酒さ治療薬 |ロゼックスゲル0.75% (メトロニダゾール )|塗り薬

ロゼックスゲルとは?

ロゼックスゲル0.75%(一般名:メトロニダゾール)は、酒さおよびがん性皮膚潰瘍臭改善薬治療薬です。酒さに対しては2022 年 5 月に公的医療保険が適用となりました。

ロゼックスゲルは酒さ病変部での活性酸素増加を抑制して、抗炎症作用により症状を改善します。
また、ロゼックスゲルの有効成分であるメトロニダゾールは、酒さの原因の一つとされる毛包虫やニキビ菌の増殖を抑え、抗菌する作用があります。
刺激感がほとんどなく、使いやすい薬です。

尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023では、酒さの病型の1つである丘疹膿疱型酒さ(第2度酒さ)には、推奨度A(強く推奨)とされており、酒さ治療の代表的な薬として扱われています。

ロゼックスゲルの使い方

使用方法 / 使用回数

1日2回、患部を洗浄後、病変部に適量塗布します。

ゲルのため乾燥することがあるので、保湿剤を塗ってから使うとよいでしょう。

当院ではニキビ、酒さ、赤ら顔に特化した保湿ケアとして「ベーシックケアAZ」を取り扱っています。

使用量

目安は、顔全体の場合、1回分が1FTUです。1FTU(finger tip unit)とは、チューブで人差し指の先端から第一関節まで絞り出した量のことで、約0.5gです。

ロゼックスゲルはかぶれやすい塗り薬ではないですが、刺激感を感じることもありますので、最初は狭い範囲から、問題なければ広めにと徐々に塗る範囲を広げるとよいでしょう。

使用期間

通常12週間までです。
12週間を超えて使用する場合には、必要性を医師が慎重に判断します。

効果がはっきりしないまま、使用することは避けます。
国内臨床試験では、12週間の投与による有効性と安全性が確認されました。

その他

  • 子どもへ使う時は、保護者の指導監督のもとで使用してください。
  • 薬をなめたり、飲んだりしないでください。
  • 目に入らないよう注意してください。万一、目に入った場合には、すぐに水かぬるま湯で洗ってください。症状が重いときは、眼科医の診療を受けてください。

ロゼックスゲルの副作用・注意事項など

禁忌

  • ロゼックスゲルでアレルギーを起こしたことがある方は使用できません。
  • 脳、脊髄に器質的疾患のある患者(脳・脊髄腫瘍の患者を除く)では、中枢神経系症状があらわれることがあります。
  • 妊婦への経口投与で胎盤関門を通過して胎児へ移行することが報告されているので、妊娠3ヵ月以内の女性にも使えません。

副作用

赤み、かゆみ、乾燥、つっぱり感、皮脂欠乏症など

注意事項

  • 紫外線があたるとロゼックスゲル有効成分が不活性体に変化して効果が弱まることがあるので、日光または日焼けランプなどで紫外線にあたるのを避けてください。
  • 刺激感を伴う皮膚症状がある場合は、使用回数を1回に減らすか一時的に使用を中止し、必要に応じて医師の診察を受けてください。
  • 飲酒すると、精神症状、差し込むような腹部の痛み、嘔吐、顔面や全身が赤くなる潮紅があらわれることがあるので、使用期間中は避けてください。

費用(薬価)

ロゼックスゲルの薬価は「102.20 円/g」です。

15g規格:1,530円
50g規格:5,135円

公的保険が適用された3割負担の場合、「15g規格:459円」「50g規格:1,541円」になります。
*薬剤費のみの価格です。

薬価基準収載品目リスト及び後発医薬品に関する情報について(令和5年11月1日適用)

保管および取り扱い上の留意点

  • 直射日光や凍結(0℃以下)を避けて室温で、密栓したまま保管してください。
  • 小さい子どもの手の届かない所に保管してください
  • 誤用の原因になったり品質が変わったりするので、他の容器に入れ替えないでください。
  • 有効期間は3年です。使用期限を過ぎた製品は使用しないでください。

ロゼックスゲルのよくある質問

ロゼックスゲルの酒さへの効果が分かるのはいつ頃ですか?

症状により改善する速さには差があります。
赤みの改善には時間がかかりますが、赤い丘疹や膿を持ったぶつぶつは比較的早くに改善します。

かゆみや赤みなどのかぶれの症状がなければ、最低2週間はまず外用を続けてください。
効果を実感した場合、2−3ヶ月継続するとさらに効果を期待できます。

酒さの症状は下記を参照してください。

酒さ(赤ら顔)の治療方法とは?皮膚科の治療について症例で解説

ロゼックスゲルは酒さの赤みに効きますか?

ロゼックスゲルは酒さの赤みには大きな効果がありません。
酒さのぶつぶつを抑えるのが主要な効果です。

ロゼックスゲルは薬局や通販で購入できますか?

ロゼックスゲルは薬局やドラッグストアなどで購入できる市販薬ではありません。
皮膚科などの医師の診断のもと、医療機関で処方を受けましょう。

なお、通販などによる個人輸入された医薬品等の使用によるリスクに関する情報はこちらのページをご覧ください。