ジュベルックの効果はいつから出る?持続時間についても解説

「ジュベルックの効果はいつから出るの?」「持続期間ってどのくらい?」と考えている方もいるのではないでしょうか。

ジュベルックは、コラーゲンやエラスチンの生成を促進して皮膚を治療する施術です。効果が出る期間や持続期間も把握した上で治療を行うことで、理想の仕上がりに近づけられます。

この記事では、ジュベルックの効果が出る時期、持続期間などについて、解説します。

ジュベルックの効果はいつから出る?

個人差があるので一概には言えませんが、効果は早いと初回から、遅いと3回目の施術後から実感できます。3〜6か月経過した頃、さらに実感は増すでしょう。

ジュベルックは体の免疫応答を利用して、皮膚の浅い層、真皮のコラーゲンやエラスチン生成を促進するメカニズムで作用します。そのため、効果の出方は人によって異なり、少しずつ現れます。

原料はトウモロコシやジャガイモ、サトウキビなどです。植物からデンプンを抽出し、エキスを化学的に処理します。網目構造を持つ粒子は丸く、生体にもなじみやすいのが特徴です。吸収されると、体内で水と二酸化炭素に分解され、排泄されます。

即効性は期待できませんが、生体成分に近く、肌になじみやすいのが特徴です。

ダウンタイムの期間

ダウンタイムの症状や期間は施術方法によるほか、個人差もあります。

よくあらわれる副作用は、どの方法でも赤みや内出血です。内出血はほとんどの場合2~3日で治まりますが、長いと1~2週間かかります。

内出血で一番短いのはポテンツァで2日程度、ジュベルックを使ったときで3日前後です。

むくみの原因は、ジュベルックが皮膚に入ったことによる炎症です。一時的なもので、数日間で治まります。

持続時間はどれくらい?

ジュベルックは緩やかに体内に吸収されるため、注入後1~2年持続的な効果が期待できます。

ジュベルックは1回の施術でも、効果を実感できることがありますが、肌のハリやニキビ跡の改善には通常複数回の施術が必要で、当院では最低3回をおすすめしています。

1か月間隔で治療を行うと、コラーゲンやエラスチンが徐々に生成され、肌のハリやシワなどの改善を実感しやすく、効果も持続しやすくなります。

より持続的な効果を実感できるように、最後の施術から6か月経過後、4回目の注入を行う場合もあります。

ジュベルックの効果

ジュベルックには、コラーゲンやエラスチンの生成促進効果の他に、色素沈着を抑制する効果もあります。

コラーゲンやエラスチンの生成促進

ジュベルックは皮膚の浅い層の真皮にある線維芽細胞を刺激し、コラーゲンやエラスチンの生成を促進し、ハリやニキビ跡、小じわなどを改善します。自然な仕上がりを目指せる理由は、このような生体の免疫反応を使った施術だからです。

色素沈着を抑える効果

間接的な美白効果が英語論文で報告されています。2024年に韓国で40人を対象とした臨床試験で、12週間の試験期間を通して、色素沈着としわの両方が大幅に減少しました。

この効果で、目の下のクマにも効果があります。

おすすめな方

ジュベルックは、以下のような方におすすめです。

  • 眼の下のクマが気になる方。色素沈着、くぼみ、青クマ、いずれにも効果あり。
  • 肌のハリやニキビ跡、小じわのある方
  • 毛穴のひらきが気になる方
  • 傷あとで悩んでいる方

ジュベルックが体内にある間は、効果を実感できます。

その他の施術との比較

ジュベルックとヒアルロン酸、リジュランの効果が出る時期についてまとめました。

【ジュベルックとヒアルロン酸、リジュランの効果の比較】

ジュベルックヒアルロン酸リジュラン
効果が出る時期最低1か月。3回施術後3~6か月後がピーク施術後すぐ最低1か月。3回施術後1~6か月後がピーク
持続期間1~2年1年程度半年〜1年

ヒアルロン酸

ヒアルロン酸には即効性があり、また特殊な構造なので1年ほどかけて少しずつ体内へ吸収されます。

持続的な効果を期待する場合には、1年に1回程度の施術がおすすめです。

リジュラン

リジュランの効果は比較的早くあらわれますが、線維芽細胞に働きかけてコラーゲンやエラスチンなどの生成を促進するメカニズムなので、最低1か月はかかります。

効果持続期間は半年〜1年くらいです。まずは1か月間隔で3回、持続的な効果を期待する場合には追加施術をおすすめします。施術回数には特に制限はなく、定期的に維持で施術を行っていくのを推奨しています。

のだ皮膚科の治療の特徴

当院では診察時に、各人の希望をお伺いします。

状態に応じた最適な施術を提案しますので、ご希望があれば、遠慮なくご相談ください。

よくある質問

Q. ジュベルックの効果は何日後?

線維芽細胞を刺激して、コラーゲンやエラスチンの生成を促進するというメカニズムなので、最低1か月はかかります。

1回での治療効果は通常大きくないですので通常、1か月程度間隔をあけて最低3回の施術が必要で、その後は半年に1回程度の維持治療がおすすめです。

体の免疫応答を利用するため、効果発現の速さや程度には個人差があります。

Q. ジュベルックの即効性は?

ジュベルックに即効性はありません。

しかし、植物由来で肌になじみやすく、持続性のある製剤です。早い人だと、初回の施術で効果を実感できることもあります。

Q. ジュベルックは開き毛穴に効くの?

ジュベルックは毛穴開きにも効果があります。

コラーゲンやエラスチンが増えるので、肌にハリが出て、毛穴が目立ちにくくなるのです。肌にハリが出るため、たるんでいる毛穴にもいい効果があります。

副作用・注意点

副作用

  • 施術部位に内出血が出ると、1~2週間持続します。
  • 注入時の痛みと、その後1~2日程度の赤みや腫れが出やすい施術です。
  • まれに赤みや腫れが1週間程度持続することがあります。

注意点

  • メイクは翌日からできます。
  • 当日はシャワー浴にしてください。
  • スポーツ、大量の飲酒など血流が良くなる活動は、翌日以降にしてください。
  • 肌が乾燥したり、日焼けしたりしないようにスキンケアしてください。

ジュベルックを使った施術、ご相談なら池袋駅前のだ皮膚科へ

ポリ乳酸製剤ジュベルックには、体の免疫反応を活用して悩みを改善するので、すぐには効果を実感できません。コラーゲンやエラスチンの生成促進効果の他に、色素沈着を抑制する効果もあります。

ジュベルックを使いたい方、お悩みのある方は、お気軽にご相談ください。

池袋駅前のだ皮膚科院長 野田 真史 監修

<ジュベルックについて>

・未承認医薬品等
ジュベルック・レニスナは医薬品医療機器等法上、未承認医療機器です。
・入手経路等
当院医師の判断の元、ネイチャーフォース・ジャパン社より個人輸入しています。
・国内の承認医薬品等の有無
同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等はありません。
・諸外国における安全性等に関する情報
ジュベルック・レニスナは、米国FDAと韓国KFDAの承認を受けており、皮肉注射における安全性が認められています。
・医薬品副作用被害救済制度について
万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

<ヒアルロン酸について>

・未承認医薬品等
ヒアルロン酸は医薬品医療機器等法上、国内で承認されていません。
・入手経路
 国内のAbbvie社から入手、または韓国のHugel社から個人輸入しています。
・国内の承認機器の有無
同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
医薬品等はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
米国FDAと韓国KFDAで承認されています。
・医薬品副作用被害救済制度について
万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

<リジュランについて>

・未承認医薬品等
リジュランは、医薬品医療機器等法上において国内で承認されていません。
・入手経路等
株式会社Med Plusから個人輸入しています。
・国内の承認機器の有無
国内で同程度の効能・効果で承認されている国内承認医薬品薬剤はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
諸外国において、治療に伴う重大な副作用の報告はありません。韓国においてKFDA認証を得ています。