土日診療あり。JR池袋駅東口徒歩1分。池袋35番出口すぐ
酒さの症状は大きく分けて
の2つが同時に出ることです。症状には個人差があり、血管拡張のほうが目立つ方もいれば、ポツポツがメインの方もいます。この2つは治療の仕方も異なります。
医学的には酒さは4つに分類されていて
ですが、目と鼻の症状はやや特殊なので、基本は赤み・毛細血管拡張と毛穴のポツポツにわければ間違いないです。
酒さの赤み、毛細血管拡張は顔の中心に近い部分、鼻、ほほ、あご、眉間に強いことが通常です。目の周りは通常赤みが弱いです。
全体的にぼわっとした赤みだけのこともありますし、肉眼的に赤い線が見えることもあります。日光の影響や年齢で毛細血管拡張は開いていきますので、通常年齢を重ねると症状は悪化します。
症状はないことが多いですが、酒さの肌では刺激感が強いですので、ヒリヒリやほてりを感じることがあります。かゆみが強い場合は、湿疹やアレルギー反応を合併していることもあります。
毛細血管拡張、赤みの治療にはVビームが有効です。
ニキビのような毛穴のポツポツが赤みと一緒に酒さでは出ます。赤いぽつぽつ、黄色く膿む場合、様々です。デモデックスというニキビダニがもともとだれでも毛穴には生息していますが、それが過剰に増えるのが酒さの原因の一つと言われています。それを抑える作用があるイベルメクチンクリームは治療として使われています。ポツポツの治療にはイベルメクチンをはじめとした塗り薬や、ビブラマイシンなどの飲み薬が有効です。
酒さの症状が強い方では、目も充血して刺激感が強い方がいます。酒さ患者様の中には、目の症状がメインの方も診たことがあります。ヒアレインやムコスタなどの点眼液を使って症状を緩和します。
鼻瘤(びりゅう)は鼻に強い赤みやポツポツが続いた人で、鼻がごわごわになって大きくなってしまうことです。長年の皮膚の炎症により、肌の性質が変わってしまっています。鼻瘤は治療が非常に難しいですが、表面のポツポツや赤みが強い場合には、それを治療することで将来さらに悪化するリスクと、既存の症状の改善を見込めます。