リジュランで毛穴のない美肌を実現!効果や治療の流れを紹介

「スキンケアをいろいろ試したけれど、毛穴の開きが治らない」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

 毛穴治療の一つとしてあげられるのが、肌自身の再生力を促し毛穴の開きを改善する「リジュラン」です。リジュランはサーモン(鮭)注射とも呼ばれ、天然由来成分の製品として人気があります。

本記事では、リジュランの毛穴への効果、他の毛穴に効く治療との違い、施術の流れなどについて詳しく解説します。毛穴治療の選択肢をお探しの方や リジュランによるアプローチに興味のある方は、ぜひご覧ください。

リジュランの毛穴への効果とは?

リジュランは、毛穴の開き・黒ずみ毛穴・たるみ毛穴を改善します。注入の間隔は最低1週間で、推奨は2−4週間、効果を実感するには最低3回の注入を推奨しています。

毛穴の開きへの効果

リジュランの主成分であるポリヌクレオチドの働きは、肌の線維芽細胞を活性化させ、コラーゲンやエラスチンの生成を促進することです。肌内部の密度が高まり、内側からふっくらと持ち上がります。毛穴周辺の皮膚構造が整い、押し広げられていた毛穴も引き締まるようになります。

リジュランの肌質への作用が、過剰な皮脂分泌が原因で開いている毛穴に期待できます。

黒ずみ毛穴への効果

リジュランには、ダメージを受けた皮膚細胞の修復を助け、肌のターンオーバー(新陳代謝)を正常化する働きがあります。ターンオーバーが整うと、毛穴に詰まった古い角質や酸化した皮脂・汚れなどが自然に排出されやすくなります。

黒ずみ毛穴が目立たない状態になるのは、この作用によるものです。肌の水分と油分のバランスを整える効果も、黒ずみ改善に役立ちます。

たるみ毛穴への効果

肌がたるみ、毛穴が縦に伸びる「たるみ毛穴」の原因の一つは、加齢などによるコラーゲンやエラスチンの減少です。リジュランは真皮層の再構築を促し、コラーゲン・エラスチンの生成を進めるように働きます。その結果、失われた肌の弾力やハリが取り戻せるのです。

肌の土台がしっかりしてくるとたるんでいた毛穴周りの皮膚が引き締まり、毛穴の開きが目立たなくなる効果が期待できます。

リジュランの特徴

リジュランは、有効成分として「ポリヌクレオチド(polynucleotide:PN)」を高濃度に配合した注射製剤です。このポリヌクレオチドは、人間のDNAと非常に似た構造を持つサーモン(鮭)のDNAから抽出・精製されたもので、その由来から「サーモン注射」とも呼ばれています。

リジュランの主な作用としてあげられるのは、優れた組織修復効果や抗炎症作用、毛細血管の血行促進作用などです。リジュランを注射すると、皮膚組織の自己再生能力が高まり、肌に自然なハリと弾力がもたらされ、気になる小ジワなどを改善する効果が期待できます。

リジュランについては、以下にも解説がありますので、あわせてご覧ください。

リジュラン注射(サーモン注射)なら池袋駅前のだ皮膚科へ|目の下のクマ、肌のハリ、小ジワ、たるみなど

おすすめな方

リジュランは以下のような方におすすめです。

  • 毛穴開きが気になる方
  • 肌全体に若々しさが欲しい方
  • ニキビができやすいなど肌質でお悩みの方
  • 黒ずんだ毛穴が気になる方
  • きめの整った肌になりたい方
  • 小ジワや目の下のクマが気になる方

他の毛穴に効く治療との違い

ここでは、他の毛穴に効果のある治療方法との違いについて、解説します。

ジュベルックとリジュランの違い

ジュベルックとリジュランは、どちらも肌質改善効果が期待できる注射製剤ですが、主成分と作用機序が異なります。

ジュベルックの主成分は「ポリ乳酸(PDLLA)」という球状の粒子で、皮下に注入されると自身のコラーゲンやエラスチンの生成を促進します。

一方、リジュランの主成分はサーモン由来の「ポリヌクレオチド」です。格子状の構造を持ち、皮膚細胞そのものを活性化させ再生を促す方法で肌細胞へ働きかけるのです。

効果の持続期間は、ジュベルックが約1年〜1年半、リジュランが約半年〜1年とされ、どちらも効果維持には定期的な施術が推奨されています。ボリュームアップ効果をより強く求める場合はジュベルックが適していますが、どちらの製剤も毛穴の開き・小ジワ・肌のハリ不足といった幅広い肌悩みに対応可能です。

どちらも毛穴に対して効果を期待できます。確実にどちらが優れているということはなく、効果には個人差があります。どちらも最低3回は注入を繰り返すことで、効果を実感しやすくなります。

ヒアルロン酸とリジュランの違い

ヒアルロン酸注入は、もともと体内に存在するヒアルロン酸製剤を用いて、シワの溝を物理的に埋めたり、顔の特定の部位にボリュームを出したりする治療です。即効性があり、多くの場合1回の施術で効果を実感できるため、1回で速効性のあるボリュームアップを主な目的とする場合はヒアルロン酸が適しています。

その場合はバイリズンやボライトといった柔らかい皮膚の浅い層にボリュームをもたせたり潤いを保つための柔らかいヒアルロン酸製剤を用います。持続期間は製剤の種類により幅があり、約半年~2年です。

一方、リジュランは皮膚細胞に働きかけて肌質自体を改善していくため、効果は徐々に現れ、複数回(最低3回程度)の施術が推奨されています。リジュランのボリュームアップ効果はヒアルロン酸ほどではありませんが、肌のハリや弾力・小ジワ・毛穴といった根本的な肌質改善を目指しています。リジュランはヒアルロン酸に比べしこりなどのリスクが低く、回数制限なく定期的に施術を受けやすい点も特徴です。

症例

リジュランで顔の広範囲で毛穴や肌質が改善した症例

治療内容写真は毛穴や肌質を改善したいと治療を希望した20代女性。
リジュラン広範囲の手打ちで約1カ月間隔で3回、ほほ、鼻、目の下と広範囲に施術を行い、最後の施術から1カ月後の写真です。
特に毛穴の黒ずみと開きが明らかに改善し、全体の肌のハリやトーンがよくなっているのがわかります。本人に効果を聞いたところ、毛穴への効果の実感はもちろん、冬なのに乾燥せず潤いのある皮膚になったと喜んでいました。
治療期間4カ月
回数リジュラン(鼻、頬など広範囲) 3回
費用※以下の施術は、公的医療保険が適用されない自由診療(自費)です。
・リジュラン(広範囲)3回 55,000円×3回
合計165,000円(税込)
リスク・副作用リジュラン(鼻、頬など広範囲):内出血、赤み、むくみ、痛み、硬結
担当医師コメントリジュランを打って多くの方が実感するのは、肌のハリや小ジワが改善して潤いが増えるという効果。そして、毛穴や肌のトーンにもここまでいい結果が出ることがあります。
リジュランはPN(ポリヌクレオチド)製剤の一つで、ジュベルックやスネコスとはまた違う肌育注射の成分。韓国では10年以上使われてきているため、安全性が高く、注射回数に制限もなく、肌の浅い層に打ってもしこりのリスクがほぼありません。実際、この方では皮膚のごく浅い層に内出血がでないように2mlのリジュランを40箇所ほどにわけて極めて浅く注入しました。
ほかの施術や内服薬の併用は一切なく、スキンケアとしては当院監修のリジール乳液と化粧水を半年間、同時に併用しています。パルミチン酸レチノールやグラブリジン配合で、リジール乳液も毛穴や肌のトーンにオススメです。

費用

リジュランを使った施術は自由診療で、全額自費の支払いになります。

金額は、以下のとおりです。

種類金額(税込)
リジュランアイ局所注射(目の下)1回 33,000円
トライフィルプロ100ショット(リジュラン)1回 121,000円

詳しくは担当医師へお尋ねください。

治療の流れ

以下のような流れで、施術いたします。

  1. カウンセリング・診察
  2. クレンジング・洗顔
  3. 施術
  4. アフターケア

まずはカウンセリングと診察で、医師が症状やお悩みを確認し、最適な方法を提案いたします。ご希望や気になる点があればご相談ください。

施術のために、洗顔やクレンジングをしていただきます。施術時間は、およそ15分~30分です。麻酔は不要ですが、痛みに弱い方には貼るタイプの麻酔薬を使う場合もあります。施術後にはメイクが可能です。

よくある質問

Q. リジュランは鼻の毛穴に効く?

リジュランは鼻の毛穴に対しても効果が期待できます。リジュランの主成分であるポリヌクレオチドは、皮膚の線維芽細胞を活性化し、コラーゲン等の生成を促す働きがあります。肌自体の保水力も向上させるため、ハリと弾力が生まれ鼻周りの皮膚構造が改善されます。

これにより、開いた毛穴が引き締まり凹凸の目立ちにくい状態になります。また、毛穴の開きが改善すれば毛穴は詰まりにくくなり、結果的に黒ずみが改善されます。

Q. リジュラン 何に効く?

リジュランには、肌の自己再生能力を高め、加齢や紫外線ダメージなどによって失われたハリや弾力を回復させる効果が期待できます。肌全体の質感を向上させるため、さまざまな肌悩みにアプローチが可能です。

たとえば、皮膚が薄く年齢サインが現れやすい目周りでは、小ジワやクマの改善に有効です。また、鼻や頬においては、気になる毛穴の開きを引き締め、キメを整え、肌全体のハリ感を向上させる効果が期待できます。肌質の根本改善を目指す治療です。

Q. リジュランは何カ月おきに行くと効果的ですか?

リジュランの効果的な施術間隔は、肌状態や目指す効果によって個人差があります。一般的な間隔としては、1カ月に1回のペースで最低3回の注射がおすすめです。

その後、より効果を高めたい場合は1カ月ごとの注入、効果維持が目的なら2~3カ月に1回程度に間隔を空けることも可能です。最短で1週間後からの施術も可能で、効果を早く実感したい方にも対応できます。しこりなどのリスクが極めて低く、回数制限なく継続しやすい治療です。

リジュランで毛穴の悩みを改善したい方は、池袋駅前のだ皮膚科へ

リジュランは、コラーゲンやエラスチンの生成を促進して、肌の弾力やハリを向上させ、毛穴の開きを改善する施術です。定期的な施術で効果が維持できます。

のだ皮膚科では、患者さま一人ひとりの肌の悩みに合わせて、治療の提案をいたします。

リジュランによる毛穴治療に興味がある方は、お気軽に当院までご相談ください。

【池袋駅前のだ皮膚科 野田 真史 監修】