「まつ毛が少なくなってきた」「短くて目元の印象が弱い」「エクステやマスカラでまつ毛が傷んで抜けてしまう」——そんなまつ毛のお悩みはありませんか。
まつ毛貧毛症は、まつ毛が「少ない」「短い」「細い」「抜けやすい」といった状態をいいます。市販のまつ毛美容液ではなかなか変化を感じにくい場合でも、医療機関で扱う塗るタイプの治療薬(ビマトプロスト)なら、ご自身のまつ毛を長く・太く・濃く育てることが期待できます。
ここでは、まつ毛貧毛症の原因、市販の美容液との違い、治療薬の効果・使い方・副作用までくわしく解説します。
まつ毛貧毛症とは
まつ毛貧毛症は、十分なまつ毛がない状態を指します。「まつ毛が少なくてさみしい」「短くて目元の印象が弱い」「マスカラやエクステの負担で抜けてしまう」といったお悩みが対象です。
まつ毛にも、髪と同じように、伸びる「成長期」、抜ける準備をする「退行期」、抜けて休む「休止期」という毛周期(ヘアサイクル)があります。まつ毛治療薬は、この毛周期にはたらきかけ、成長期を長くすることで、まつ毛をしっかり育てます。
まつ毛が減る・細くなる原因
まつ毛は、次のようなさまざまな要因で、少なく・細くなっていきます。
- 加齢による毛周期の変化(成長期が短くなる)
- まつ毛エクステ・つけまつ毛・マスカラによる毛根への負担
- ビューラーや、目元をこする摩擦の刺激
- アイメイクの落とし残し・クレンジング時の摩擦
- 体質・ホルモンの変化、目元の皮膚トラブル
まつ毛は一度抜けても生え替わりますが、こうした負担が続くと、毛が十分に育たないうちに抜けてしまい、少なく・短くなっていきます。
市販のまつ毛美容液との違い
ドラッグストアやコスメ売り場には、たくさんの「まつ毛美容液」があります。これらと、医療機関で扱う治療薬には、はたらきに違いがあります。
市販のまつ毛美容液の多くは、化粧品としてまつ毛やまわりの皮膚をうるおし、ハリ・コシを与えて、抜けにくい状態を保つことを目的としています。あくまでケア・保護が中心で、まつ毛そのものを「伸ばす」「増やす」効果がうたえるものではありません。
一方、医療機関で扱う治療薬「ビマトプロスト」は、まつ毛の毛周期にはたらきかけ、まつ毛を長く・太く・濃く育てることが期待できる、医薬品です。「市販の美容液を使っても変化を感じない」という方は、医療機関での治療をご検討いただくとよいでしょう。
まつ毛貧毛症の治療(ビマトプロスト)
当院では、塗るタイプのまつ毛治療薬「ビマトプロスト」を用いた治療を行っています。
ビマトプロストとは
ビマトプロストは、もともと緑内障の点眼薬(ルミガンなど)に使われてきた成分で、「まつ毛が長く・濃くなる」という作用が知られるようになり、まつ毛の治療に用いられるようになりました。
日本では、まつ毛貧毛症の治療薬(グラッシュビスタ)の有効成分でもあります。まつ毛の毛根にはたらきかけ、成長期を長くすることで、まつ毛を育てます。
効果
1日1回の使用を続けることで、数週間〜2か月ほどでまつ毛の変化を感じる方が多く、効果がはっきりするまでには3〜4か月程度かかります。長さ・太さ・濃さの変化が期待できますが、効果には個人差があります。使用を中止すると、徐々にもとの状態に戻っていきます。
使い方
1日1回、夜のスキンケア後に、専用のアプリケーター(ブラシ)に薬液を1滴つけ、上まぶたのまつ毛の生え際に、アイラインを引くように塗布します。下まぶたには塗らず、目の中に入らないよう注意します。塗りすぎは副作用の原因になるため、決められた量を守りましょう。
副作用・注意点
主な副作用として、目のかゆみ・充血、まぶたや目の周りの色素沈着(黒ずみ)、まれに虹彩(茶目)の色が濃くなることがあります。薬液がついた部分以外に広がると、その部分の毛が濃くなったり色素沈着が起きたりするため、はみ出した分はやさしく拭き取りましょう。
緑内障の治療を受けている方、目の病気がある方、妊娠中・授乳中の方などは、使用前に必ずご相談ください。
こんな方に向いています
- まつ毛が少ない・短い・細いのが気になる
- 加齢でまつ毛のボリュームが落ちてきた
- まつ毛エクステやマスカラの負担でまつ毛が傷んでいる
- 市販のまつ毛美容液では変化を感じられなかった
- メイクに頼らず、自分のまつ毛を育てたい
まつ毛は目元の印象を大きく左右します。ご自身のまつ毛を育てたい方に向いた治療です。
治療の流れ
まずは診察で、まつ毛や目元の状態、緑内障など目の病気がないかを確認します。問題がなければ治療薬を処方し、使い方をご説明します。あとはご自宅で、1日1回塗布を続けていただきます。効果や副作用の状態をみながら、続け方を調整します。
料金
まつ毛貧毛症の治療薬(ビマトプロスト)は自由診療(自費)です。
| まつ毛貧毛症治療(自費) | |
|---|---|
| ビマトプロスト外用薬 | 4,400円(税込) |
| 専用アプリケーター | 1,100円(税込) |
くわしくは診察時にご案内します。
よくあるご質問
- 市販のまつ毛美容液で本当に伸びますか?
-
多くの市販のまつ毛美容液は、化粧品としてまつ毛やまわりの皮膚をうるおし、ハリ・コシを与えるものです。まつ毛そのものを伸ばす・増やすには、医療機関で扱う治療薬(ビマトプロスト)が選択肢になります。
- ビマトプロストとはどんな薬ですか?
-
もともと緑内障の点眼薬に使われてきた成分で、まつ毛を長く・濃くする作用があります。まつ毛貧毛症の治療薬(グラッシュビスタ)の有効成分でもあり、まつ毛の毛周期にはたらきかけて育てます。
- まつ毛は本当に伸びますか?
-
まつ毛の毛周期にはたらきかける治療薬のため、続けることで長さ・太さ・濃さの変化が期待できます。効果には個人差があり、はっきりするまで3〜4か月程度かかります。
- やめると元に戻りますか?
-
はい。使用を中止すると、徐々にもとのまつ毛の状態に戻っていきます。
- 副作用はありますか?
-
目のかゆみ・充血、まぶたの色素沈着などが起こることがあります。決められた量・使い方を守ることで、リスクを減らせます。緑内障の方などは使用前にご相談ください。
- まつ毛エクステやマスカラはできますか?
-
薬液を塗って乾いてからであれば可能です。ただし、エクステやビューラーの負担はまつ毛が減る原因にもなるため、まつ毛をいたわることも大切です。
- 男性でも使えますか?
-
はい。男性のまつ毛のお悩みにも使用できます。
- 保険はききますか?
-
まつ毛貧毛症の治療は自由診療(自費)です。
まつ毛のボリュームが気になる方には、塗るタイプの治療薬で、ご自身のまつ毛を育てる治療があります。市販の美容液で変化を感じられなかった方も、まつ毛貧毛症でお悩みの方は、池袋駅前のだ皮膚科までお気軽にご相談ください。
院長紹介

野田 真史

学歴・資格
東京大学医学部医学科卒業
皮膚科専門医(日本皮膚科学会認定)
医学博士(東京大学大学院医学系研究科)
ニューヨーク州医師免許
ECFMG certificate(アメリカ医師国家試験合格証)
Master in translational science(米国ロックフェラー大学)
略歴
米国Northwestern大学、Thomas Jefferson大学で診療研修
米国ロックフェラー大学
Instructor in Clinical Investigation
兼 Associate Attending Physician
ニューヨーク州医師免許を取得し、診療にあたる
湿疹、アトピー性皮膚炎、乾癬、円形脱毛症の研究に従事し、Master in translational science(MSc)取得





