「イソトレチノインが気になるけれど、肌の乾燥が心配…」と不安に感じている方は多いのではないでしょうか。イソトレチノインは、重度のニキビ治療にも使用される薬です。治療中の乾燥は、開始後1カ月以内に現れることが多いとされています。
本記事では、イソトレチノインによる乾燥はいつから現れるのか、乾燥した場合のケア方法、効果などについて詳しく解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
イソトレチノイン治療中の乾燥はいつから現れる?
イソトレチノインによる乾燥は、治療開始後1カ月以内に現れることが多いとされています。イソトレチノインの副作用が起こる週や投与量を調査したある研究によると、治療開始後4週間以内に、唇や顔などの乾燥が出現することが多いと報告されました。
とくに、投与量が0.5mg/kg以上の場合、早期に乾燥が現れることがわかっています。副作用が現れる前に、対処することが重要だと考えられています。[1]
イソトレチノインで乾燥しやすい理由
イソトレチノインは皮脂腺の活動を抑え、皮脂の分泌量を大幅に減少させるため、肌が乾燥しやすくなります。とくに乾燥しやすい部位は、唇や鼻粘膜(鼻血)、目(ドライアイ)などです。
乾燥症状は、イソトレチノインが効果を発揮しているサインともいえます。ただし、治療を継続するためのケアや、医師によるアドバイスは不可欠です。[2]
イソトレチノインで乾燥した場合のケア方法
イソトレチノイン治療中の乾燥をやわらげるためには、適切なスキンケアが重要です。ここでは、乾燥対策に役立つスキンケア製品選びや、ケア方法について紹介します。
スキンケア製品の選び方
スキンケア製品は、保湿ケアや肌に優しい低刺激の製品を使用することが大切です。たとえば、セラミドなどが配合されたクリームを選ぶとよいでしょう。
研究によると、イソトレチノイン治療中にオメガセラミドやナイアシンアミド(ビタミンB3)を含むクリームを顔に1日2回使用したところ、乾燥や刺激が大幅に減少したことがわかりました。[3]
また、治療中は肌が敏感になっているため、低刺激で無香料の製品を使用することをおすすめします。アルコールや酸性度の高い成分が入った製品は、避けるとよいでしょう。
当院では、ニキビ・酒さ専用の保湿剤を販売しています。詳しくは「ニキビ・酒さ用保湿薬 ベーシックケアAZ」をご覧ください。
スキンケアのポイント
洗顔時はゴシゴシこすらず、よく泡立てて優しく洗いましょう。ワセリンやリップクリームをこまめに塗って、唇が乾燥しないようケアすることも大切です。
また、紫外線による乾燥の悪化を防ぐため、日焼け止めを使用してください。ケアを実践しても乾燥が改善しない場合や、市販のスキンケア製品では不十分だと感じた場合は、早めに専門医に相談しましょう。
イソトレチノインによる3つの治療効果
イソトレチノインは乾燥といった副作用が注目されがちですが、治療効果は高い薬です。個人差はあるものの、主に以下のような効果が期待できます。
1. 皮脂の分泌が減少する
研究によると、イソトレチノインは皮脂腺の大きさを縮小させ、皮脂の分泌量を大幅に抑制する効果があることが確認されています。皮脂腺の働きを抑制し、皮脂の蓄積を減少させるため、毛穴の詰まりを防ぎニキビの原因を取り除くことが可能です。
イソトレチノインを正しい用量で投与した場合、ニキビに効果的であり、安全で合併症が少ない治療だと報告されています。[4]
2. ニキビの炎症を抑制する
イソトレチノインには、炎症を抑制する作用があります。炎症性ニキビの原因である免疫反応を抑えるため、赤みや腫れを抑えるだけでなく、肌のダメージも軽減します。
絶対禁忌がない場合、イソトレチノインは中程度から重度の炎症性ニキビ治療の第一選択となるとされています。[5]
3. 再発を予防する
ある研究によれば、イソトレチノインは従来の治療法と比較し、長期的にニキビの再発を予防する効果があることが報告されました。治療終了後、6カ月以上にわたって皮脂分泌量が低下した状態が維持され、再発リスクが大幅に軽減されたことが確認されています。
また、治療終了後1年以上にわたり効果が続いた患者もいました。[6]
ただし、効果の持続期間には個人差があるため、医師と相談しながら治療計画を立てる必要があります。
イソトレチノイン治療の注意点
イソトレチノイン治療には、以下のような注意点があります。
副作用への対応
イソトレチノイン治療中に以下のような副作用が気になる場合は、早めに医師に相談しましょう。
- 乾燥による皮膚のひび割れ・出血
- 強い赤みやかゆみ、痛み
- 頭痛、筋肉痛、骨の痛み
- 脱毛
研究によると、副作用が許容範囲であれば治療を継続できますが、医師による観察や調整が重要だとされています。[7]
症状が強ければ減量や内服中止が必要なこともあります。
妊娠中の服用は禁忌
イソトレチノインは、胎児に重篤な影響を与える恐れがあります。妊娠中や服用開始後の妊娠には注意してください。
服用中と服用終了から1カ月間は、避妊が必要です。
症例
下の写真は保険適用のニキビ治療で3年間治らず当院を受診した重症のニキビ患者様です。
治療内容 | ニキビ治療。半年のイソトレチノイン内服、並行してVビーム2によるレーザー治療 |
治療期間・回数 | 半年間、Vビーム2によるレーザー治療を7回 |
費用 | ・イソトレチノイン20mg/日で30日分16,500円を6カ月 合計金額99,000円(税込) ・Vビーム頬から下 22,000円を7回 合計金額154,000円(税込) |
リスク・副作用 | イソトレチノイン:胎児奇形、皮膚や粘膜の乾燥、頭痛、筋肉痛、骨痛、うつ病など Vビーム2:赤み、むくみ、内出血、水疱、色素沈着、色素脱失など |
院長コメント | 写真のようなボコッとした大型のニキビは保険適用内の治療が難しいことが多々あり、その際はイソトレチノインで速やかに治療することでニキビ跡の赤みや凹みが悪化することを防げます。 ニキビ跡になると治療がさらに難しくなるので、なるべくニキビを早く治してニキビ跡が出ないように予防することがニキビ跡対策になります。 |
イソトレチノインを難治性ニキビに使用した症例(20代男性)
治療内容 | ニキビ治療。イソトレチノイン内服とVビーム2のレーザー治療 |
治療期間・回数 | 7カ月間、レーザー治療を5回 |
費用 | ・イソトレチノイン20mg/日を7カ月分で16,500円 合計金額 115,500円(税込) ・Vビーム全顔 33,000円を5回 合計金額165,000円(税込) |
リスク・副作用 | イソトレチノイン:胎児奇形、皮膚や粘膜の乾燥、頭痛、うつ病など Vビーム2:赤み、むくみ、内出血、水疱、色素沈着、色素脱失など |
院長コメント | 当院で7カ月イソトレチノイン内服を続けたことでニキビは消えています。 この患者様は赤みも同時に治療を希望されVビーム2 のレーザー治療を5回、イソトレチノインと併用したので赤みも目立たなくなっています。 |
重症酒さに対してイソトレチノイン治療を行った症例
治療内容 | 重症酒さに対するイソトレチノイン内服とVビーム2によるレーザー治療 |
治療期間・回数 | 2カ月間、イソトレチノイン20mg/日、隔日で8カ月間 Vビームを6回 |
費用 | ・イソトレチノイン20mg/日を1カ月分で16,500円 合計金額99,000円(税込) ・Vビーム頬から下 22,000円を6回、 合計金額132,000円(税込) |
リスク・副作用 | イソトレチノイン:胎児奇形、皮膚や粘膜の乾燥、頭痛、うつ病など Vビーム2:赤み、むくみ、内出血、水疱、色素沈着、色素脱失など |
院長コメント | イソトレチノイン治療を行った酒さ患者様の経過写真。 3年前からボツボツと赤ら顔がひどくなり保険診療の塗り薬や飲み薬、メトロニダゾールが効かずに当院を受診し、当院での治療から1年後には写真のように改善しました。 酒さのポツポツは消えて内服終了後も再発していません。同時にVビーム2のレーザー治療を6回行うことで、酒さによる赤ら顔も目立ちにくくなっています。 |
酒さによるぼつぼつ毛穴に悩む方の症例(20代女性)
鼻の黒ずみでお悩みだった20代女性の患者様。酒さによるぼつぼつも気になっていたのでイソトレチノインで治療を開始したところ、1カ月後には酒さのぼつぼつは消え、毛穴の黒ずみもほぼ消失しました
他にも肌質がツルッとして改善したりと鼻の黒ずみ以外にも全般的な効果が早い段階で出ました。
内服開始後1週間では逆に赤いぼつぼつが増えてしまい心配でしたが一過性で、1カ月続けてもらったところいい結果が出ました。
治療内容 | イソトレチノイン20mg/日を1カ月 スキンケアはベーシックケアAZクリアローション |
治療期間・回数 | 1カ月のイソトレチノイン内服 |
費用 | イソトレチノイン20mg/日を1カ月で16,500円(税込) |
リスク・副作用 | 胎児奇形、皮膚や粘膜の乾燥、頭痛、うつ病など |
院長コメント | イソトレチノインには注意点もありますので毛穴の黒ずみ単独であればCLRローション併用のダーマペンがおすすめです。 ・ニキビや酒さのぼつぼつができる場合 ・他の毛穴治療が過去効かなかった場合にはイソトレチノインで毛穴治療を行うとより確実な黒ずみケアが実現できます。 CLRローションとイソトレチノインは併用可能で、同時に行うとさらに強力ば毛穴の黒ずみケアが可能になります。 |
イソトレチノインを毛穴に使用した症例(20代女性)
※写真は同じ人物です。症状がわかりやすいように拡大写真を複数掲載しています。
治療内容 | 長年鼻の毛穴、特に黒ずみでお悩みだった患者様です。 イソトレチノインとCLRローション併用のダーマペンという2つの治療を組み合わせ1年5カ月後には毛穴の黒ずみがほぼ消失してツルッと肌質もきれいになりました。 |
治療期間・回数 | 約1年5カ月・3回ダーマペン4(CLRローション併用)を期間中に合計3回施術しました。 イソトレチノイン20mg/日を6カ月、その後20mg隔日を4カ月処方しました。 |
費用 | ・ダーマペン4(CLRローション併用)22,000円×3回 合計金額66,000円(税込) ・イソトレチノイン内服薬 20mg 30日分16,500円 6カ月 合計金額99,000円(税込) ・イソトレチノイン内服薬 20mg隔日 30日分8,250円 4カ月 合計金額33,000円(税込) 合計費用132,000円(税込) |
リスク・副作用 | ダーマペン:むくみ、痛み、内出血、色素沈着 イソトレチノイン:催奇形性、乾燥、頭痛、筋肉痛、骨痛 |
院長コメント | 2つの毛穴治療を組み合わせることで効果的に毛穴の黒ずみと開きを抑えることができました。さらに毛穴の開きを改善させるならキュアジェットなどの治療がありますが、ここまでよくなれば毛穴治療は一度完了になります。 ここでお示しした二人の患者様に使ったイソトレチノイン内服薬には、さまざまな注意点があるため、毛穴のお悩みに対して気軽に使う治療方法ではありません。 ただしこの患者様のようにさまざまな治療方法を試したけれど効果が実感できなかったときには、他の毛穴治療と併用することで黒ずみ除去の効果を高められます。 |
イソトレチノインを毛穴に使用した症例(40代女性)
※写真は同じ人物です。症状がわかりやすいように拡大写真を複数掲載しています。
治療内容 | 取れない鼻の黒ずみについて、長年お悩みだった患者様です。 即効性のある治療を希望されたため、「ダーマペン4(CLRローション併用)」と「イソトレチノイン内服薬」を組み合わせて治療しました。 治療開始から5カ月後には、毛穴の黒ずみが目立ちにくくなりました。 |
治療期間・回数 | 約5カ月・4回ダーマペン4(CLRローション併用)を月に1回、合計4回施術しました。 イソトレチノイン内服薬20mg/日を5カ月処方しました。 |
費用 | 以下の施術は公的医療保険が適用されない自由診療です。 「イソトロイン(成分名:イソトレチノイン)」20mg/日30日分16,500円 5か月分 合計金額82,500円(税込) 「ダーマペン4(CLRローション併用)」22,000円 4回 合計金額88,000円(税込) 合計費用170,500円(税込) |
リスク・副作用 | 「イソトレチノイン」唇や肌の乾燥、肝機能障害、関節痛、筋肉痛、骨の痛み、脱毛、頭痛、うつ病など 「ダーマペン」むくみ、痛み、内出血、色素沈着 |
院長コメント | 黒ずみ除去の効果を高めるために、ダーマペン4とイソトレチノインという2種類の治療を組み合わせて対応した症例です。 ダーマペンは細い針のついた器械を使って肌に小さな穴を開けることにより、自然治癒力を促進してさまざまな肌トラブルにアプローチする施術です。期待した効果が出るまで個人差はありますが、ダーマペン4は月に1回の頻度で5回を目安にしています。 この患者様に使ったイソトレチノイン内服薬には、さまざまな注意点があるため、毛穴のお悩みに対して気軽に使う治療方法ではありません。 ただしこの患者様のようにさまざまな治療方法を試したけれど効果が実感できなかったときには、他の毛穴治療と併用することで黒ずみ除去の効果を高められます。 また個人差はありますが、黒ずみ除去をしても、施術後に毛穴の開きの症状だけが残ってしまう方もいます。 その場合には、当院で受けられる「キュアジェット」、「トライフィルプロ」や「ジュベルックの手打ち施術」で対応すると、毛穴の開きの改善が期待できます。 ジュベルックとはポリ乳酸(PDLLA)を主成分とした薬剤です。患部にジュベルックを注入することで、コラーゲンの生成を促進して毛穴の開きといった肌悩みに効果が期待できます。期待した効果が出るまで個人差はありますが、目安となる施術間隔は1カ月おきの3回です。 期待した効果を維持したい場合は、さらに半年~1年に1回を目安に施術を受けるとよいでしょう。キュアジェットやトライフィルプロといった器械を使ってジュベルックを投与すると、より効果が上がる場合があります。 |
脂腺増殖症でお悩みだった方の症例
写真はひたいの3ミリほどの黄色いできもの、脂腺増殖症を当院でイソトレチノイン内服を開始してから6カ月後の症例。完全に消失して平坦になっているのがわかります。
写真では1箇所だけを拡大して見せていますが、ほかの多発していた脂腺増殖症も消えました。
治療内容 | イソトレチノイン20mg/日を6カ月 |
治療期間・回数 | 6カ月のイソトレチノイン内服 |
費用 | イソトレチノイン 20mg/日 30日分16,500円 6カ月分 合計金額99,000円(税込) |
リスク・副作用 | 催奇形性、乾燥、肝機能異常、脂質異常、筋肉痛、関節痛、脱毛 |
院長コメント | この患者様では過去にオペで除去もしたのですが、脂腺増殖症が20個以上顔に多発していて定期的に増えていく状態でしたので、説明の上イソトレチノインを選択しました。 ただし、高周波メスで除去した場合と違って内服が終わったら再発する可能性もあるので、ここはまだ経過をみる必要があります。 |
池袋駅前のだ皮膚科におけるイソトレチノイン治療の特徴
池袋駅前のだ皮膚科では、副作用を防ぐためイソトレチノインの服用開始時と治療から1ヵ月後、増量した際にも血液検査を行っています。ただし、服用開始から近い日程で健診などで採血し異常がない場合は、服用開始時の採血は行わないことも多いです。
内服後6カ月程度で効果が見られるケースがほとんどですが、治療効果には個人差があります。患者さまの症状や希望に応じて、ニキビ跡の赤み改善に効果が期待できるVビーム2を併用するなど、治療を効果的に進めるために提案する場合もあります。
Vビームについては「Vビームで赤ら顔、毛細血管拡張症や赤あざを治す酒さ、ニキビ跡の赤み、傷跡やケロイドの赤み、血管腫にも効く赤みのレーザー治療」で詳しく解説していますので、こちらも参考にご覧ください。
イソトレチノインの費用
イソトレチノインは、公的保険が適用されない自由診療です。
イソトレチノイン(イソトロイン)20mg/日 | 30日分 16,500円(税込) |
イソトレチノインに関するよくある質問
Q. イソトレチノインによる乾燥はいつまで続きますか?
A. イソトレチノインの治療による乾燥は、一般的な治療期間の4〜6カ月を通して持続することが多いです。しかし、治療終了後には乾燥が徐々に改善するケースが多いと報告されています。[8]
乾燥が服薬終了後も長期に渡り残ることは稀です。
乾燥がいつまで継続するかは個人差もあるため、医師に相談しながら治療を進めましょう。
Q. イソトレチノインによって一時的にニキビが悪化することはありますか?
A. 一時的に悪化することがあります。
約1~2週間後に症状が悪化し、1カ月程度で症状が改善していくことが多いです。
イソトレチノイン治療をお考えの方は池袋駅前のだ皮膚科へご相談ください
イソトレチノインは重度のニキビに対しても効果的な治療ですが、治療開始後1カ月以内に肌が乾燥することが多いです。乾燥をやわらげるために、保湿ケアや低刺激の製品を使用しましょう。日常生活に支障をきたすような副作用が現れた場合は、早めに診察を受けることが大切です。
池袋駅前のだ皮膚科では、適宜採血検査を行うなど副作用を防ぐための管理をしています。イソトレチノインによるニキビ治療を考えているけれど、乾燥が心配で迷っているという方は、まずは当院へご相談ください。
<イソトレチノインについて>
・未承認医薬品等の表示
イソトレチノインについて
・未承認医薬品等(異なる目的での使用)
イソトレチノインは、医薬品医療機器等法上において国内で承認されていません。
・入手経路等
インドのCipla社から個人輸入しています。
・国内の承認医薬品の有無
国内で同程度の効能・効果で承認されている国内承認医薬品薬剤はありません。
・諸外国における安全性などに係る情報
米国のFDA(食品医薬品局)など諸外国で承認されています。胎児の催奇形性、鬱、精神病などの精神疾患の副作用も報告されています。
【参考文献】
[1]Demirseren, D., Kılınç, F., Emre, S., Akyol, M., Metin, A., & Aktaş, A. (2017). The weeks and the cumulative doses of the first adverse events related to oral isotretinoin in acne patients: Analysis of 300 patients. Journal of Dermatological Treatment, 28(3), 309-313.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27571439
[2]Hull, P., & Demkiw-Bartel, C. (2000). Isotretinoin use in acne: Prospective evaluation of adverse events. Journal of Cutaneous Medicine and Surgery, 4(2), 66–70.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/11179927
[3]Cannizzaro, M., Dattola, A., Garofalo, V., Del Duca, E., & Bianchi, L. (2018). Reducing the oral isotretinoin skin side effects: Efficacy of 8% omega-ceramides, hydrophilic sugars, 5% niacinamide cream compound in acne patients. Giornale italiano di dermatologia e venereologia: organo ufficiale, Societa italiana di dermatologia e sifilografia, 153(2), 161–164.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29564872
[4]Bazargan, A. S., Jafarzadeh, A., Danandeh, F., & Salehi, S. (2024). Investigating metabolic syndrome markers and body mass index changes in patients with acne vulgaris treated with isotretinoin: A prospective study. Journal of Cosmetic Dermatology.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39143842
[5]Layton, A. (2009). The use of isotretinoin in acne. Dermato-Endocrinology, 1(3), 162-169.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32744074
[6]Cunliffe, W., & Norris, J. (1987). Isotretinoin–an explanation for its long-term benefit. Dermatologica, 175(Suppl 1), 133-137.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/2446935
[7]Brelsford, M., & Beute, T. C. (2008). Preventing and managing the side effects of isotretinoin. Seminars in Cutaneous Medicine and Surgery, 27(3), 197-206.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/18786498
[8]Hull, P., & Demkiw-Bartel, C. (2000). Isotretinoin use in acne: Prospective evaluation of adverse events. Journal of Cutaneous Medicine and Surgery, 4(2), 66-70.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/11179927