「リジュランって本当に効く?」「打った後どうなる?」と興味を持ちつつも、疑問や不安を感じている方は多いのではないでしょうか。リジュランは「サーモン注射」とも呼ばれる、肌育注射のひとつです。
今回は、リジュラン注射の基本的な仕組みをはじめ、効果を実感するまでの回数の目安、施術後のダウンタイムの経過について詳しく解説します。
経過には個人差がありますが、治療を検討する際の目安として参考にしてみてください。
リジュラン注射とは?

リジュランは、ポリヌクレオチド(PN)を主成分とした美肌治療です。
PNはサーモン由来のDNAから抽出されるため、「サーモン注射」や「DNA(デオキシリボ核酸)注射」とも呼ばれます。
PNには肌をすこやかに保つためのさまざまな作用があり、動物(マウス)を使った研究では、PNの注入後にコラーゲンの増加や皮膚弾力の向上が報告されています。[1]
- 線維芽細胞を活性化し、コラーゲンやエラスチンの生成を促す
- 抗炎症作用や、毛細血管の血流をサポートする働きをもつ
- 保水力を高め、皮膚の修復を後押しする
これらの働きによって肌の水分量が高まり、ハリや小ジワ、ニキビ跡のケアに役立ちます。とくに肌の質感や毛穴の引き締めに対して変化を感じやすく、皮膚のバリア機能を整えて、顔の赤みが改善することもあります。
当院では、お悩みや部位に合わせて3種類の製剤を用意しております。
- リジュラン:顔全体の肌悩みに広く対応
- リジュランアイ:皮膚が薄い目の下のケアに
- リジュランS:ニキビ跡や傷跡などの局所的な凹みに
手打ちによる直接注入を基本としつつ、顔全体へのアプローチには「トライフィルプロ」という専用機器を使用する方法や、凹みが強いニキビ跡には「サブシジョン」と併用する方法をご提案することが可能です。
ヒアルロン酸との違い
ヒアルロン酸は、失われたボリュームを補ったり、シワの溝を物理的に埋めたりする目的で使用します。注入直後から変化が分かりやすく、その後は徐々に体内に吸収されていきます。
一方リジュラン(PN)は、肌の弾力や小ジワのケアなど、根本的な肌質を整える目的で用いる製剤です。時間をかけて複数回注射することで、少しずつ肌の変化を目指します。
| ヒアルロン酸注入(主にフィラー) | 主目的:シワの溝を埋める/ボリュームを補う 変化のタイミング:施術直後から分かりやすい |
|---|---|
| リジュラン(PN製剤) | 主目的:ハリや弾力のケア、小ジワなど肌質を整える 変化のタイミング:複数回の施術で徐々に変化を目指す |
リジュラン注射の経過

リジュランの施術後は、注入方法にかかわらず、直後から赤みや腫れが生じることがあります。
一般的な経過は以下の通りです。
施術当日〜翌日
細い針を刺す痛みや、製剤特有の刺激を感じることがあります。痛みが不安な方にはテープ麻酔の追加も可能です。
施術直後は軽度の赤みや腫れ、チクチクとした感覚のほか、点状の針跡、薬液によるぽこぽことした皮膚の膨らみが出やすくなります。これらは当日〜翌日にかけて徐々に落ち着いていきます。ただし、皮膚が薄い目周りは薬液の膨らみが目立ちやすく、2〜3日続くケースもあります。
※トライフィルプロで注入した場合は、炭酸ガスの影響で直後にプチプチとした触り心地や違和感が出ることがありますが、数時間〜1日程度で自然に落ち着きます。
内出血が出た箇所は青紫色になりますが、1〜2週間かけて自然に薄くなるのが一般的です。
2日〜3日目
軽いむくみや内出血(青あざ)が続いていることがあります。
内出血の色味が黄色へ変化し、徐々にメイクでカバーしやすくなる時期です。
目周りのぽこぽこ感が残っている場合も、少しずつ吸収され平坦になります。
4日〜7日目以降
1週間が経過する頃には、ダウンタイム症状の多くが自然に落ち着くことがほとんどです。内出血が複数箇所にみられた場合でも、1〜2週間ほどで目立たなくなっていきます。
注意が必要な症状
ごく稀に、成分に対するアレルギー反応として強い赤みや腫れが起きることがあります。
また非常に稀ではありますが、しこり(硬結)が生じる可能性もあります。
症状が長引く場合や違和感が強い時は、医師の診察を受けてください。
リジュランの効果はいつから実感できる?

リジュランは施術直後ではなく、2〜4週間前後から変化を感じ始める方が多い施術です。肌内部の線維芽細胞に働きかけてコラーゲンやエラスチンの生成を促し、肌の保水力を高めます。
そのため、肌触りや化粧ノリの向上、毛穴や乾燥のケアといった変化を実感するまで、おおよそ1カ月程度を要します。
なお、目周りの片方にPN、反対側にヒアルロン酸を2週間間隔で3回注入した研究では、PNの方が、肌表面のキメの粗さと毛穴の容積の改善が大きかったという報告があります。[2]
リズネの効果はいつから?
リズネは、リジュランと同じPN(ポリヌクレオチド)を主成分とするリジュランのジェネリック製剤です。リジュランはサーモン、リズネはマスからPNを抽出しています。
リズネは肌のハリや小じわ、毛穴の改善に比較的速効性を感じやすく、早い方では1回目の注入から1〜2週間程度で効果を実感できます。より効果を実感していただくため、最低3回程度の継続施術を推奨しています。
3回注入後の持続期間は約6カ月が目安です。その後も1〜3カ月に1回程度注入を続けると、より効果が持続します。
リズネはリジュランより粘度が高いため、目の周りに注入した場合は、ボコ付きが2〜3日続いてから吸収されることがあります。
当院では、針を使わずジェットの力で薬剤を届けるキュアジェットでは、リズネを主に使用しています。
リジュランは何回の施術が必要?

しっかりと肌質の変化を実感し、その状態を長持ちさせるためには、適切な回数と頻度で治療を受けることが重要です。
推奨される治療回数や、持続期間の目安をご紹介します。
基本の治療回数と間隔
1回の施術で変化を感じる方もいらっしゃいますが、基本的には複数回の継続が推奨されます。
- 手打ち注射:2〜4週間おきに少なくとも3回(目元のクマや小ジワには3〜5回)
- トライフィルプロ:1カ月ごとに3〜5回が目安
メンテナンスは必要?
上記の目安回数を終えた後は、半年〜1年程度の効果持続が期待できます。その後も良い状態を保つためには、定期的なメンテナンス施術をおすすめします。
メンテナンスの頻度は、その後も毎月施術を続けるとより効果が上がり、ある程度効果を実感した場合は間隔をあけて継続することもあります。リジュランはしこりができるなどのリスクが極めて低いため、施術の回数に制限はありません。
持続期間の目安は、手打ち注射で半年〜1年程度です。トライフィルプロを用いた場合も、およそ6カ月以上持続することが多いとされています。
トライフィルプロでは、薬剤の効果が薄れたあとも、炭酸ガス注入による組織再生の効果がそれ以上に長く続くとされています。
リジュランの経過を左右するポイント

施術後のダウンタイムの長さや仕上がりの満足度は、クリニックでのアプローチ方法や、ご自宅での過ごし方によっても変化します。
経過を良好に保つために知っておきたい要素をまとめました。
医師の注入技術
リジュランは真皮層という適切な深さに注入する治療です。手打ちの場合、医師の注入手技が内出血などの出やすさに影響するため、同じ製剤でも経過に差が出ることがあります。
一方でトライフィルプロを使用する場合、機械によって薬剤の量や深さ(1.5mm)、拡散具合がコントロールされるため、狙った部位へ正確かつ均一に届けやすいのが特徴です。
アフターケアと生活習慣
施術後の肌は非常にデリケートになっています。患部をこすらず、丁寧な保湿ケアと紫外線対策を心がけましょう。
- 洗顔、保湿:当日から可能
- 日焼け止め、メイク:手打ちは当日から、トライフィルプロは翌日から可能
体が温まると腫れや内出血が強く出やすくなるため、施術当日の激しい運動、過度な飲酒、長時間の入浴やサウナはお控えください。
リジュランがおすすめな方

リジュランは、肌の土台からハリや弾力を育てていくアプローチが特徴です。
以下のようなお悩みを持つ方に適した選択肢となります。
- 目の下のクマ・目元のハリ不足・小じわが気になる方
- 肌のハリや弾力低下、くすみが気になる方
- 毛穴の開きやキメの乱れなど、肌質を整えたい方
- ニキビ跡が気になる方
- 首・デコルテ・手の甲など、年齢が出やすい部位をケアしたい方
- 不自然なボリュームアップは避けたい方
リジュランの副作用

副作用・リスク
リジュランの局所注射
腫れ、痛み、内出血、(きわめてまれに)血管閉塞
トライフィルプロ(リジュラン)
赤み、腫れ、内出血、色素沈着、カサブタ、熱感、針の跡、点状出血、皮下気腫
リズネの局所注射
腫れ、痛み、血管閉塞
キュアジェット(リズネ)
赤み、むくみ、色素沈着、ごくまれに硬結など
禁忌
リジュランの局所注射
- 妊娠中の方
- 魚や魚卵にアレルギーのある方
トライフィルプロ(リジュラン)
- 妊娠中の方
- 患部に強い炎症がある方
- ヘルペスなどの感染症で治療中の方
- 使用する薬剤に過敏症がある方
- 患部に傷がある方
リズネ(局所注射・キュアジェット)
- 魚や魚卵などのアレルギー体質のある方
池袋駅前のだ皮膚科のリジュラン注射の特徴

当院では、患者さん一人ひとりの肌状態に合わせた丁寧な診察と、適切な製剤・注入方法の選択を重視しています。
日本皮膚科学会認定の皮膚科専門医が多数在籍しており、診察時には現在の患部の状態や、これまでの治療歴を詳しくお伺いします。その上で、数ある肌育注射の中からリジュランが適しているかどうかを判断し、目的や部位に応じた使い分けをご提案する方針です。
製剤の使い分け例
- リジュラン:顔全体の広範囲なケア
- リジュランアイ:目周りの小ジワやクマ
- リジュランS:ニキビ跡など、局所的な凹んだ傷跡
基本の手打ち注入に加え、「リジュラン」はトライフィルプロという専用機器を使って気になる部位へ均一に注入することも可能です。
ご希望の治療法がある場合は、診察時に遠慮なくご相談ください。
料金
リジュランは公的医療保険が適用されない自由診療(自費)となります。
| 手打ち注入 | |
|---|---|
| リジュラン(鼻、頬の広範囲) | 55,000円(税込) |
| リジュランアイ(目の下) | 33,000円(税込) |
| リジュランS(ニキビ跡の凹みなど) | 33,000円(税込) |
| トライフィルプロ | |
|---|---|
| リジュラン 100ショット | 121,000円(税込) |
| リジュラン 150ショット | 154,000円(税込) |
| リジュラン 200ショット | 187,000円(税込) |
よくある質問

- リジュランの赤みが消えないのですが、いつまで続きますか?
-
通常、数日〜1週間ほどで自然に落ち着いていきます。
血流が良くなる行動は赤みを長引かせる原因となるため、施術当日の過度な飲酒、激しい運動、長時間の入浴やサウナはお控えください。
熱感が強く出ている場合は、保冷剤などで患部を優しく冷やすとヒリヒリ感が和らぎます。
- リジュラン後に内出血がひどい場合、どうすれば早く治りますか?
-
内出血は時間の経過とともに吸収され、1〜2週間で自然に消えていきます。
ダウンタイム中は患部に余計な刺激を与えないよう注意し、丁寧な保湿ケアと紫外線対策を徹底してお過ごしください。
- リジュランのダウンタイム中にパックをしても大丈夫ですか?
-
当日から洗顔や保湿は可能ですが、肌が敏感になっているため、摩擦を避けることが重要です。
パックを使用する際は、刺激の強い成分が含まれるものを避け、長時間肌にのせたままにしないなど、正しい使用方法を守って取り入れてください。
- リジュランの効果のピークはいつですか?
-
リジュランは、施術を重ねるごとに効果が少しずつ高まっていく治療です。2〜4週間おきに最低3回の施術を受けることで、期待した効果を実感しやすくなります。
4回目以降も施術を続けるとより効果は上がり、効果が持続しやすくなると考えられます。その後は定期的にメンテナンスすることで、肌のハリを長く維持できます。
ハリ・弾力を育てるリジュラン注射は池袋駅前のだ皮膚科へ

リジュランは、施術当日の赤みや腫れが2〜3日で落ち着くことが多く、比較的ダウンタイムが軽い治療とされています。
約1カ月後にはPN(ポリヌクレオチド)の働きによってコラーゲンの生成が促され、肌のハリや弾力、なめらかさを実感しやすくなるのが大きな特徴です。
ご自身の肌が持つ本来のすこやかさを引き出す肌質改善に興味がある方は、ぜひ一度、当院までお気軽にご相談ください。
未承認医薬品等の表示
リジュランについて
- 未承認医薬品等
- リジュランは、医薬品医療機器等法上において国内で承認されていません。
- 入手経路等
- 株式会社ニフジから個人輸入しています。個人輸入された医薬品等の使用リスクに関する情報はこちらのページをご確認ください。
- 国内の承認医薬品等の有無
- 国内で同程度の効能・効果で承認されている国内承認医薬品はありません。
- 諸外国における安全性等に係る情報
- 諸外国において、治療に伴う重大な副作用の報告はありません。韓国においてKFDA認証を得ています。
トライフィルプロについて
- 未承認医薬品等
- トライフィルプロは医薬品医療機器等法上、未承認医療機器です。
- 入手経路等
- メトラス社経由にて入手しています。
- 国内の承認医薬品等の有無
- 同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等はありません。
- 諸外国における安全性等に関する情報
- トライフィルプロは、韓国食品医薬品安全省(MFDS)の承認を受けています。
リズネについて
- 未承認医薬品等
- リズネは医薬品医療機器等法上、未承認医薬品です。
- 入手経路等
- リズネは韓国BR PHARM社で製造されたものを個人輸入しています。
- 国内の承認医薬品などの有無
- 同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等はありません。
- 諸外国における安全性等に関する情報
- リズネは、韓国食品医薬品安全省(MFDS)の承認を受けています。
- 医薬品副作用被害救済制度について
- 万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
キュアジェットについて
- 未承認医薬品等
- キュアジェットは、医薬品医療機器等法上において国内で承認されていません。
- 入手経路等
- 韓国のバズバイオメディック会社から個人輸入しています。
個人輸入された医薬品等の使用によるリスクに関する情報はこちらをご覧ください。 - 国内の承認医薬品などの有無
- 国内で同程度の効能・効果で承認されている国内承認医療機器はありません。
- 諸外国における安全性等に関する情報
- 韓国KFDAの承認を受けており、注射式シリンジ/液状の薬液を磁力やバネで噴霧し、皮膚に通して注入する装置として安全性が認められています。
- 医薬品副作用被害救済制度について
- 万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
サブシジョンについて
- 未承認医薬品等
- サブシジョンのカニューレは医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認医療機器です。
- 入手経路等
- 韓国のACE MEDICAL社から個人輸入しています。
- 国内の承認機器の有無
- 同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等はありません。
- 諸外国における安全性等に係る情報
- 重大なリスク・副作用などが明らかになっていない可能性があります。
各論文・報告の引用元



