ダーマペンとポテンツァの違いは?効果や症状別の治し方を紹介

ダーマペンとポテンツァは、どちらもマイクロニードル治療の代表的な施術です。しかしダーマペンとポテンツァにはさまざまな違いがあることをご存じでしょうか。

ここでは、ダーマペンとポテンツァの違いや効果、当院で施術を受ける場合の症状別の治し方や料金などについて紹介します。

目次

ダーマペンとポテンツァの違いについて

細い針を使うマイクロニードル治療の代表的な施術であるダーマペンとポテンツァには、主に5つの違いがあります。

ここからは「治療方法」、「効果が期待できる症状」、「ダウンタイム」、「副作用」、「効果を実感しやすいタイミング」について比較して紹介します。

※ダーマペンとポテンツァは公的医療保険が適用されない自由診療(自費)です。

ダーマペンとポテンツァ|治療方法の違い

ダーマペンは、有効成分を肌に塗布してから、細い針を使って肌表面に穴を開けて肌内部に成分を浸透させます。

人工的に肌に穴を開けることにより、体本来の肌を修復しようとする働きが促進され、線維芽細胞の活性化やコラーゲンの産生促進などの作用が期待できるのです。当院ではダーマペン4という機種を使用しています。

ダーマペンのページへ ›

ポテンツァは、細い針で肌表面に穴を開け、針先からラジオ波を照射する施術です。コラーゲンやエラスチンの産生促進や肌の引き締めなどにアプローチします。

さらにポテンツァには、ダーマペンにはないドラッグデリバリーシステムが搭載されているため、有効成分を肌内部に均一に浸透できます。

ポテンツァ

ポテンツァのページへ ›

ダーマペンとポテンツァ|効果が期待できる症状の違い

ポテンツァは、「針先からラジオ波を照射できる」、「ドラッグデリバリーシステムを搭載している」、「症状にあわせた専用のチップを利用できる」という特徴をもちます。そのためポテンツァはダーマペンよりも幅広い症状に対応しやすいのです。

ニキビ

ダーマペンは、肌状態にあわせて各種薬剤を併用できる施術です。

たとえばニキビの症状が気になるときには、ピーリング作用のある薬剤(CLRローション、ウーバーピールなど)を使うことで、ニキビの原因となっている毛穴の詰まりや皮脂の過剰分泌にアプローチします。

ポテンツァは「ニキビの原因となる皮脂腺を高周波によって破壊する」ことで、ニキビ・ニキビ跡が再発しにくい肌状態へと導きます。

ニキビ跡の凹み(クレーター跡)

ダーマペンとポテンツァは、どちらも創傷治癒反応による線維芽細胞の活性化やコラーゲンの産生促進といった働きが期待できます。

さらにポテンツァは「針先から高周波を照射する働き」と、「ポテンツァに搭載された独自のドラッグデリバリーシステムにより各種薬剤を肌へ注入」する働きがあります。

そのため、ポテンツァはダーマペンよりもニキビ跡の凹みの改善効果が期待できるのです。

毛穴(毛穴の黒ずみ、毛穴の開きなど)

毛穴の黒ずみが気になるときには、「ダーマペン(CLRローション併用)」の施術が向いています。CLRローションは、原因となっている角栓を取り除く働きが期待できる成分です。

毛穴の開きが気になるときにはダーマペンとポテンツァのどちらも、創傷治癒反応によりコラーゲンやエラスチンの働きを整える働きが期待できます。

さらにポテンツァは高周波の照射によって肌を引き締める働きも期待できるため、ダーマペンよりも短い施術回数で期待した効果を実感しやすい施術といえます。

小ジワ

額(ひたい)や目の周りにちりめんジワのような小ジワがあるときには、ダーマペンとポテンツァのどちらでも対応できます。

赤ら顔(酒さ)

ダーマペンで赤ら顔に対応することは難しく、酒さのように顔全体が赤くなっているときには、赤ら顔の原因となっている血管に高周波でアプローチできるポテンツァが向いています。

また赤ら顔の中でも毛細血管の拡張が起こっているときにはVビームの治療が向いています。

肝斑、色素沈着

ダーマペンの場合は、「ピーリング作用のある薬剤(CLRローションなど)」や「色素沈着を抑制する薬剤(トラネキサム酸など)」を併用した施術により、これらの症状にアプローチします。

ポテンツァの場合は、「肝斑や色素沈着に効果が期待できる薬剤(トラネキサム酸など)」をドラッグデリバリーシステムで肌に均一に注入します。

肌のたるみ

肌のハリを保つためには、コラーゲンやエラスチンといった成分が必要です。加齢によってこれらの成分が作られにくくなると、肌のたるみといった症状が起こりやすくなります。

ダーマペンとポテンツァは、どちらも創傷治癒反応によりコラーゲンやエラスチンの働きを整える働きが期待できます。

ダーマペンとポテンツァ|ダウンタイムの違い

ダウンタイムのあらわれ方は、治療目的にあわせた針の深さの影響や個人の肌状態によって異なります。目安となるダウンタイム期間はダーマペンの場合は約5日、ポテンツァの場合は約2日です。

ポテンツァの場合は針先からラジオ波を照射して患部の出血を抑えます。そのためダーマペンとポテンツァのダウンタイムは、ポテンツァの方が短くなります。

ダーマペンとポテンツァ|副作用の違い

ダーマペンとポテンツァはどちらも出血や痛み、色素沈着、ほてり、赤み、内出血などの副作用が出るかもしれません。

当院ではなるべく副作用が出にくいように、症状や部位にあわせて針を挿入するときの深さを調整しています。

また肝斑にポテンツァで施術するときには、高周波による熱の影響で肌にダメージが出にくいように、照射パワーを調整しながら施術しています。

ダーマペンとポテンツァ|効果を実感しやすいタイミングの違い

ダーマペンとポテンツァはどちらも肌の新陳代謝を促進する施術のため、基本的に複数回の施術が必要です。

目安となる効果を実感しやすいタイミングについては、ダーマペンの場合は月に1回の頻度で5回以上が目安です。またポテンツァの場合は月に1回の頻度で3回以上(赤ら顔・酒さには5回以上)です。

ポテンツァの場合は針先から高周波を照射できるため、とくにニキビ跡の凹み、毛穴のお悩み、肌のたるみといった症状で効果を実感しやすくなります。

※効果を実感するタイミングには個人差があります。

ダーマペンとポテンツァ|費用の違い

ダーマペンとポテンツァは、一般的にダーマペンの方が1回あたりの施術費用が安くなります。ただしどちらも基本的には複数回の施術が必要です。

ポテンツァは少ない施術回数で期待した効果を実感しやすい施術です。そのため症状によっては、ポテンツァの方が合計費用として安くなる可能性もあります。

具体的な治療内容や費用について気になるときには、いつでもご相談ください。

ダーマペンとポテンツァはどっちがいいの?

ダーマペンとポテンツァのどちらの施術が向いているのか迷っている方のために、それぞれの施術についての特徴をまとめてみたので参考にしてください。

ダーマペンが向いている方

  • 毛穴の黒ずみが気になる方
  • 目周りの小ジワが気になる方
  • ダウンタイム(内出血の場合は5日ほど)の時間が確保できる方
  • 1回あたりの施術コストを抑えたい方

ポテンツァが向いている方

  • 毛穴の開きが気になる方
  • 広範囲のニキビ跡に対応したい方
  • 肌のたるみが気になる方
  • 少ない施術回数で期待した効果を実感したい方
  • ダウンタイムの短い施術を希望している方
  • 以前にダーマペンの施術を受けたけれど、期待した効果を実感できなかった方
  • 以前にダーマペンの施術を受けたけれど、ダウンタイムがつらかった方

ダーマペンとポテンツァの症例

右頬にできたニキビ跡の凹みにダーマペンで施術した症例

右頬にできたニキビ跡の凹みにダーマペンで施術した症例
治療内容繰り返すニキビとニキビ跡でお悩みだった20代女性の患者様です。施術前の画像(左)では、右の頬全体に赤みのあるニキビとクレーター状のニキビ跡が確認できます。ダーマペン4による施術を9回受けた3か月後には、画像(右)のようにニキビ・ニキビ跡が目立ちにくくなりました。
治療期間・回数約2年・9回
費用※下記の治療は、公的医療保険が適用されない自由診療(自費)です。

ダーマペン4 全顔(BENEV) 38,500円×9回=346,500円(税込)
トレチノインの塗り薬(5g) 3,300円(税込)
リスク・副作用痛み、出血、色素沈着、ほてり、赤み、内出血など
担当医師コメント繰り返すニキビとクレーター状のニキビ跡にお悩みだったため、ダーマペン(BENEV)の施術でアプローチした症例です。クレーターの凹みが目立っていた部分は、9回の施術後は目立ちにくくなりました。また肌のターンオーバーを促進するという働きを期待して、トレチノインの塗り薬も併用しました。

鼻にできた毛穴の黒ずみにダーマペンで施術した症例

鼻にできた毛穴の黒ずみにダーマペンで施術した症例
治療内容鼻にできた毛穴の黒ずみにお悩みだった患者様です。施術前の画像(左)では、鼻から小鼻にかけて毛穴の開きや黒ずみが目立っていました。ダーマペン4で3回施術をした後に1か月経過した画像(右)では、毛穴に詰まった角栓が除去されており、毛穴の開きと黒ずみが目立たなくなりました。
治療期間・回数約3か月・3回
費用※下記の治療は、公的医療保険が適用されない自由診療(自費)です。

ダーマペン4 鼻(CLRローション) 22,000円×3回(税込)
リスク・副作用痛み、出血、色素沈着、ほてり、赤み、内出血など
担当医師コメントCLRローションは、毛穴の黒ずみの原因となっている過剰な皮脂の分泌を抑えながら、毛穴の汚れを除去する薬剤です。有効成分であるサリチル酸やナイアシンアミドによる働きで、肌表面を滑らかにして肌のキメを整える効果も期待できます。

ニキビ跡にポテンツァとサブシジョン、TCAクロスを組み合わせて施術した症例

ポテンツァ、サブシジョン、TCAクロスを組み合わせて治療したニキビ跡の当院での症例です。
治療内容深いニキビ跡のへこみがこめかみ・ほほの広範囲にあり、他院でヴァンパイアフェイシャルと成長因子のダーマペンを3回ずつ受けたものの深いところがとれないと当院を受診した患者様。当院で毎月治療を行い、1年3ヶ月後にはここまで改善しました。

最初に毎月サブシジョンとTCAクロスを併用して6回 → 細かいが深いへこみ(アイスピック・ボックスカー型)となだらかで広範囲の凹凸(ローリング型)両方が目立たなく
次に月1でマックーム併用のポテンツァを7回 → 浅くなった全体的な凹凸と毛穴など肌質が改善
ダーマペンとジュベルック手打ちを1回 → 残った局所的な浅くなった凹みの改善のため、今後も継続する方針

アイスピック型やボックスカー型の深く小さな凹みはTCAクロスとサブシジョンでほぼ消え、その段階でポテンツァの治療に移りました。へこみが深いところはダーマペンやポテンツァだけでは治すのが難しいです。そんなときにはへこみのタイプに応じてサブシジョンやTCAクロスをまず最初に使って深いところを治し、その後に表面をポテンツァで治療する方がニキビ跡を効率よく減らせます。
費用・回数※下記の治療は、公的医療保険が適用されない自由診療(自費)です。

サブシジョン2×2cm:22,000円(税込)
ヒアルロン酸併用 2×2cm:22,000円(税込)
TCAクロス:20箇所あたり22,000円(税込)
マックーム併用ポテンツァ:110,000円(税込)
BENEV併用ダーマペン:38,500円(税込)
ジュベルック手打ち広範囲:77,000円(税込)
リスク・副作用サブシジョン:むくみ、鈍痛、内出血、瘢痕形成、感染
TCAクロス:赤み、色素沈着、瘢痕形成
ポテンツァ:赤み、むくみ、色素沈着
ダーマペン:赤み、むくみ、色素沈着
ジュベルック:内出血、硬結

副作用・注意事項等

禁忌

「ダーマペン」

  • 妊娠中の方
  • 金属アレルギーの方
  • 局所麻酔薬などの薬剤アレルギーがある方
  • ヘルペスなどの感染症がある方

「ポテンツァ」

  • 心臓ペースメーカーなど埋め込み型医療機器をご使用の方
  • 心臓疾患の方
  • 出血性疾患の方
  • 自己免疫疾患の方
  • 糖尿病による合併症を発症している方
  • 皮膚悪性腫瘍、前癌病変、またはその疑いがある方
  • 施術部位に創傷、重篤な皮膚疾患および感染症がある方
  • 施術部位に金属糸または金属プレート等を入れている方
  • タトゥー、アートメイク上の施術
  • ケロイドを有する部位への施術およびケロイド体質の方
  • アルコール依存症、薬物依存症などの精神神経疾患の方
  • 金属アレルギーがある方
  • 妊娠している方
  • 乳幼児
  • 局所麻酔薬などの薬剤アレルギーがある方

副作用

「ダーマペン」

出血、色素沈着、痛み、ほてり、赤み、内出血など

「ポテンツァ」

出血、色素沈着、痛み、ほてり、赤み、内出血など

注意事項

「ダーマペン」

  • 施術当日のメイクは控えてください。メイクは施術の翌日からできます。
  • 施術後に赤みが出ることもあります。ほとんどの場合は数時間でおさまります。
  • 施術後に内出血があらわれるかもしれません。5日ほどでおさまることがほとんどです。
  • 施術後はニキビが一時的にできるかもしれません。
  • 施術後の肌は敏感になっているため、紫外線対策をしてください。

「ポテンツァ」

  • 施術当日のメイクと入浴は控えてください(シャワーは当日から可能です)。メイクと入浴は施術の翌日からできます。
  • 施術後に赤みが出ることもあります。ほとんどの場合は1〜2日でおさまります。
  • 施術後に内出血があらわれるかもしれません。2日ほどでおさまることがほとんどです。
  • 施術後はニキビが一時的にできるかもしれません。
  • 施術当日は飲酒を控え、サウナ、半身浴、激しい運動は避けてください。
  • 皮膚スクラブ製品の使用や角質除去は避けてください。
  • 施術後の肌は敏感になっているため、紫外線対策をしてください。

料金

下記の施術は公的医療保険が適用されない自由診療です。

ダーマペン4
全顔38,500円(税込)
両ほほ27,500円(税込)
鼻22,000円(税込)

※上記の施術では、1種類の薬剤を使います。2種類以上の薬剤を使用するには、3,300円(税込)の追加料金が必要です。

(対応薬剤:BENEV、トラネキサム酸、ウーバーピール、CLRローション、ボツリヌストキシン)

ダーマペン4(腕の毛孔性苔癬)
両上腕外側の毛孔性苔癬(ウーバーピール)38,500円(税込)
ポテンツァ
赤ら顔、小ジワ55,000円(税込)
ポテンツァ(ドラッグデリバリーチップ)
毛穴、小ジワ、ニキビ跡(BENEV)88,000円(税込)
毛穴(ボツリヌストキシン)88,000円(税込)
肝斑、色素沈着(トラネキサム酸)88,000円(税込)
ニキビ跡(マックーム)110,000円(税込)
ニキビ跡、毛穴(ジュベルック)110,000円(税込)
ポテンツァ(ダイアモンドチップ:麻酔なし、針を使わない施術)
顔または首の引き締め、たるみケア(300ショット)33,000円(税込)
顔または首の引き締め、たるみケア(500ショット)44,000円(税込)

ダーマペン、ポテンツァの施術は池袋駅前のだ皮膚科へ

池袋駅前のだ皮膚科の入口の院名

複数の肌悩みがあるときなど、ダーマペンやポテンツァの施術を試してみたいときには、いつでも「池袋駅前のだ皮膚科」までご相談ください。現在の症状やお悩みなど一人ひとりにあわせた施術を提案いたします。

未承認医薬品等の表示

個人輸入された医薬品等の使用によるリスクに関する情報はこちらをご覧ください。

  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

野田真史のアバター 野田真史 池袋駅前のだ皮膚科 院長

医学博士 / 日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医

東京大学医学部卒業、同大学院医学博士課程修了。米国ロックフェラー大学への臨床・研究留学、ニューヨーク州医師免許取得を経て、東京大学医学部附属病院助教を務める。2018年、池袋駅前のだ皮膚科を開院。

ニキビやシミといった身近な悩みから難治性の皮膚疾患まで、常に知識を研鑽し、適切な診断・治療を行うことを信条としている。

目次