男性のニキビは、皮脂の分泌が多いこと、ヒゲ剃りによる肌への刺激、スキンケアの習慣が少ないことなどから、女性に比べて悪化しやすく、治りにくい傾向があります。
「市販の洗顔だけではなかなか治らない」「ヒゲ剃りのたびに荒れる」「赤いニキビがくり返す」「ニキビ跡が目立ってきた」といったお悩みは、皮膚科で改善できます。ニキビは男女を問わず「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」という皮膚の病気で、健康保険で治療できます。池袋駅前のだ皮膚科では、保険診療から自費治療まで、男性のニキビにも幅広く対応します。
男性のニキビの特徴
ニキビは、毛穴に皮脂や古い角質がつまり、そこにアクネ菌が増えて炎症を起こすことでできます。男性のニキビには、次のような特徴があります。
- 皮脂の分泌量が多く、毛穴がつまりやすい
- ヒゲが生える口まわり・あご・首は、ヒゲ剃りの刺激で悪化しやすい
- スキンケアの習慣がなく、乾燥や汚れを放置しがち
- 皮脂が気になって洗いすぎ、かえって乾燥を招きやすい
- 炎症が強くなりやすく、ニキビ跡(とくにクレーター)を残しやすい
「皮脂が多い=とにかく洗えばよい」と思われがちですが、これは大きな誤解です。間違ったケアがニキビを悪化させていることも少なくありません。
男性ホルモンと皮脂の関係
男性のニキビに大きく関わるのが、男性ホルモン(アンドロゲン)です。男性ホルモンには皮脂腺を刺激して皮脂の分泌を増やすはたらきがあり、男性は女性よりも皮脂量が多くなります。
皮脂が多いと毛穴がつまりやすく、アクネ菌が増えて炎症を起こしやすくなります。思春期に始まったニキビが大人になっても続いたり、20代以降に悪化したりするのは、このホルモンの影響が背景にあります。ストレスや睡眠不足は男性ホルモンのはたらきをさらに高めるため、生活習慣の乱れも悪化要因になります。
男性のニキビの原因
男性のニキビは、次のような要因が重なって悪化します。原因が一つではないため、スキンケアと治療の両面からアプローチすることが大切です。
- 男性ホルモンの影響による皮脂分泌の多さ
- ヒゲ剃り(カミソリ・電気シェーバー)による肌への刺激
- 皮脂を気にした洗いすぎ、または洗顔・保湿不足
- 睡眠不足・ストレス・不規則な生活
- 糖質・脂質に偏った食事
- 整髪料・日焼け止め・帽子などの汚れや刺激
男性のニキビができやすい場所
男性のニキビは、皮脂が多くヒゲ剃りの刺激も受けやすい、顔の下半分にできやすい傾向があります。
- 口まわり・あご・首 … ヒゲ剃りの刺激を受けやすく、悪化・再発しやすい
- フェイスライン … 皮脂や髪・マスクの刺激が関係しやすい
- おでこ・鼻(Tゾーン) … 皮脂分泌が多く、思春期からのニキビが続くことも
- 背中・胸 … 皮脂が多く汗をかきやすい部位。衣類のこすれも関係する
年代別にみる男性のニキビ
10代(思春期ニキビ)
皮脂分泌が一気に増える時期で、おでこ・鼻などのTゾーンにできやすいのが特徴です。皮脂が主な原因のため、適切な洗顔・保湿と保険治療でコントロールします。
20代
思春期ニキビが続く方もいれば、生活習慣・ストレス・ヒゲ剃りなどで新たに悪化する方もいます。あご・フェイスラインなど顔の下半分に出やすくなります。
30代以降
皮脂に加えて、乾燥・生活習慣・ストレスなど複数の要因がからむ「大人ニキビ」の傾向が強まります。同じ場所にくり返しやすく、跡を残さないための早めの治療が大切です。
ヒゲ剃りとニキビ
ヒゲ剃りは、刃が肌表面の角質を削り、バリア機能を低下させてニキビや肌荒れの原因になります。ニキビの上をカミソリが通ると、炎症が広がったり、跡が残ったりする原因にもなります。
ヒゲ剃りで気をつけたいこと
- 蒸しタオルなどで肌とヒゲをやわらかくしてから剃る
- シェービング剤を使い、刃をこまめに替える
- ニキビや炎症のある部分は深剃りを避ける
- 剃ったあとは洗い流して保湿し、肌を整える
- カミソリ・シェーバーは清潔に保つ
ニキビと間違えやすいもの
ヒゲ剃り後の赤いブツブツは、ニキビではなく毛のう炎(毛穴の細菌感染)やカミソリ負け、埋没毛のこともあります。見分けが難しく、対処も異なるため、くり返す・治らない場合は受診をおすすめします。
男性が陥りやすいNGケア
よかれと思ってやっているケアが、男性のニキビを悪化させていることがあります。次のような点に注意しましょう。
- 皮脂が気になって1日に何度も洗顔する・ゴシゴシ洗う
- 「ベタつくから」と保湿をまったくしない
- スクラブ入り洗顔やあぶらとり紙を使いすぎる
- 気になるニキビを指でつぶす・触る
- 整髪料やワックスが額・生え際に残ったままにする
皮脂を取りすぎると肌が乾燥し、それを補おうとしてかえって皮脂分泌が増える悪循環に陥ります。「やさしく洗い、しっかり保湿する」が基本です。
男性のニキビの治療
男性のニキビも、女性と同じく健康保険で治療できます。市販品で改善しない場合は、皮膚科での治療を検討しましょう。
保険診療
毛穴のつまりを改善する外用薬(アダパレン)、アクネ菌を抑える過酸化ベンゾイル・配合剤・抗菌薬、炎症が強いときの抗菌薬の内服などを、症状や肌質に合わせて使い分けます。つまった皮脂やニキビの芯を取り出す面皰圧出も保険で行えます。
自費診療(難治例・跡の治療)
くり返す重症のニキビには内服薬「イソトレチノイン」、できてしまったニキビ跡(赤み・色素沈着・クレーター)には、それぞれの跡に応じた治療があります。
ニキビ跡を残さないために
男性のニキビは、皮脂が多く炎症が強くなりやすいぶん、跡(とくにクレーター)を残しやすい傾向があります。ニキビを自分でつぶさない、炎症を放置しない、早めに治療する、という3点が、跡を防ぐうえで大切です。市販薬やセルフケアで2〜4週間たっても改善しない場合は、早めに皮膚科を受診しましょう。
男性のスキンケア
男性のニキビ対策も、基本は正しい洗顔と保湿です。皮脂が多いからと洗いすぎると、かえって乾燥して皮脂が増える悪循環になります。
- 洗顔は朝晩2回、よく泡立ててやさしく洗う
- 洗顔後はさっぱりタイプの保湿剤でうるおいを補う
- 日焼け止めを使い、ニキビ跡の色素沈着を防ぐ
- 整髪料やワックスは肌につかないよう注意する
「ベタつくのが苦手」という方も、さっぱりした使い心地の保湿剤・日焼け止めを選べば負担になりにくいです。
よくあるご質問
- 男性のニキビも皮膚科で保険診療できますか?
-
はい。ニキビは男女問わず「尋常性ざ瘡」という病気で、健康保険が適用される治療があります。
- ヒゲ剃り後の赤いブツブツもニキビですか?
-
ニキビのこともあれば、毛のう炎(毛穴の細菌感染)やカミソリ負け、埋没毛のこともあります。見分けには診察が必要です。
- 皮脂が多いので洗顔は念入りにすべきですか?
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洗いすぎは逆効果です。皮脂を取りすぎると乾燥し、かえって皮脂分泌が増えます。朝晩2回のやさしい洗顔が基本です。
- 男性も保湿や日焼け止めは必要ですか?
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必要です。保湿は乾燥による悪化を防ぎ、日焼け止めはニキビ跡の色素沈着を防ぎます。さっぱりした使い心地のものを選ぶとよいでしょう。
- 大人になってもニキビができるのはなぜですか?
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男性ホルモンによる皮脂の多さに加え、ストレス・睡眠不足・ヒゲ剃りなどが重なるためです。30代以降は乾燥も関わる「大人ニキビ」の傾向が強まります。
- 市販のメンズ化粧品だけで治りますか?
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予防には役立ちますが、できてしまったニキビは治療が必要なこともあります。2〜4週間で改善しない場合や、跡が気になる場合は皮膚科を受診してください。
男性のニキビは、正しいケアと治療で改善できます。ヒゲ剃りで荒れる・くり返すニキビ・ニキビ跡でお悩みの方は、池袋駅前のだ皮膚科までお気軽にご相談ください。
院長紹介

野田 真史

学歴・資格
東京大学医学部医学科卒業
皮膚科専門医(日本皮膚科学会認定)
医学博士(東京大学大学院医学系研究科)
ニューヨーク州医師免許
ECFMG certificate(アメリカ医師国家試験合格証)
Master in translational science(米国ロックフェラー大学)
略歴
米国Northwestern大学、Thomas Jefferson大学で診療研修
米国ロックフェラー大学
Instructor in Clinical Investigation
兼 Associate Attending Physician
ニューヨーク州医師免許を取得し、診療にあたる
湿疹、アトピー性皮膚炎、乾癬、円形脱毛症の研究に従事し、Master in translational science(MSc)取得





