「リジュランは目の下にどのような効果がある?」
「ダウンタイムはどのくらい?」
こんな疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。
リジュランは気になる目の下のクマや小じわ、肌の乾燥が改善できる治療法です。
この記事では、リジュランにより期待できる効果やダウンタイム、他の治療法との違いなどについて詳しくご紹介します。目元が気になっている方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
リジュランとは
リジュランはサケ由来のポリヌクレオチド(PN)を主成分とした注射剤です。別名「サーモン注射」とも呼ばれています。
PNは線維芽細胞を活性化させることで、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の生産を促す働きがあり、肌のハリや水分保持能力を高める効果があります。
また抗炎症作用により肌のバリア機能が高められながら、血管新生作用により肌の血流が改善、肌組織に栄養が届けられ、自然な肌の若返りが期待できます。

目の下のクマへの効果
目の下のクマは加齢や血行不良、たるみ、メラニンの沈着など、さまざまな要因でできます。
リジュランのコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の生成促進効果により、目の下のハリと弾力の回復が期待できます。特に、たるみによってできるクマには効果的とされています。
さらに抗炎症作用、血管新生促進作用により血行が改善させられることで、肌のトーンアップも期待できます。
目元の小じわや乾燥への効果
目の下は皮膚が薄いので乾燥しやすく、小じわになりやすい部位です。
また加齢とともにコラーゲンが減少し、肌の弾力が失われることで小じわにつながることもあります。
リジュランの水分を保持する力により、乾燥による小じわを改善させる効果が期待できます。またコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸の生成が促されることで、肌のハリや弾力が回復し、目元のシワ改善が期待できます。
リジュランがおすすめな方

- 目の下のクマが気になる方
- 目元の小ジワ・乾燥が気になる方
- 目元にハリがほしい方
必要な施術回数

リジュランには4種類あり、目元には以下の2種類を使用します。
施術する範囲によって、どちらを使用するか変わります。
- リジュランアイ:柔らかく伸びが良い製剤。目の下のクマや目まわりのハリの改善に適しています。
- リジュラン:スタンダートな製剤で、肌のハリ、小ジワ、くすみの改善など、目元以外の部位(頬や口元、法令線など)も同時に治療したい場合に適しています。
- リジュランアイ、リジュランの手打ちの施術頻度と回数は、2~4週間ごとに3回以上の継続が推奨されています。3回の施術後は同じペースで毎月施術を行う場合もあれば、間隔を3~6カ月あけて治療を継続する場合もあります。
リジュランやリジュランアイはしこりができるなどのリスクが極めて低いため、治療回数に制限はありません。
ダウンタイムの症状・期間

リジュランアイは薬液がサラッとしているため、翌日には注入直後の薬液によるボコ付きがおさまっていることが一般的です。リジュランはリジュランアイよりやや粘性が高いですが、1~2日でボコ付きがおさまる方が多いです。
人によっては注入部位に腫れが生じることもあり、1週間ほどでおさまります。
まれに内出血が出る場合もあり、出現時は1~2週間で自然に消えていきます。
目の下に効果が出る時期
施術後、2〜4週間後に効果を感じられる方が多いです。
リジュランは肌内部でコラーゲンやエラスチンとヒアルロン酸を生成するため、効果を実感するまでに時間がかかります。リジュランは他の製剤に比べてエラスチンの生成能力が高く、ハリ感がでやすいのが特徴です。
リジュランの持続期間
症状や体質によって治療後の効果には個人差がありますが、3回の施術を終えた後は、半年〜1年の効果の持続が期待できます。
また定期的に施術を受けていただくことで、より効果の継続が期待できます。
他の治療との違い
ジュベルック
ジュベルックはポリ乳酸(PDLLA)が主成分の製剤です。体内のコラーゲンの生成を促すことで、クマやたるみの改善が期待できます。
特にボリュームを出す効果は、リジュランよりもジュベルックの方が高いと言われおり、目の下のくぼみが気になる方におすすめです。一方で保水効果はリジュランの方が高いとされています。
治療は通常3回、1カ月ごとの施術が推奨されています。
徐々に効果が感じられ、早い方であれば初回から2カ月後の3回目の施術の頃に、多くの方が3回の施術から3カ月後には変化を実感されています。1〜2年かけて体内にゆっくり吸収されるため、持続的な効果が得られます。
スネコス
スネコスはヒアルロン酸と6種類のアミノ酸を独自に配合したイタリア製の製剤で、特許を取得されています。肌の内側にある真皮層に注入することで、コラーゲンやエラスチンの合成を促進し、目の下のたるみや小ジワ、クマなどの症状を改善します。
治療間隔は2〜4週間おきに最低3〜4回の施術が推奨されています。
ジュベルックやリジュランに比べて、マイルドに効いてくるケースが多いです。治療に回数制限はありません。
HIFU(ハイフ)
HIFUは高密度焦点式超音波(High Intensity Focused Ultrasound)とも呼ばれている機器による施術です。高密度な超音波を肌に照射することで、コラーゲンやエラスチンの生成を促進し、肌を引き締めます。
この働きにより、筋肉の衰えによって生じる目元のたるみや小ジワの改善が期待できます。目元が引き締まることで、影によって目立っていたクマの改善にもつながります。
施術直後から肌の引き締め効果を感じる方も多く、施術後1~3カ月により強い効果を実感することが多いです。
当院での症例

治療内容 | 目の下のクマ、目の下のたるみ、小ジワが気になると当院を受診された30代女性の患者様です。 当院の施術では「リジュランアイの局所注射」を7回、「目まわりの医療ハイフ(HIFU)」を4回しました。 治療前には画像(上)のように目立っていた目まわりの症状(クマ、たるみ、小ジワなど)が、施術後の画像(下)では目立ちにくくなりました。 |
治療期間 | 3年10カ月 |
回数 | ・リジュランアイ局所注射(目の下) 7回 ・目まわりの医療ハイフ(HIFU) 4回 |
費用 | ・リジュランアイ局所注射(目の下)1回 33,000円×7回=231,000円(税込) ・目まわりの医療ハイフ(HIFU)1回 33,000×4回=132,000円(税込) 合計:363,000円(税込) |
リスク・副作用 | リジュランアイ局所注射(目の下):内出血、赤み、むくみ、痛み、硬結 目まわりの医療ハイフ(HIFU):赤み、むくみ、くぼみ |
担当医師コメント | この患者様のように「リジュランアイ」と「医療ハイフ」を併用することで相乗効果が期待できます。4年近くたち、年令による変化があるにもかかわらず、目の下のボリューム、はり、小じわともに改善しているのがわかります。 「リジュランアイ」には即効性はなく、線維芽細胞が活性化されてコラーゲンなどの肌成分が作られはじめてから、少しずつ肌状態の変化を感じやすくなる施術です。繰り返しリジュランアイの施術をすると、目の下にボリュームを与える働きが期待できます。 「医療ハイフ(HIFU)」は、高密度な超音波を肌に照射することで、コラーゲンを作られやすくして小ジワやたるみにアプローチする施術です。当院では「ソノクイーン」という機種を導入しており、3種類のカートリッジによって超音波を照射する深さが調整できます。従来の機種では対応が難しかった目元周辺の肌トラブルにも対応できる施術です。 |
当院の治療の特徴
目の下の気になる症状に応じて、適切な治療法を選択、提案いたします。
またリジュランとデンシティやHIFUを組み合わせるなど、複数の治療を併用することでより高い効果が期待できる場合もあります。
まずは当院の皮膚科専門医にご相談ください。
リジュランについて詳しく知りたい方は、こちらもご覧ください。
費用
施術方法 | 費用(税込) |
リジュランアイ 局所注射(目の下、1cc)1回 | 33,000円 |
リジュラン 局所注射(目の下、頬、鼻、額など広範囲、2cc) 1回 | 55,000円 |
ジュベルック局所(目の下) | 38,500円 |
スネコスパフォルマ 局所(目の下、ひたいなど) 1か所 | 44,000円 |
HIFU 目まわり | 32,780円 |
よくある質問

Q. 痛みはどのくらいある?
A. 痛みの程度には個人差がありますが、注入時に注射針を刺される痛みと、注入中に痛みを感じることがあります。
リジュランはジュベルック、スネコスに比べて痛みを強く感じることがあります。麻酔薬を必要としない施術ではありますが、痛みが気になる方は貼るタイプの麻酔薬もございます。麻酔をご希望の方は診察時にお申し出ください。
Q. 1回でも効果はありますか?
A. 1回の治療でも効果を実感される方はいらっしゃいますが、最低3回の治療を推奨しています。
また施術を定期的に継続することで、期待した効果を持続させやすくなります。
Q. リジュランアイは目の下に何cc注入しますか?
A. 1ccを両目に分けて使用します。
目の下のクマ、小じわ、乾燥に悩んだら池袋駅前のだ皮膚科へ
目の下のクマや小じわ、乾燥に悩んだら、リジュランやリジュランアイ注射の選択肢があります。
気になったらまずは当院の皮膚科専門医にご相談ください。
副作用・リスク
禁忌
<リジュラン・リジュランアイの局所注射>
- 妊娠中・授乳中の方
- 魚や魚卵などのアレルギー体質のある方
<ジュべルックの局所注射>
- 妊娠中・授乳中の方
<スネコス注射>
- 妊娠中・授乳中の方
- 過去にスネコスやヒアルロン酸の注入で副反応が出た方
<HIFU>
- 妊娠中の方
- ペースメーカーを使用中・重度の心臓疾患がある方
- 肌に傷や瘢痕、重度のニキビなどがある方
副作用
<リジュラン・リジュランアイ・スネコスの局所注射>
腫れ、赤み、かゆみ、痛み、内出血、
<ジュべルックの局所注射>
腫れ、赤み、かゆみ、むくみ、痛み、内出血、ごくまれに硬結など
<HIFU>
赤み、腫れ、熱感、水疱、色素沈着、色素脱失、一過性の圧痛、内出血など
注意事項
リジュラン・リジュランアイ・ジュベルック・スネコスの局所注射
- 洗顔、保湿、メイク、シャワーは施術当日から可能です。
- 直後は注入部に赤みが出ている場合が多いため、洗顔時など患部を強くこすらないようにしてください。
- 施術当日の、サウナ、長い入浴、激しい運動や過度な飲酒は控えてください。
- 施術後、患部に腫れがみられることがありますが、通常は1週間ほどでおさまります。
- 注射針を使用するため、内出血を起こすことがあります。1~2週間で自然に消えていきます。
HIFU
- 洗顔、保湿、メイク、シャワーは施術当日から可能です。
- 施術当日の、サウナ、長い入浴、激しい運動や過度な飲酒は控えてください。
- 赤みが出た場合は、時間の経過とともに少しずつおさまります。
- 腫れやむくみが出た場合も、通常は3~7日でおさまることが多いです。
- 施術後1〜2週間は、肌を押すと痛みを感じることがありますが、時間の経過とともに徐々におさまります。
未承認医薬品等の表示
<リジュランアイ>
未承認医薬品等
リジュランは、医薬品医療機器等法上において国内で承認されていません。
入手経路等
株式会社ニフジから個人輸入しています。 個人輸入された医薬品等の使用リスクに関する情報はこちらのページをご確認ください。
国内の承認機器の有無
国内で同程度の効能・効果で承認されている国内承認医薬品薬剤はありません。
諸外国における安全性等に係る情報
諸外国において、治療に伴う重大な副作用の報告はありません。韓国においてKFDA認証を得ています。
<リジュラン>
未承認医薬品等
リジュランは、医薬品医療機器等法上において国内で承認されていません。
入手経路等
株式会社ニフジから個人輸入しています。 個人輸入された医薬品等の使用リスクに関する情報はこちらのページをご確認ください。
国内の承認機器の有無
国内で同程度の効能・効果で承認されている国内承認医薬品薬剤はありません。
諸外国における安全性等に係る情報
諸外国において、治療に伴う重大な副作用の報告はありません。韓国においてKFDA認証を得ています。
<ジュべルック>
未承認医薬品等
ジュベルック・レニスナは医薬品医療機器等法上、未承認医療機器です。
入手経路等
当院医師の判断の元、ネイチャーフォース・ジャパン社より個人輸入しています。
国内の承認医薬品等の有無
同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等はありません。
諸外国における安全性等に係る情報
ジュベルック・レニスナは、米国FDAと韓国KFDAの承認を受けており、皮肉注射における安全性が認められています。
<スネコス注射>
未承認医薬品等
スネコス注射は、医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認医療機器です。
入手経路等
国内の卸会社(メトラス社)を通してイタリアProfessional dietetics社より入手しています。
国内の承認機器の有無
国内で同程度の効能・効果で承認されている承認医薬品等はありません。
諸外国における安全性等に係る情報
欧州CE(クラスⅢ)を取得しています。
<HIFU>
未承認医薬品等
HIFUで使用する「ソノクイーン」は、医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認医療機器です。
入手経路等
国内の卸(オール社)を通して、韓国のNEWPONG社から入手しています。
国内の承認機器の有無
国内で同程度の効能・効果で承認されている承認医薬品等はありません。
諸外国における安全性等に係る情報
諸外国において、治療に伴う重大な副作用の報告はありません。