_01 サブシジョン症例03_02

治療内容

左コメカミと額に深いニキビ跡の凹みについてお悩みだった患者様です。すでに当院で2回ダーマペン4の施術をおこなっていたため、写真(左)では表面の凹凸が目立ちにくくなっています。(※自己判断でセルフダーマペンの施術もされています。)

深い凹みがまだ残っていたため、サブシジョンを単独で2回施術しました。約1年半後には、写真(右)のように深い凹みが目立ちにくくなりました。

治療期間・回数

約1年6か月・2回

費用

  • サブシジョン(2x2cmごとに)22,000円(税込)/回

上記を2箇所で2回、合計88,000円(税込)
(※サブシジョン治療は、公的医療保険が適用されない自由診療(自費)です。)

リスク・副作用

むくみ、鈍痛、内出血、瘢痕形成、感染

院長コメント

この患者様の場合はかなり深めのクレーターでしたが、ヒアルロン酸を使わないサブシジョンで回数も少なくここまでいい結果を出すことができました。こめかみや頬、ひたいの深いニキビ跡にはサブシジョンはいい適応です。

症例4.頬にある深いニキビ跡の凹みの症例

サブシジョン症例04_01 サブシジョン症例04_02

治療内容

当院でカニューレを使ったサブシジョンで2回治療したほほのニキビ跡の写真です。1回目はヒアルロン酸はなし、2回目は効果を上げるためにヒアルロン酸注入を組み合わせています。

治療期間・回数

約6か月・2回

費用

  • サブシジョン(2x2cmごとに)22,000円(税込)/回

上記を2箇所で1回

  • サブシジョン(2x2cmごとに)22,000円(税込)/回
  • サブシジョンにヒアルロン酸を追加 (2x2cmごとに)22,000円(税込)/回

上記を2箇所で1回

合計132,000円(税込)
(※サブシジョン・ヒアルロン酸治療は、公的医療保険が適用されない自由診療(自費)です。)

リスク・副作用

むくみ、鈍痛、内出血、瘢痕形成、感染

院長コメント

この患者様では2回目のみヒアルロン酸を併用しました。併用無しで1回目で凹みの改善が少なかった場合、2回目に追加することもあります。

症例5.コメカミと頬にあるニキビ跡の凹みの症例

サブシジョン症例05

治療内容

下記は当院でカニューレをつかったサブシジョンでこめかみを治療した写真です。こちらの患者様はダーマペンで表面のニキビ跡や肌質の改善も行い、ダーマペンだけではこめかみの深い凹みがとれなかったためにサブシジョンを追加しました。

治療期間・回数

約1年半・サブシジョン4回(うち2回はヒアルロン酸併用)、ダーマペン9回

費用

  • サブシジョン(2x2cmごとに)22,000円(税込)/回
  • サブシジョンにヒアルロン酸を追加 (2x2cmごとに)22,000円(税込)/回

上記を2箇所で4回(2回はヒアルロン酸併用)

  • 成長因子BENEVを使用したダーマペン 38,500円(税込)/回 で9回

合計610,500円(税込)
(※サブシジョン・ヒアルロン酸・ダーマペン治療は、公的医療保険が適用されない自由診療(自費)です。)

リスク・副作用

むくみ、鈍痛、内出血、瘢痕形成、感染

院長コメント

広範囲に凹凸がありましたが、サブシジョンとダーマペンの組み合わせで凹みがなだらかになっています。サブシジョンで皮膚の下から、ダーマペンで皮膚の上から、と治療を組み合わせるとより効果的です。

症例6.頬とほうれい線にできたニキビ跡の凹みの症例

サブシジョン症例06

治療内容

カニューレを使ったサブシジョンを深いひきつれのような凹み(ローリングスカー)に、ヴァンパイアフェイシャルというPRPを使ったダーマペンを表面の浅い凹凸に、同日に組み合わせで治療しました。

治療期間・回数

約6か月・3回

費用

  • サブシジョン(2x2cmごとに)22,000円(税込)/回
  • サブシジョンにヒアルロン酸を追加 (2x2cmごとに)22,000円(税込)/回

上記を3箇所で3回

  • ヴァンパイアフェイシャル 99,000円(税込)/回 で3回

合計693,000円(税込)
(※サブシジョン・ヒアルロン酸・ヴァンパイアフェイシャル治療は、公的医療保険が適用されない自由診療(自費)です。)

リスク・副作用

むくみ、鈍痛、内出血、瘢痕形成、感染

院長コメント

特にほうれい線付近のひきつれのような強い凹みがなくなり、全体的に凹凸の少ない肌になりました。

症例7.左頬にできたニキビ跡の凹みの症例

サブシジョン症例07

治療内容

左ほほのニキビ跡の深い凹みを当院で2回サブシジョンで治療して半年後の経過です。凹みが強かったので、2回ともヒアルロン酸を併用しています。

治療期間・回数

約8か月・2回

費用

  • サブシジョン(2x2cmごとに)22,000円(税込)/回
  • サブシジョンにヒアルロン酸を追加 (2x2cmごとに)22,000円(税込)/回

上記を2回、合計88,000円(税込)
(※サブシジョン・ヒアルロン酸治療は、公的医療保険が適用されない自由診療(自費)です。)

リスク・副作用

むくみ、鈍痛、内出血、瘢痕形成、感染

院長コメント

表面のテクスチャーや色調の違いは残るもののほぼ平坦になっています。

サブシジョン治療の流れ

  1. サブシジョンを行う場所には長く鈍い針(カニューレ)を使うので、カニューレを入れる場所に細い針で局所麻酔をかけます
  2. 局所麻酔のかかった部分に針で小さな穴を開けます
  3. 針穴からカニューレを挿入し、皮膚の下のニキビ跡で硬い組織を切っていきます。同時に局所麻酔を散布することで痛みを和らげます。
  4. ヒアルロン酸を同時に使う場合は、サブシジョンで開けた空間にヒアルロン酸を注入していきます。

サブシジョンの施術は、予約不要で診察当日の施術も可能です。まずはお気軽に当院までご来院ください。ページの最後にある動画も参考にしてください。

ダウンタイムや治療が受けられない方

サブシジョンのダウンタイム

サブシジョンの範囲により程度の差はありますが、内出血が出ることが多いです。内出血が出た場合は、1週間から2週間ほど紫色や黄色になりますが、最終的には吸収されて消えます。洗顔、化粧は針穴を避ければ当日から可能です。サブシジョンは皮膚の下を針で傷つけることになるので、ケロイド体質の場合など、皮膚が傷跡の反応を起こして厚ぼったくなることが稀にあります。

サブシジョンを受けられない方

  • 妊娠中の方
  • ワーファリンなど血をサラサラにする内服薬を使用中の方

よくある質問

サブシジョンはどのくらいの間隔で治療を受ければいいですか?
1回で十分な効果が出れば一度で治療を終了することもありますし、3回程度、1ヶ月ほど間隔をあけて治療を繰り返す場合もあります。治療効果をみて、回数や間隔を決めます。
サブシジョン単独でニキビ跡の治療は可能ですか?
深いニキビ跡にはサブシジョンを使って治療することが多いですが、ほかのニキビ跡の治療と組み合わせるとより有効です。表面のへこみにはダーマペン、ニキビ跡の赤みにはVビーム、と症状によって施術の組み合わせは変わります。
深くへこんだニキビ跡では、サブシジョンとヒアルロン酸注入を組み合わせることもあります。1箇所や2箇所など限られた深いニキビ跡の場合には、切除する方が有効な場合もあります。
診察で最適なニキビ跡の治療を決めてから治療に移ります。

サブシジョンのニキビ跡治療のイメージ

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