サブシジョンは失敗する?後悔しやすい原因やクリニック選びのポイント

サブシジョンはニキビ跡の凹みを改善するために、皮膚の下の線維を専用の針で切り離す治療です。

しかし「サブシジョンは効果がないのでは?」「サブシジョンの後に顔が腫れるのは失敗?」「施術経験が豊富な医師はどうやって探せばいい?」と疑問や不安を感じる方も少なくありません。

サブシジョンはニキビ跡の状態や経過によって効果の感じ方が異なります。そのため施術前にサブシジョンの効果や経過を正しく理解することが大切です。

ここではサブシジョンで「失敗した」と感じる原因や、効果が期待できる経過、皮膚科専門医へ相談する目安について解説します。

目次

サブシジョンで得られる効果とは?

ニキビの炎症が長く続くと、炎症が治る過程で皮膚の内部に硬い組織(瘢痕組織)が形成されることがあります。この固くなった組織が皮膚を内側に引き込んでしまうと、皮膚表面がへこんだ状態のニキビ跡が生じます。

サブシジョンは、この固くなった組織を専用の針で切り離し、ニキビ跡の凹みを内側から持ち上げる施術です。組織を切り離すことで皮膚を引き込む力が弱くなるため、施術直後から凹みが持ち上がったような変化を感じられます。

また切断された組織周囲に新たなコラーゲンが生成されるため、凹み部分が徐々に持ち上がっていき、ニキビ跡の凹凸が滑らかになる効果が期待できます。

サブシジョンで「失敗した」と感じるのはなぜ?

期待したほどの変化が得られなかった

ニキビ跡の凹み治療は、1か月毎に3回前後の施術が目安です。ニキビ跡の下で皮膚を引き込んでいる組織を、複数回に分けて切り離していく治療のため、1回の施術だけで大きな改善を得ることが難しい場合があります。

また施術後は組織を修復しようとする働きにより、コラーゲンやエラスチンの生成が進みます。しかしコラーゲンが増えるまで1〜2か月程度かかるため、効果を実感できるまで時間がかかることが多いです。

とくにヒアルロン酸を併用する場合は1回で変化を感じる方もいますが、3回以上の施術が必要となることもあり、個人差があります。

サブシジョンが合うニキビ跡のタイプでなかった

サブシジョンは広い範囲にわたって、ゆるやかに凹んでいるタイプのニキビ跡に適した治療法です。皮膚の表面がなだらかに波打つような、緩やかな凹みの「ローリング型」や、凹みのふちがはっきりしていて四角く広がった「ボックスカー型」に効果が期待できます。

「アイスピック型」と呼ばれる深くて細い穴のようなニキビ跡は、サブシジョンだけでは効果が出にくいことが多いです。

施術後の凹凸が目立った

サブシジョンによる皮膚の下への刺激やダメージが回復していく過程で、皮膚が厚ぼったく感じられたり、皮膚表面が盛り上がったように見えることがあります。同時にヒアルロン酸を注入した場合は、このヒアルロン酸が硬く触れることもあります。これらの症状の多くは、6か月以内に自然に落ち着くケースがほとんどです。

しかし症状が残る場合には、ヒアルロン酸によるものであればヒアルロニダーゼによって溶解する処置を行うことがあります。他にもサブシジョンによる反応と考えられる場合には、ステロイドを局所注入するなどの方法をとることがあります。

術後の内出血や腫れを失敗と誤解してしまった

医療用の針を使用する施術のため、施術後には打撲をしたときのような内出血や腫れが起こることがあります。そのためダウンタイムの症状を見て「失敗したのではないか」と感じてしまうこともあります。

このような誤解が生じてしまう背景には、施術前にダウンタイムで起こり得る症状や、回復までの期間について十分な説明がなかった可能性が考えられます。

実は「失敗」ではないケースも

施術が失敗したように見えていても、失敗ではないケースもあります。

経過途中で効果を判断していた

サブシジョンの効果は、コラーゲンが増えるまでに1〜2か月ほどかかるため、効果の判定には施術後1〜3か月程度の期間が必要です。2〜3週間後など経過の途中で判断してしまうと、効果がないように感じてしまうことがあります。効果が得られる時期に、適切に判断することが大切です。

サブシジョンの経過や効果には個人差があります。気になる症状がみられた方は、すみやかに医師へ相談しましょう。

サブシジョン以外の治療が適したニキビ跡だった

深くて細い穴のような「アイスピック型」のニキビ跡には、サブシジョン以外の治療が適しています。

例えばキュアジェットとよばれる薬液をジェット噴射で皮膚に注入する施術や、TCAクロスという高濃度のトリクロロ酢酸をニキビ跡の凹みに塗布する施術です。これらは皮膚の創傷治癒を利用して、ニキビ跡を内側から改善していきます。これらの施術によりコラーゲンやエラスチンといった成分が作られやすくなり、ニキビ跡のへこみが目立ちにくくなることが期待できます。

▼TCAクロスの詳細はこちらも参考にしてください

TCAクロス(ニキビ跡のへこみ治療)なら池袋駅前のだ皮膚科へ|へこみのあるニキビ跡治療
TCAクロスとは、ニキビ跡のへこみがある部分にピンポイントで塗布する施術です。トリクロロ酢酸(TCA)を肌に塗布して、創傷治癒の働きによりニキビ跡のへこみにアプローチします。|皮膚科専門医による丁寧で的確な診療を心がけています。池袋東口徒歩...

肌表面の凹凸や質感の変化も目立つ場合には、トライフィルプロやキュアジェットといった治療法も適しています。ニキビ跡の状態から、症状に合わせた治療を選択することが大切です。

▼サブシジョン以外のニキビ跡治療はこちらの記事も参考にしてみてください。

失敗ではなくダウンタイムの症状だった

ダウンタイムの症状として内出血や腫れなどが見られる場合があります。施術後1〜2週間程度続く場合があり、それらの症状を失敗ととらえてしまうこともあります。

想定されたダウンタイム内でこれらの症状が徐々に改善されているのであれば、正常な経過をたどっていると考えてよいでしょう。

サブシジョンで起こりうるリスク

内出血・腫れ・しこり(硬結)

針によって皮下の組織を物理的に切断するため、周囲の毛細血管をともに切断する可能性が高く、内出血や腫れがみられることがあります。

また施術後に皮膚組織が修復されていく過程で、新しいコラーゲンが活発に生成されるため、新しく作られた組織が一時的に密度が高くなり、コリコリとしたしこり(硬結)のように感じることもあります。

凹み・左右差が残る

ニキビの炎症が強かった部分ほど組織の癒着が強く、顔の左右で炎症の程度が異なる場合には施術後の改善にも差が出ることがあります。

また瘢痕組織(傷あととして固くなった組織)をどのように切断するかによっても結果が変わるため、医師の技術や経験によって皮膚の持ち上がり方に差が出ることがあります。

再癒着のリスク

ニキビ跡の下にある硬くなった組織の癒着を切り離したあと、コラーゲンが生成される過程で再び組織が癒着する可能性があります。

癒着を防止するためには、ヒアルロン酸などを注入することが効果的です。ジュベルックボリューム(レニスナ)やリジュランS、コラーゲン製剤といった薬剤は、ヒアルロン酸のような即効性はありませんが、肌の凹みに加えて表面の肌質改善も同時に期待できるという特徴があります。

サブシジョン施術における重要な3つのポイント

サブシジョンの治療効果を最大限得るためにも、以下のようなポイントでクリニックを選ぶことがおすすめです。

1.ニキビ跡の正確な診断をしてくれる

サブシジョンは広い範囲にわたって凹んでいるタイプの「ローリング型」や「ボックスカー型」のニキビ跡に効果が期待できます。治療効果を得るために、自分のニキビ跡がサブシジョンの適用になるかどうか、正確に診断してもらうことが重要です。

2.医師のサブシジョン経験が豊富

サブシジョンは、施術を担当する医師が針を使って硬い組織を直接切断するため、スキルや経験により効果に差が出る場合があります。施術の経験が豊富な皮膚科専門医が在籍しているかどうかも、クリニック選びの重要なポイントです。

3.ダウンタイムの説明が丁寧にされている

施術後は麻酔が切れたあとに鈍い痛みを感じたり、内出血や腫れが見られたりすることがあります。

これらを事前に理解していないと、ダウンタイムに現れる症状をみて不安になり、「失敗」と誤解してしまう可能性があります。施術前にダウンタイムの症状や期間について丁寧な説明があるかどうかも確認しましょう。

サブシジョンの失敗が不安な方へ

以下のようなお悩みや疑問がございましたら、皮膚科専門医にご相談ください。

  • ニキビ跡の凹凸が気になる
  • サブシジョンの治療効果を詳しく知りたい
  • サブシジョンの副作用やダウンタイムを詳しく知りたい
  • 自分のニキビ跡がサブシジョンの適用なのかどうか知りたい

池袋駅前のだ皮膚科のサブシジョン治療の特徴

当院には日本皮膚科学会認定の皮膚科専門医が多数在籍しており、年間約2,000件のサブシジョン治療を行っています。

院長の野田医師が他の勤務ドクターに施術指導し、サブシジョン施術経験が豊富な医師が、肌状態やニキビ跡の種類・深さを丁寧に診察したうえで、適切な治療計画をご提案します。

当院で主に採用しているのは、先端が鈍く柔軟で、内出血が起こりにくいとされる「カニューレ針」を使用する方法です。カニューレを基本としながら、部位や範囲によっては鋭い針を選ぶなど、肌の状態に応じて使い分けています。そしてニキビ跡の形や凹みの程度を見ながら、ヒアルロン酸などを併用するかどうかご提案します。

サブシジョン単独でも治療効果は見込めますが、より高い改善を目指す場合は、トライフィルプロ、キュアジェット、TCAクロス、ダーマペン、ポテンツァといった施術との併用も可能です。

これらはすべてサブシジョンと同日に施術を行うことができ、複数のアプローチでニキビ跡を総合的にケアできる環境を整えています。

料金

サブシジョンの治療は、公的医療保険が適用されない自由診療(自費)です。

サブシジョン費用 (税込)
1カ所 (または2x2cmごとに)22,000円
ヒアルロン酸併用(2x2cmごとに)+22,000円
ジュベルックボリューム(レニスナ)・リジュランSの併用(2x2cmごとに)+22,000円
キュアジェット併用(2x2cmごとに)+22,000円

よくある質問

池袋駅前のだ皮膚科でのサブシジョンの施術実績を教えてください

当院では年間約2,000件、過去に1万件以上の施術実績があります。

また院長の野田医師が、当院勤務の皮膚科専門医に直接施術指導もおこなっており、100件以上の施術経験のある医師が多数在籍しています。

まずはサブシジョンの相談で受診してもよいですか?

ご相談だけの受診でも構いません。サブシジョンへの疑問についてお気軽にご相談ください。お肌の状態から、サブシジョンがいいのか、他の治療との組み合わせがよいのかなどもご提案いたします。

サブシジョン治療が気になったら池袋駅前のだ皮膚科へ

サブシジョンは、ニキビの炎症が治る過程で皮膚の内部にできた硬い組織を専用の針で切り、ニキビ跡の凹みを内側から持ち上げる治療です。効果を得るためにも、ニキビ跡の状態を正確に診断してもらい、施術後の経過・ダウンタイムについて正しく理解した上で治療を選択することが大切です。

池袋駅前のだ皮膚科では、日本皮膚科学会認定の皮膚科専門医が在籍し、年間約2,000件のサブシジョン治療を行っています。ニキビ跡やクレーターでお悩みの方、サブシジョン治療について気になることがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

サブシジョンの禁忌・副作用・注意点

禁忌

妊娠中の方

抗凝固薬(ワーファリンなど)を服用中の方

副作用

・施術前に麻酔をするため、麻酔が切れた後に鈍痛を感じる場合があります。

・内出血・赤み・腫れ・むくみが出る場合があり、1~2週間ほどで自然に消失します。

・ケロイド体質の方は、まれに皮膚が反応して厚みを帯びることがあります。

・薬剤注入に伴う一時的な硬さ(しこり)や腫れが生じる可能性があります。

・ごくまれに施術部位からの感染や瘢痕が形成される可能性があります。

注意点

洗顔・シャワー・保湿は当日から、日焼け止めとメイクは施術部位を除いて、当日から可能です。施術当日の激しい運動、過度な飲酒、サウナ、長時間の入浴など血行を促進する行為は内出血や腫れを悪化させる可能性があるため、当日は控えてください。

<サブシジョンについて>

・未承認医薬品等

サブシジョンのカニューレは医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認医療器機です。個人輸入された医薬品等の使用によるリスクに関する情報はこちらをご確認ください。

・入手経路等

韓国のACE MEDICAL社から個人輸入しています。

・国内の承認機器の有無

同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等はありません。

・諸外国における安全性等に係る情報

重大なリスク・副作用などが明らかになっていない可能性があります。

・医薬品副作用被害救済制度について

万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。