【症例あり】リジュランのダウンタイムはどれくらい?症状や期間ごとの変化について紹介

「肌のハリを取り戻したい」「目元の小じわが気になる」そんなお悩みに選ばれているのが、リジュランです。

皮膚の再生力にアプローチする注射治療として人気の施術ですが、施術後の腫れや赤みが気になる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、リジュランのダウンタイムの経過・注意点、症状について解説します。

リジュランのダウンタイムはどれくらい?

リジュランは、真皮内にポリヌクレオチド(PN)を極細の針で少量ずつ真皮層に注入する治療です。施術直後から腫れや赤み、まれに内出血が見られることがあります。

ダウンタイムの目安は、2〜3日〜1週間程度です。

  • 赤み・腫れ:当日〜翌日がピークで、通常は2〜3日で自然に落ち着きます
  • 内出血:ほとんどが1週間以内に吸収されます

皮膚のごく浅い層(真皮)に注入するため、ジュベルックやヒアルロン酸などの注入治療に比べると内出血のダウンタイムは軽めです。

リジュランのダウンタイム経過

リジュランのダウンタイムは、施術直後からの赤みや腫れ、まれに内出血などがみられることがあります。ここでは、当日から1カ月後までの症状の変化を紹介します。

施術当日

施術中には細い針を刺される痛みや、注入時のリジュラン特有の刺激を感じることがあります。施術直後から当日は、以下のような反応があらわれることがあります。

  • 軽度の赤み・腫れ
  • チクチク感
  • 点状の針跡・内出血点
  • 注入部のぽこぽことした薬液による皮膚の膨隆

これらは通常、当日〜翌日にかけて徐々に落ち着いていきます。

リジュランは他の薬剤に比べて注入時の痛みがやや強い傾向がありますが、痛みが気になる方にはテープ麻酔をおこなって施術することも可能です。

皮膚の膨隆は直後には目立ちますが、1−3日ほどかけて徐々になじんできます。目周りの方が皮膚が薄いために他の部位よりも注入後の皮膚の膨隆が目立ちやすいです。目周り用のリジュランアイは薬液の粘性が低いため、リジュランよりも膨隆が目立ちやすく、1日もすれば膨隆は目周りでもなじんでしまいます。


なお、同じポリヌクレオチド製剤の中でも、「リズネ」は薬剤注入時の痛みがリジュランに比べ少ないです。

2〜3日後

リジュランは真皮層に注入するため、内出血の頻度は比較的低いですが、一部の方に内出血(青あざ)や軽いむくみがみられることがあります。

内出血が出た場合でも、メイクでカバーできる程度であることが多く、日常生活に支障をきたすことはほとんどありません。

注入後の薬液による膨隆は目周り以外では1日程度でひきますが、目周りの場合は2−3日ほどぽこぽこ感が持続することがあります。その場合でも最長3日ほどで皮膚に吸収されて平坦になります。

1週間後

この頃には、ダウンタイム症状のほとんどが自然に解消していることが多いです。赤みや腫れが残るケースは少なく、肌の見た目にも大きな変化は見られません。

ただし、内出血が多くあらわれた場合には、数か所点状に残ることがあります。その場合でも2週間ほどで自然に吸収されていきます。

1カ月後

ポリヌクレオチド(PN)の働きにより、肌の回復と再生が促される時期です。

  • 保水作用
  • コラーゲン・エラスチンの産生促進
  • 抗炎症作用
  • 毛細血管の循環促進

これらの作用により、表皮や真皮の状態が整い、肌のハリや弾力が高まると同時に、小ジワや毛穴の開きの改善も実感しやすくなります。

ダウンタイム中に起こりやすい症状

リジュランは注入薬剤を用いた治療のため、使用する薬剤の種類や注入方法、部位によって生じやすい反応に違いがあります。

施術主なダウンタイムの症状
リジュラン・リジュランアイ・リズネ (局所注射)内出血、赤み、むくみ、痛み、硬結(しこり)
トライフィルプロ(リジュラン、リズネ)赤み、腫れ、内出血、色素沈着、カサブタ、熱感針の跡、点状出血、皮下気腫など
キュアジェット(リズネ)内出血、赤み、軽度の腫れ、色素沈着、ごくまれに硬結

いずれの症状も一時的な反応であることが多く、通常は数日〜1週間ほどで落ち着いていきます。

症状が長引く場合や気になる変化がある場合は、医師の診察を受けてください。

リジュラン施術後の注意点

リジュラン注射の施術後は、肌が一時的に敏感な状態になります。
炎症や内出血を悪化させないためにも、以下の点にご注意ください。

  • 当日の飲酒・激しい運動・長時間の入浴・サウナは控えましょう
    血行が良くなる行為は、腫れや内出血を助長する可能性があります。
  • 洗顔や保湿は当日から可能です
    肌をこすらないよう、摩擦を避けるケアを心がけましょう。
  • メイクは翌日以降、または24時間後からが目安です
    内出血がある箇所には刺激を与えないよう、メイクを避けるのが安心です。

症状の経過には個人差があるため、不安な点があれば遠慮なくご相談ください。

リジュランの特徴

リジュランは、ポリヌクレオチド(PN)という成分を主成分とした美肌治療です。
PNは、サーモン由来のDNAから抽出されたもので、「サーモン注射」や「DNA(デオキシリボ核酸)注射」とも呼ばれています。

PNには以下のような働きがあるとされています。

  • 抗炎症作用
  • 線維芽細胞の活性化
  • コラーゲンやエラスチンの生成促進
  • 毛細血管の血流改善
  • 保水力アップによる皮膚の修復

これらの作用により、肌のハリや弾力、小ジワ、ニキビ跡の改善が期待できます。

当院では目的や部位に応じて、リジュラン(顔全体)とリジュランアイ(目の下)、リジュランS(ニキビ跡や傷跡) を採用しています。

また、マス由来のPNが主成分の「リズネ」も取り扱っています。

他の施術と比較したリジュランのダウンタイム

リジュランは、皮膚の浅い層(真皮)に注入する治療のため、他の注入治療に比べてダウンタイムが軽めとされています。

ここでは、代表的な治療法であるヒアルロン酸注入と比較してみましょう。

治療法ダウンタイムの目安特徴
リジュラン2〜7日(軽度)真皮浅層への細かな注入で、腫れ・赤みは少なめ。
自然なハリ感を得やすく、回復も早い傾向。
ヒアルロン酸1〜2週間(中等度)真皮深層〜皮下に注入することでボリューム形成が可能。やや強めの浮腫や内出血が出ることも。
ジュベルック3〜7日(軽度〜中等度)真皮浅層〜中層への注入で、自然なハリ・ツヤを引き出す。
保湿と肌再生の両面からアプローチでき、ダウンタイムも比較的少なめ。

当院では、表面の肌質やハリの改善にはヒアルロン酸製剤の中でも「バイリズン」という柔らかさに優れたタイプを採用しています。

バイリズンは架橋ヒアルロン酸を含み、注入後も肌になじみやすく、不自然な膨らみやボコつきを抑えられるのが特徴です。

リジュランの副作用

副作用・リスク

リジュラン、リジュランアイ、リジュランS(局所注射)

腫れ、痛み、内出血

トライフィルプロ(リジュラン、リズネ)

赤み、腫れ、内出血、色素沈着、カサブタ、熱感、針の跡、点状出血、皮下気腫など

禁忌

リジュラン、リジュランアイ(局所注射)

  • 妊娠中の方
  • 魚や魚卵にアレルギーのある方

トライフィルプロ(リジュラン、リズネ)

  • 妊娠中の方
  • 患部に強い炎症がある方
  • ヘルペスなどの感染症で治療中の方
  • 使用する薬剤に過敏症の既往がある方
  • 患部に傷がある方

当院のリジュラン症例

リジュランで顔の広範囲で毛穴や肌質が改善した症例

治療内容写真は毛穴や肌質を改善したいと治療を希望した20代女性。リジュラン広範囲の手打ちで約1カ月間隔で3回、ほほ、鼻、目の下と広範囲に施術を行ない、最後の施術から1カ月後の写真です。
特に毛穴の黒ずみと開きが明らかに改善し、全体の肌のハリやトーンがよくなっているのがわかります。本人に効果を聞いたところ、毛穴への効果の実感はもちろん、冬なのに乾燥せず潤いのある皮膚になったと喜んでいました。
治療期間・回数4カ月・リジュラン(鼻、頬など広範囲) 3回
費用※以下の施術は、公的医療保険が適用されない自由診療(自費)です。
・リジュラン(広範囲)3回 55,000円×3回=165,000円(税込)
リスク・副作用リジュラン(鼻、頬など広範囲):内出血、赤み、むくみ、痛み、硬結
担当医師コメントリジュランを打って多くの方が実感するのは、肌のハリや小ジワが改善して潤いが増えるという効果。そして、毛穴や肌のトーンにもここまでいい結果が出ることがあります。

リジュランはPN(ポリヌクレオチド)製剤の一つで、ジュベルックやスネコスとはまた違う肌育注射の成分。韓国では10年以上使われてきているため、安全性が高く、注射回数に制限もなく、肌の浅い層に打ってもしこりのリスクがほぼありません。

実際、この方では皮膚のごく浅い層に内出血がでないように2mlのリジュランを40箇所ほどにわけて極めて浅く注入しました。

ほかの施術や内服薬の併用は一切なく、スキンケアとしては当院監修のリジール乳液と化粧水を半年間、同時に併用しています。パルミチン酸レチノールやグラブリジン配合で、リジール乳液も毛穴や肌のトーンにオススメです。

当院でのリジュラン治療の特徴

池袋駅前のだ皮膚科では、皮膚科専門医が、一人ひとりの肌状態やお悩みを丁寧に診察し、リジュラン治療の適応を判断いたします。

施術方法は、目的や施術部位、ご希望に応じて以下の方法からお選びいただけます。

  • 手打ち注入(リジュラン、リジュランアイ、リジュランS、リズネ)
  • トライフィルプロ(リジュラン、リズネ)
  • キュアジェット(リズネ)

トライフィルプロは、0.01cc単位で薬剤量を設定でき、手打ちに比べて均一かつ精密な注入が可能です。

キュアジェットは、肌に直接触れずに薬剤を噴射する「中空照射モード」が可能で、内出血リスクを軽減したい方におすすめです。

リジュランの料金

手打ち注入

メニュー内容料金(税込)
リジュランアイ目の下の小ジワ・クマ改善33,000円
リジュラン鼻〜頬など広範囲55,000円
リジュランSニキビ跡や傷跡33,000円
リズネ 1本(1cc)局所33,000円
リズネ 2本(2cc)鼻・頬など52,800円
リズネ 3本(3cc)広範囲77,000円
リズネ 4本(4cc)顔全体99,000円

トライフィルプロ

メニュー内容料金(税込)
リジュラン 100ショット顔または首121,000円
リジュラン 150ショット顔または首(やや広範囲)154,000円
リジュラン 200ショット顔または首(広範囲)187,000円
リズネ 100ショット顔または首110,000円
リズネ 150ショット顔または首(やや広範囲)143,000円
リズネ 200ショット顔または首(広範囲)176,000円

※初回カウンセリングにて、肌状態やご希望に合わせて適切な施術をご案内いたします。

リジュランに関するよくある質問

Q. リジュランのボコボコはいつ消えますか?

A.通常は1〜3日以内に目立たなくなります。ごくまれに1週間程度残るケースもありますが、時間とともに吸収されていきますのでご安心ください。

Q. リジュランが馴染むまでどのくらいかかりますか?

A.施術直後から肌のふっくら感やハリの変化を感じる方もいますが、腫れや内出血が落ち着くのは通常2〜3日です。内出血が出た場合は、1週間ほど続く可能性もあります。

メイクは、施術から24時間後を目安におこなってください。

Q. リジュランの手打ちは1回でも効果はありますか?

A.1回の施術でも、保水効果や肌のきめ細かさ、化粧ノリの改善を実感される方がいらっしゃいます。

ただし、持続的な効果を得るためには、2~4週間おきに3回以上継続して施術することを推奨しています。

当院で採用している「トライフィルプロ」によるリジュラン注入の場合も、1カ月ごとに3〜5回を目安に治療を受けていただくことで、より安定した肌質改善が期待できます。

肌の小じわやニキビ跡にお悩みなら、池袋駅前のだ皮膚科へ 

リジュランは、施術当日の赤みや腫れが2〜3日で落ち着くことが多く、ダウンタイムが比較的軽い治療です。

約1か月後には、ポリヌクレオチド(PN)の働きでコラーゲンの生成が促され、肌のハリ・弾力・なめらかさを実感しやすくなるのが特徴です。

自然なハリやうるおいを取り戻したい方、繰り返すニキビ跡や目元の小ジワが気になる方に合った選択肢といえるでしょう。

池袋駅前のだ皮膚科では、皮膚科専門医が診察から施術まで担当し、肌質やお悩みに合わせた治療をご提案します。まずはお気軽にご相談ください。

【池袋駅前のだ皮膚科院長|野田 真史監修】

<リジュランについて>

・未承認医薬品等
リジュランは、医薬品医療機器等法上において国内で承認されていません。

・入手経路等
韓国PharmaResearch社から個人輸入しています。 

・国内の承認機器の有無
国内で同程度の効能・効果で承認されている国内承認医薬品薬剤はありません。

・諸外国における安全性等に係る情報
諸外国において、治療に伴う重大な副作用の報告はありません。韓国においてKFDA認証を得ています。

・医薬品副作用被害救済制度について
万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

<キュアジェットについて>

・未承認医薬品等
キュアジェットは、医薬品医療機器等法上において国内で承認されていません。

・入手経路等
韓国のバズバイオメディック会社から個人輸入しています。

・国内の承認医薬品などの有無
国内で同程度の効能・効果で承認されている国内承認医療機器はありません。

・諸外国における安全性等に関する情報
韓国KFDAの承認を受けており、注射式シリンジ/液状の薬液を磁力やバネで噴霧し、皮膚に通して注入する装置として安全性が認められています。

・医薬品副作用被害救済制度について
万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

<トライフィルプロについて>

・未承認医薬品等
トライフィルプロは医薬品医療機器等法上、未承認医療機器です。

・入手経路等
韓国MCURE社から個人輸入しています。

・国内の承認医薬品などの有無
同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等はありません。

・諸外国における安全性等に関する情報
トライフィルプロは、韓国食品医薬品安全省(MFDS)の承認を受けています。

・医薬品副作用被害救済制度について
万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。