ピコシュア(ピコレーザー)とは?シミやそばかす、毛穴の開きなどの肌トラブル改善へ

ピコレーザーの代表的な機種であるピコシュアを使った施術では、肌に対するダメージを軽減しながらシミやそばかす、毛穴の開きなどのさまざまな肌トラブルにアプローチできます。
ここでは、当院で施術が受けられるピコシュアの特徴や副作用などを紹介します。

ピコシュアとは

ピコシュアは、ピコレーザーと呼ばれる医療機器の一種です。
一兆分の一秒(ピコ秒)という短時間でレーザーを照射できるため、皮膚ダメージを抑えながら患部の症状にアプローチします。

ピコレーザーは、アメリカや韓国など世界各国で多くの機種が使用されています。
その中でもピコシュアは755nmの波長を照射できるため、血管や肌に対するダメージを軽減しながら狙ったターゲットに効果を示すのです。

<ピコシュアで対応できる症状>

ピコシュアの施術で対応できる代表的な症状について紹介します。

シミ、そばかす、肝斑などの色素沈着

ピコシュアには、気になる部位にピンポイントで照射できる「ピコスポット」や、低出力でレーザーを照射できる「ピコトーニング」など複数の照射モードが搭載されています。
ピコシュアを患部に対して適切に照射することにより、色素沈着の原因となっているメラニン色素を破壊できるのです。

当院では、一人ひとりの症状や肌状態にあわせて、照射モードを使い分けて施術をしています。
たとえばシミやそばかすの場合には、「ピコスポット」を使用し、肝斑の場合にはメラニン色素を過度に刺激しないように「ピコトーニング」モードで施術をしています。

毛穴の開き、シワ、ニキビ跡などの肌トラブル

ピコフラクショナル専用のハンドピースを用いたピコシュアの照射は、コラーゲンやエラスチンといった肌にとって大切な成分を増加させます。
肌の弾力を整えることで、毛穴の開き、シワ、ニキビ跡などの症状を改善に導きます。

アートメイク、タトゥーの除去

755nmの波長でレーザーを照射できるピコシュアは、これまで施術が難しかった症状にも対応できます。
アートメイクやタトゥーを除去したいときには、ピコシュアでは主に黒色や青色の色素を除去できます。
ただし黄色や赤色、だいだい色の場合にはピコシュアを使った除去が難しいため、他の種類のレーザーをオススメするかもしれません。

ピコシュアは、このような症状の施術に向いています。
また上記以外にも、生まれつきの青あざやADM(後天性神秘性メラノサイトーシス)という疾患にも効果が期待できます。

現在気になる症状がある方はいつでもご相談ください。

(※ピコシュアは「太田母斑」、「異所性蒙古班」という疾患については保険診療内で治療が受けられます。ただしそれ以外の疾患については、公的医療保険が適用されない自由診療です。)

ピコシュアで注意すべき副作用

ここでは、ピコシュアの施術に関して注意すべき副作用を紹介します。

赤み

施術後には、患部に赤みがみられるかもしれません。
赤みがみられたときには、数時間~数日をかけて少しずつおさまっていきます。
ただし肌状態には個人差があるため、赤みが長く続くこともあります。

腫れ

施術当日に照射部位に腫れがみられることもあります。
ほとんどの場合、数時間で改善します。

カサブタ

施術翌日にみられることがある副作用です。
1週間ほど経過すると、自然とはがれおちます。

上記以外にも、施術後に気になる症状があらわれたときにはいつでもご相談ください。

当院のピコシュア治療の流れ

ここでは当院でピコシュア治療をするときのおおまかな流れについて紹介します。

1.医師の診察、カウンセリング

実際の肌状態を医師が診察し、治療内容についてご提案いたします。気になるお悩みやご不安があるときには、合わせてご相談ください。
具体的な施術内容や注意点などについても医師が丁寧に説明します。
説明内容に同意していただいた後に、実際の治療を開始します。

2.メイクオフ、洗顔

メイクを落としていただき、洗顔で肌を清潔な状態に保ちます。

3.レーザーを照射する

患部にピコシュアレーザーを照射します。症状や治療内容によって異なりますが、レーザーを照射する前に、貼るタイプや塗るタイプの麻酔薬を使用するかもしれません。

なるべく施術当日のメイクは避け、翌日からおこなうようにしましょう。(※施術内容によっては、施術後すぐにメイクができます。)
その他治療に関する詳細については、医師までご確認ください。

料金

ピコシュアの場合は「太田母斑」、「異所性蒙古班」などの一部の疾患については保険診療内で治療が受けられます。
ただしそれ以外の疾患については、公的医療保険が適用されない自由診療です。

<保険診療>

下記は3割負担の場合に必要な料金です。

※都内在住で中学生までのお子様は、実費0円で治療が受けられます。

・約6,000円~12,000円(税込)

<自由診療>

1cmまで 14,300円(税込)
1.5cmまで21,450円(税込)
2cmまで28,600円(税込)

※2cm以上は1cmごとに14,300円(税込)追加します。

※複数か所を治療する場合は、大きさの合算で料金を計算します。たとえば4mmと9mmのシミを治療した場合には、合計1.3cmのため21,450円(税込)です。

また特定の部位にだけ気になるシミが数多くあるときには、広範囲ピコスポット照射もご利用いただけます。

顔広範囲ピコスポット照射88,000円(税込)
手広範囲ピコスポット照射55,000円(税込)
腕広範囲ピコスポット照射132,000円(税込)
脚広範囲ピコスポット照射198,000円(税込)
上背部広範囲ピコスポット照射132,000円(税込)
下背部広範囲ピコスポット照射132,000円(税込)

患部の症状によっては、ピコシュア以外にも飲み薬や塗り薬などを併用することもあります。
具体的な治療内容や費用が気になる方は、いつでも当院までご相談ください。

シミやそばかす、毛穴の開きなどのご相談、治療なら池袋駅前のだ皮膚科へ

ピコシュアは、シミやそばかす、毛穴の開きなどの肌トラブル以外にも、アートメイクの除去など幅広い肌の悩みに対応できます。
気になるお悩みがあるときには、当院までいつでもお気軽にご相談ください。

「ピーリング(リバースピール)について」

・未承認医薬品等
 リバースピールは医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認医薬品です。
・入手経路等
 当院医師の判断の元、イタリアのWiQo社より個人輸入しています。
・個人輸入された医薬品等の使用によるリスクに関する情報はこちらをご覧ください。
・国内の承認機器の有無
 同一の成分や性能を有する他の国内承認機器等はありません。
・諸外国における安全性などに係る情報
 諸外国において、治療に伴う重大な副作用の報告はありません。

「ピコシュアについて」

・未承認医薬品等(異なる目的での使用)
 ピコシュアは医薬品医療機器等法において、太田母斑、異所性蒙古班の治療について承認されていますが、その他の治療については国内で承認されていません。
・入手経路等
 国内の医薬品卸業者より国内の承認機器を仕入れています。
・国内の承認医薬品の有無
 国内で同程度の効能・効果で承認されている国内承認医薬品薬剤はありません。
・諸外国における安全性などに係る情報
 米国FDAにて色素性病変(シミ・肝斑等)・しわ・にきび跡に関する承認を受けています。


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池袋駅前のだ皮膚科 野田 真史 監修