クレーター治療

クレーター(ニキビ跡の凹み)は、ニキビの炎症が皮膚の深い層(真皮)にまで及び、コラーゲンが破壊されてしまうことでできる、萎縮性瘢痕(いしゅくせいはんこん)です。

いったんできたクレーターは、化粧水や市販のケアでは改善が難しく、専門的な治療が必要です。池袋駅前のだ皮膚科では、サブシジョン・TCAクロス・ダーマペン・ポテンツァなど、凹みの種類や深さに合わせた治療をご用意しています。

目次

クレーター(ニキビ跡の凹み)とは

クレーターは、ニキビの強い炎症によって皮膚の土台であるコラーゲンが壊され、皮膚が陥没した状態です。赤みや色素沈着のニキビ跡は時間とともに薄くなることがありますが、クレーター(凹み)は自然には元に戻りにくいのが特徴です。

「凹凸が目立つ」「化粧でも隠れない」「肌が一面ボコボコしている」といったお悩みは、クレーターの可能性があります。

クレーターの種類

クレーターは、凹みの形によって主に3つのタイプに分けられ、タイプによって適した治療が異なります。

アイスピック型

アイスピックで刺したような、狭くて深い凹みです。深く切り込んでいるため難治性で、TCAクロスなどが適しています。

ボックスカー型

縁がはっきりした、四角く窪んだ凹みです。比較的広く、ダーマペンやサブシジョン、ポテンツァなどを組み合わせます。

ローリング型

なだらかにうねるような、ゆるやかな凹みです。皮膚の下が引きつれていることが多く、サブシジョンが有効です。

なぜクレーターになるのか

ニキビの炎症が強かったり長引いたりすると、炎症が真皮にまで及び、肌のハリを支えるコラーゲンやエラスチンが破壊されます。修復の過程でうまく組織が再生されないと、皮膚が陥没してクレーターとして残ります。

ニキビを自分でつぶす、炎症を放置する、といったことはクレーターのリスクを高めます。クレーターを作らないためには、ニキビの早めの治療と、つぶさないことが大切です。

クレーターの治療法

クレーターの治療は、凹みの種類や深さに合わせて、複数の治療を組み合わせるのが基本です。当院では以下の治療を行っています。

サブシジョン

特殊な針で凹みの下の引きつれ(線維)を切り離し、コラーゲンの再生をうながして凹みを持ち上げる治療です。ローリング型や深いボックスカー型に有効です。

TCAクロス

高濃度のTCA(トリクロロ酢酸)を凹みにピンポイントで塗布し、傷の修復反応でコラーゲンを増やす治療です。アイスピック型や小さなボックスカー型に適しています。

ダーマペン

極細針で肌に微細な穴をあけ、自然治癒力でコラーゲン生成をうながす治療です。広範囲のボックスカー型や肌質改善に向いています。

ポテンツァ

マイクロニードルに高周波(RF)を組み合わせ、肌の深部にはたらきかける治療です。凹みや毛穴、肌質の改善が期待できます。

クレーター治療の症例

深いニキビ跡の凹み(クレーター)に対して、サブシジョンやTCAクロスを行った症例です。

左頬にできた深いニキビ跡の凹みにサブシジョンを使った症例

左頬にできた深いニキビ跡の凹みにサブシジョンを使った症例
治療内容左頬にできた深いニキビ跡の凹みにお悩みだった患者様です。施術前には画像(左)のように複数の部分にでこぼこが目立っています。サブシジョンで2回施術した後は、画像(右)のようにでこぼこが目立ちにくくなりました。
担当医師コメント1回目の施術後に凹みの変化があまり見られなかったため、2回目のサブシジョン施術はヒアルロン酸を併用して治療しました。サブシジョンで肌に穴を開けた後に、やわらかいヒアルロン酸を注入すると、凹んだ皮膚を持ち上げながら皮膚と筋膜が再度癒着するのを防ぐ働きが期待できます。
治療期間・回数約6か月・2回
費用下記の治療は、公的医療保険が適用されない自由診療(自費)です。
1回目の施術
サブシジョン(2x2cmごとに)1回 22,000円×2回=44,000円(税込)

2回目の施術
サブシジョン(2x2cmごとに)1回 22,000円×2回=44,000円(税込)
ヒアルロン酸併用(1ccまで)1回 22,000円×2回=44,000円(税込)

合計132,000円(税込)
リスク・副作用むくみ、鈍痛、内出血、瘢痕形成、感染

眉間にできたニキビ跡の凹みにTCAクロスを使った症例

眉間にできたニキビ跡の凹みにTCAクロスを使った症例
治療内容40代女性の患者様です。来院時には写真(上)のように眉間にできたニキビ跡の凹みにお悩みでした。TCAクロスを1回施術してから4か月後には、写真(下)のようにニキビ跡の凹みが目立ちにくくなりました。また肌の赤みにお悩みだったため、Vビーム2による施術もしました。
担当医師コメントTCAクロスでニキビ跡のへこみに、Vビーム2で肌の赤みにアプローチした症例です。1回の来院で同時に施術をした結果、来院時の写真(上)に比べて4か月後の写真(下)では、ニキビ跡のへこみと肌の赤みがどちらも目立ちにくくなりました。
治療期間・回数約4か月・1回
費用下記の治療は、公的医療保険が適用されない自由診療(自費)です。

TCAクロス(使用薬剤:トリクロロ酢酸)1回20か所まで 22,000円(税込)
Vビーム2  1回(全顔) 33,000円(税込)

合計金額 55,000円(税込)
リスク・副作用TCAクロス
一時的な肌の白み、カサブタ、赤み、色素沈着、腫れ、乾燥、ヒリヒリ感など
Vビーム2
赤み、むくみ、内出血、水疱など

※症例写真は個人差があり、効果を保証するものではありません。各治療のくわしい症例は、サブシジョン・TCAクロスの各ページでもご覧いただけます。

治療を始める前に

ニキビ跡には、凹み(クレーター)以外に、赤みや茶色い色素沈着のタイプもあります。それぞれ治療法が異なるため、まずは肌の状態を診させていただき、適した治療をご提案します。

また、まだ炎症のあるニキビがくり返している場合は、先にニキビそのものの治療を行うことが、新たなクレーターを防ぐうえで大切です。

よくあるご質問

クレーターは自分で治せますか?

市販の化粧品やセルフケアでクレーター(凹み)を治すのは困難です。凹みは皮膚の土台が壊れた状態のため、専門的な治療が必要です。

1回の治療で治りますか?

クレーターは1回では改善しきれないことがほとんどで、複数回(治療により3〜5回程度)の継続が必要です。凹みの種類や深さによって回数は異なります。

保険はききますか?

クレーター(凹み)に対する各治療は、基本的に自費診療です。料金や回数は診察のうえでご案内します。

どの治療が自分に合いますか?

凹みのタイプ(アイスピック型・ボックスカー型・ローリング型)や深さによって適した治療が異なります。診察で肌を確認し、適した治療を組み合わせてご提案します。

クレーター(ニキビ跡の凹み)は、適切な治療の組み合わせで目立ちにくくすることができます。長年のニキビ跡の凹みでお悩みの方は、池袋駅前のだ皮膚科までご相談ください。

【池袋駅前のだ皮膚科|野田真史 監修】

院長紹介

池袋駅前のだ皮膚科院長 野田 真史
池袋駅前のだ皮膚科院長
野田 真史
池袋駅前のだ皮膚科院長 野田 真史


学歴・資格

東京大学医学部医学科卒業

皮膚科専門医(日本皮膚科学会認定)

医学博士(東京大学大学院医学系研究科)

ニューヨーク州医師免許

ECFMG certificate(アメリカ医師国家試験合格証)

Master in translational science(米国ロックフェラー大学)

米国ロックフェラー大学皮膚科 (Associate Attending Physician)


略歴

2007年
東京大学医学部医学科 卒業
2009年
東京大学医学部附属病院 初期研修修了
2009年 2014年
東京大学皮膚科に入局し、東京大学医学部附属病院、関東労災病院で皮膚科医として勤務
米国Northwestern大学、Thomas Jefferson大学で診療研修
2013年
日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医取得
2014年
東京大学大学院医学系研究科卒業、医学博士
米国ロックフェラー大学
Instructor in Clinical Investigation
兼 Associate Attending Physician
ニューヨーク州医師免許を取得し、診療にあたる
湿疹、アトピー性皮膚炎、乾癬、円形脱毛症の研究に従事し、Master in translational science(MSc)取得
2016年
東京大学医学部附属病院 皮膚科 助教
2018年
池袋駅前のだ皮膚科 開院
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