目元のたるみや小ジワ、クマは、肌のハリ・弾力の低下や皮下組織のボリューム低下によって起こる症状です。スネコス注射はイタリア製で特許を取得した薬剤です。ヒアルロン酸とアミノ酸を独自に配合しており、患部に複数回注入することで気になる目の下のたるみや小ジワ・クマなどの症状を改善に導きます。
ここでは「スネコス注射の特徴や効果」、「オススメの症状」、「当院における治療方法」にくわえて、誰もが気になる「ダウンタイム・副作用」についての情報も紹介します。
目次(クリックで開閉)
スネコス注射とは
「スネコス注射」は、目元のクマやたるみの改善にアプローチする成分を含んだ薬剤です。特許取得済みの独自の比率で配合されたヒアルロン酸と6種類のアミノ酸を主成分としています。これらの成分を肌の内側にある真皮層へと注入することにより、コラーゲンやエラスチンといった肌にとって大切な成分の合成を促進します。
特許取得済みのこだわり成分
ヒアルロン酸
私たちの体内にあるヒアルロン酸には水分を保持する働きがあり、体のさまざまな場所で使われています。とくに肌に存在しているヒアルロン酸は、乾燥肌を防ぎ、肌にハリを与えている大切な成分です。ただし体内のヒアルロン酸は、20歳をピークとして加齢によってどんどん減少していきます。
体内にあるヒアルロン酸は、「架橋」という化学的な結合によって構造が保たれています。 しかし、体外からヒアルロン酸を補充するときには、「架橋」構造のままだと高分子のため吸収しにくいという問題があるのです。
スネコス注射に含まれているヒアルロン酸は、この「架橋」構造を「非架橋」の構造に変化させているため低分子となり体内に吸収されやすく、粘度も低くなるため注入後の違和感に気がつきにくくなっています。
また、ヒアルロン酸にはコラーゲン産生を促し、肌にハリを出す効果もあります。
6種類のアミノ酸
スネコス注射には、特別な比率で配合された6種類のアミノ酸が含まれています。 「グリシン、L-プロリン、L-リジン」は、コラーゲンの合成を促して肌のハリを保ちます。 また「L-アラニン、L-バリン」は、エラスチンの再合成を促して肌の弾力を保ってくれます。 さらに「L-ロイシン」にはタンパク質の合成を促す働きがあるのです。
このようなスネコス注射の成分によって、コラーゲンやエラスチンといった肌に大切な成分が作られやすくなり、気になる肌質を改善に導くのです。
スネコス注射に適した症状
このような症状がある方には、スネコス注射がオススメです。
顔や首にある小ジワが気になる
小ジワは、肌弾力の低下によって起こる症状です。額や目の周囲、口元、首元などに気になる小ジワがある方は、スネコス注射によって肌弾力をアップさせることで気になる小ジワにアプローチできます。
目の下にあるクマを改善したい
クマには青く見える「青クマ」と黒く見える「黒クマ(影クマ)」があります。「青クマ」は、皮膚の下にある毛細血管が透けて見えている状態です。血行不良によって血流が悪くなると、さらにくっきりとしたクマが出やすくなります。「黒クマ(影クマ)」は、加齢によって皮膚がたるみ影となっている状態です。
スネコス注射の働きにより、ハリと厚みのある肌に導くことで「青クマ」や「黒クマ(影クマ)」のどちらにも効果が期待できるのです。
肌状態を整えたい
線維芽細胞はコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸といった肌にとって必要な成分を作り出す役割があります。線維芽細胞の働きが低下すると、これらの成分が作られにくくなり、小ジワやたるみといった症状に悩まされてしまいます。スネコス注射は、真皮内にある線維芽細胞を活性化させる働きもあるため、肌全体の状態を整えたい方にオススメの施術です。
スネコス注射の治療方法
ここでは、当院におけるスネコス注射についての治療の流れを紹介します
- カウンセリング・診察
- 洗顔
- 麻酔薬の使用
- 施術開始
- 施術終了
まずは現在気になる症状などについて、ご不安やお悩みなどをご相談ください。診察により肌状態などを確認してから、スネコス注射の施術の可否について医師が判断いたします。
スネコス注射がご不安やお悩みの解決に適していると医師が判断したときには、実際にスネコス注射を注入する部位などを決定します。(※スネコス注射以外にオススメの方法があるときには、患者様に合わせた治療を提案するかもしれません。)
施術前には、洗顔によって肌を清潔に保ちます。メイクをしている方は、クレンジング剤などを使ってメイクを落としてください。
薬液を注入する時の痛みはとくにありませんが、針先に苦手意識がある方の場合は麻酔テープも利用できます。注入予定の部位へ麻酔テープを貼ると、30から60分ほどで効果があらわれます。
注入予定部位に32Gの極細針を使用して、一か所につき0.1mLを目安に薬液を注入します。医師がお一人おひとりの肌状態や患部を確認しながら、適切な薬液量を使用し、薬液注入後は肌状態を整えるために軽くマッサージをして薬液をなじませます。
患部によっても異なりますが、約5分で施術が終了します。 肌の変化を実感しやすくなるため、2週間おきに最低4回の施術をオススメします。
スネコス注射のダウンタイム
施術後は、以下のことに注意してお過ごしください。
- 施術当日の入浴は可能ですが内出血が気になるときには、シャワーのみにしてください。
- 激しい運動、サウナ、飲酒、長時間の入浴は控えてください。
- 洗顔は当日から可能です。洗顔時は肌を強くこすらないように注意しましょう。メイクも注射部位を避ければ当日も可能、注射部位は翌日からメイク可能です。
スネコス注射の副作用
以下の方は、施術前に医師までご相談ください。
- 妊娠中、授乳中の方
- 過去にスネコスやヒアルロン酸の注入で副反応が出た方
またスネコス注射の施術後には、注入した部分に「赤み」や「腫れ」、「内出血」、「かゆみ」、「痛み」が出るかもしれません。
- 赤みや腫れ
- 内出血
- かゆみ、痛み
赤みや軽度の腫れが出るかもしれません。通常は2日以内に症状がおさまります。
打撲をしたときのように、紫色の内出血が出ることもあります。通常は2週間以内に症状がおさまります。
ごくまれに注入部にかゆみや痛みを感じるかもしれません。過去にヒアルロン酸の入った成分で過敏症のような反応が起こった方は、必ず事前にご相談ください。
その他気になる症状があらわれたときには、いつでもご相談ください。
スネコス注射の費用
スネコス注射(保険適用外・自由診療) | |
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スネコスパフォルマ 局所(目の下、ひたいなど)1回1か所 | 33,000円 |
スネコス1200 局所(ほほなど)1回1か所 | 55,000円 |
スネコス注射は、肌内部の細胞に変化を促す治療方法です。そのため当院では、スネコス注射の治療間隔として2週間おきに最低4回を推奨しています。具体的なスケジュールにつきましては、医師まで直接ご相談ください。
※スネコス注射は、日本国内において医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認医薬品です。欧州安全基準適合の承認として「CEマーク クラスⅢ」を取得しており、EUにおいては医療機器としての認可を受けた注入剤です。
※医薬品医療機器等法上に基づき、当院医師が個人輸入の手続きで入手した医薬品を使用します。国内においては、他の同一の性能を有する承認品はありません。個人輸入において注意すべき医薬品等については こちらのページをご参照ください。