リベルサスはセマグルチドが成分で、GLP-1受容体に作用して食欲を抑えて体重減少を実現する内服薬です。1日1回内服し、早ければ3ヶ月程度で体重減少の効果が現れます。以前からGLP1ダイエットというと「オゼンピック」という同じセマグルチドが成分の注射薬がありましたが、リベルサスは2021年2月に新しく発売された内服薬で、注射の必要がないので簡便に使えます。セマグルチドの注射薬であるオゼンピックとの効果の比較で体重減少効果はほぼ同等です。
GLP1受容体作動薬のは複数ありますが、7種類のGLP1薬の中で
リベルサス錠
オゼンピック
の2つが体重減少効果が一番高いことが2021年3月のアメリカからの論文で示されました(Ther Adv Endocrinol Metab. 2021)。当院では使用がより簡便なリベルサスを扱っています。
糖尿病の内服薬として日本をはじめ多くの国で保険適応で使われている薬です。体重減少にも効くことがわかりアメリカでは肥満の改善薬としてFDAの承認待ちとなっています。
長期間内服すると心血管系の病気のリスクを減らす効果もある可能性が示されています。体重減少、やせ以外にも内服によるメリットがある可能性があります。
妊娠中の方、妊娠希望の方、授乳中の方、膵炎や糖尿病を患っている方は内服ができません。
毎日最初の食事または飲水の前に、空腹時に水で1錠内服します。リベルサスを内服して30分は、飲食や他の薬剤の内服を避けてください。
最初の1ヶ月は3mg錠を内服し、その後は7mg錠に切り替えます。
効果を上げたい場合にはさらにその1ヶ月後に14mg錠へ増量します。
最も多い副作用は軽度の吐き気や下痢です。症状が軽ければ内服の継続は可能です。症状が強い場合はご相談ください。
3mg錠 30日分 16,500円
7mg錠 30日分 27,500円
14mg錠 30日分 38,500円