酒さは保湿しても良い?スキンケアにおすすめの成分も紹介

「酒さで悩んでいるけれど、保湿してもいい?」「スキンケアには何を使ったらいいの?」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。

酒さは肌のバリア機能が落ちている場合が多く、スキンケアでは適度に保湿して乾燥を防ぐのが大切です。

ここでは、酒さのスキンケアの注意点、おすすめ成分などについて、解説します。

酒さは保湿しても良い?

酒さで悩んでいる方は、過度ではない適切な保湿を心掛けましょう。

過度な保湿とは、油分が多くテクスチャの重いクリームやワセリンを使ったスキンケアのことです。過度な保湿は、酒さの丘疹や膿疱を増やしてしまう場合があります。ヘパリン類似物質は、血行を促進して赤みが増す可能性があるので、一般的に酒さの患者さまには推奨されていません。

酒さでは皮膚のバリア機能が低下しているので、水分を保ちにくくなっています。乾燥で症状が悪化しやすいので、洗顔する場合は人肌くらいのぬるま湯を使い、その後に保湿するようにしましょう。

スキンケアの注意点

酒さのスキンケアでは、以下のことに配慮するようにします。

  • 低刺激の洗顔料で洗う
  • 保湿する
  • 日焼け止めを使う

酒さの方の皮膚は、乾燥したり、ヒリヒリしたりと刺激を受けやすい状態になっている場合が多いです。そのため、肌に刺激を与えないよう低刺激の洗顔料を使うことがおすすめです。

低刺激の洗顔料とは、潤いを保ってしっとり仕上げるもののことです。保湿剤は、乾燥しやすい酒さの肌に合ったものを選びましょう。

また、日光の影響で顔の表面の毛細血管は開きやすくなり、酒さの悪化に繋がる可能性があります。日々の日焼け対策が重要です。日焼け止めはSPF30以上、試してみて毎日使いやすく肌が荒れない製品がおすすめで、毎日使えるものを選ぶことが一番重要となります。

酒さにおすすめの成分

ここでは、酒さにおすすめの成分を紹介します。スキンケアアイテムを選ぶときの参考にしてください。

ナイアシンアミド

ナイアシンアミドは、「ニコチン酸アミド」や「ビタミンB3」と呼ばれるビタミンB群の一つで、生体内では酸化還元反応をサポートする成分です。

細胞間脂質の主成分セラミドの合成を促進して、肌のバリア機能を整えます。また、抗酸化作用や抗菌作用があるので、炎症を抑えることも可能です。

ナイアシンアミドは、酒さの赤みやポツポツを改善します。

以下の記事にもナイアシンアミドについての解説がありますので、ご参照ください。

治療の特色|ナイアシンアミドならのだ皮膚科へ | シミ・毛穴・ニキビに

アゼライン酸

アゼライン酸は、ライ麦や小麦などの穀物から作られた、天然由来の成分です。毛穴詰まりを解消し、皮脂の分泌を減らすように働き、抗酸化作用や抗菌作用により炎症を抑えて、肌状態を改善します。

以下の記事にもアゼライン酸についての解説がありますので、ご参照ください。

治療の特色|アゼライン酸なら池袋駅前のだ皮膚科へ|ニキビ・ニキビ跡、赤ら顔、肝斑、肌のくすみなど

セラミド

セラミドとは、肌の保湿に欠かせない、肌にもともと備わっている成分で、細胞間脂質の50%以上の組成を占めています。

セラミドは、酒さで低下している肌のバリア機能を支えるので、積極的に使いたい成分です。

酒さにおすすめのベーシックケアAZシリーズ

ベーシックケアAZシリーズは、当院オリジナルのスキンケア製品です。

ベーシックケアAZクリアローション(化粧水タイプ)

ベーシックケアAZクリアローションは、アゼライン酸誘導体3%・ナイアシンアミド・15種類のアミノ酸を含み、保湿効果をアップします。ベーシックケアAZの前に使うとさらに効果的ですが、単独でも使えます。

皮脂分泌や炎症を沈静化するので、ニキビ・赤ら顔に向いているスキンケアアイテムです。

内容量通常購入定期購入(10%オフ)
125g4,400円(税込)3,960円(税込)

ベーシックケアAZ(乳液タイプ)

ベーシックケアAZは、保湿成分セラミド・アゼライン酸・ナイアシンアミド配合の乳液です。

炎症や皮脂を抑え、色素沈着やくすみにも効果があるので、ニキビ肌や酒さ、赤ら顔に悩む方に適しているアイテムです。

内容量通常購入定期購入(10%オフ)
60g4,400円(税込)3,960円(税込)

のだ皮膚科の治療の特徴

当院では、専門医が肌の状態を診察し、患者さまのご希望を伺った上で、最適な方法を提案いたします。

受診回数を減らせるよう、施術なども予約なしで受診当日対応可能です。平日は19時半まで、土日も診療しているので、仕事で時間を取りにくい方も比較的通いやすいかと思います。

よくある質問

Q. 酒さは肌の乾燥を悪化させますか?

酒さでは肌のバリア機能が低下しているため、水分を保ちにくく、乾燥肌が悪化しやすくなっています。保湿することでバリア機能を補い、肌に薄い保護膜を張れるため、外部の刺激から肌を守ることができます。

酒さにおすすめのケアアイテムは、セラミドやヒアルロン酸、ナイアシンアミド、アゼライン酸などが配合されたものです。のだ皮膚科では、スキンケア製品も含めて最適なスキンケア方法をご提案しています。

Q. 酒さにはどのスキンケアをしたらいいですか?

酒さに必要なのは、低刺激の洗顔料を使って洗顔し、適度な保湿とUVケアをすることです。日焼け止めクリームは、SPF30以上で、肌荒れしにくく、使いやすいものを選びましょう。

ヘパリン類似物質入りのアイテムは、血行がよくなり赤みが増すリスクがあるため、推奨できません。

Q. 酒さになったらやってはいけないことは?

香辛料、飲酒、サウナ、熱い飲みものが再燃の引き金になることがあるので、控えるようにしましょう。

また日光や紫外線、寒い気候や暑い気候も、肌を刺激するので、注意する必要があります。精神的ストレスや濃い化粧、マスクなども悪化させる可能性があるので、注意しましょう。

副作用

ベーシックケアAZシリーズで、起こりえる副作用は以下のとおりです。

  • 刺激感
  • 赤み
  • かゆみ
  • 痛み
  • ピリピリ感

副作用があらわれた場合には、医師に相談してください。

注意点

  • ニキビなどの各種治療薬と併用可能です。
  • 治療薬を使っている場合は、始めに「ベーシックケアAZ」や「ベーシックケアAZクリアローション」を使い、その後に治療薬を重ねづけするようにします。
  • 肌に合わない場合には、使用をやめてください。

酒さの保湿に関するご相談なら、池袋駅前のだ皮膚科へ

酒さは乾燥で症状が悪化しやすいので、適切な保湿が必要です。

そのため、スキンケア製品選びが重要になってきます。

当院では、酒さやニキビに悩む方におすすめのスキンケア用品「ベーシックケアAZ」を販売しています。酒さだけでなく気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。

池袋駅前のだ皮膚科院長 野田 真史 監修