【症例あり】リジュランやリズネの効果はいつから出る?持続期間や施術回数について解説

「肌のハリがなくなってきた気がする」「目元の小ジワが気になる」そんなお悩みに対して注目されているのが、再生医療に基づいた注入治療リジュランやリズネです。

ポリヌクレオチド(PN)を真皮層に届け、皮膚の土台から回復を促すことで、時間をかけてハリ・弾力・保水力のある肌へと導きます。

今回は、リジュランやリズネの効果があらわれるまでの期間や持続性、必要な施術回数について解説します。

目次

リジュランの効果はいつから出る?

リジュランやリジュランアイ、リズネは、肌の再生力をじっくりと引き出す美容治療です。配合されているポリヌクレオチド(PN)は、線維芽細胞を活性化してコラーゲンやエラスチンの生成を促す働きがあります。

その結果、以下のような変化が少しずつあらわれます。

  • 肌のハリ・弾力の回復
  • 小ジワの改善
  • 毛穴の引き締まり
  • 保水力の向上

ただし、注入直後に劇的な変化を感じるような即効性はありません。効果を感じ始めるまでにおよそ1〜2週間程度、よりはっきりとした変化には数回の施術が必要とされています。

繰り返し施術を受けることで、肌の水分量やキメが整い、違いを実感できる肌へと近づいていきます。

リジュランのダウンタイム期間はどれくらい?

リジュラン、リジュランアイ、リズネはいずれも極細の針で真皮の浅い層に薬剤を注入する施術であり、ダウンタイムは比較的軽度とされています。

施術直後には、以下のような反応がみられることがあります。

  • 軽い赤みや腫れ
  • 薬液による膨隆
  • 点状の内出血(針を刺した箇所に小さく出ることがあります)

内出血の出方は、体質や注入部位によって差がありますが、ほとんどが目立たず、1週間以内に自然に吸収されます。
そのため、日常生活に大きな支障をきたすケースは少なく、メイクでカバーできる程度の症状で収まることが一般的です。

施術直後には薬液の粘性により皮膚に膨隆が出現します。通常は1日程度でひくことが一般的です。

目周りでは残りやすいので、リジュランやリズネを使った場合は2-3日消失までかかることがあります。リジュランアイはやわらかいので目周りでも翌日には消失するのが一般的です。

リジュランの持続期間はどれくらい?

リジュランやリズネに含まれるポリヌクレオチド(PN)は、注入後も肌内部で作用し続け、コラーゲンやエラスチンの生成を穏やかに促し続ける特徴があります。

施術方法持続期間の目安
リジュラン・リズネ(手打ち)約6カ月~1年
トライフィルプロ(炭酸ガス注入)約8カ月〜14カ月
キュアジェット(非接触・ジェット噴射)約10カ月〜2年

トライフィルプロやキュアジェットのように機械的に均一な注入ができる施術は、手打ちよりも効果が長く続く傾向にあります。薬剤の効果が減弱しても、トライフィルの炭酸ガス注入やキュアジェットのジェット注射による組織再生の効果は長期間持続するためです。

持続期間を長くしたい場合は、手打ちよりもトライフィルぷとやキュアジェットなどデバイスを使った注入方法が推奨です。

ただし、持続期間には個人差があります。

継続的なメンテナンスをご希望の方は、医師と相談しながら施術間隔を調整することをおすすめします。

リジュランの効果を実感するには何回必要?

リジュランやリズネは、継続的な施術で少しずつ効果が実感できる美肌治療です。

手打ち(局所注射)の場合

  • 2〜4週間おきに、少なくとも3回以上の施術が目安
  • その後は、効果をより強く実感したい場合は同じペースで、効果が十分実感できた場合は2〜3カ月ごとのメンテナンスで効果をあける
  • 早く変化を実感したい場合は、最短1週間間隔での施術も可能です

トライフィルプロ・キュアジェットの場合

  • 1か月ごとに3〜5回の施術が基本
  • その後は、回数制限なく施術可能で肌の状態を整えられます

短期間で集中するよりも、計画的に施術を繰り返すことで肌のハリ・キメ・保水力が安定して向上し、効果を得られやすくなります。

リジュランで期待できる効果

リジュランやリズネには、有効成分であるポリヌクレオチド(PN)が含まれており、肌の回復力を引き出す作用が期待できます。

ポリヌクレオチドの主な働き

  • コラーゲン・エラスチンの増生によるハリ改善
  • 抗炎症作用による赤みやトラブルの鎮静
  • 高い保水力で肌のうるおいを回復
  • 毛細血管の血流促進による肌のトーンアップ
  • しみの原因となるメラニン生成を抑制し、くすみ改善

こんな肌のお悩みにアプローチします

  • 目元のクマ・小ジワ・たるみ
  • 頬・鼻の毛穴の開き
  • ハリ不足や乾燥による細かい小ジワ
  • ニキビ跡・赤ら顔などの肌トラブル

リジュランは、加齢によって失われた弾性繊維を補い、肌の内側からハリや弾力を引き出す注入治療です。シワやたるみの改善はもちろん、皮脂の分泌を穏やかに抑え、水分とのバランスを整えることで、肌全体のキメや質感を底上げします。

リジュラン注射がおすすめな方

以下のようなお悩みがある方には、リジュランやリズネによる注入治療がおすすめです。

  • 年齢とともに肌のハリや弾力が低下してきた
  • 目元の小ジワや乾燥が気になる
  • 毛穴が目立ちやすく、ファンデーションが崩れやすい
  • 肌がゴワついてメイクのりが悪くなってきた
  • ダウンタイムはなるべく短くしたい

リジュラン・リズネとヒアルロン酸注射を比較

リジュラン・リズネヒアルロン酸
効果1〜4週間かけて徐々に実感注入直後から変化を感じやすい
持続期間約6〜12カ月約6カ月〜1年程度
主な作用細胞の活性化・肌質改善保水・ボリューム形成
向いているお悩み小ジワ・毛穴・キメ・肌のくすみほうれい線・くぼみ・輪郭形成など

ヒアルロン酸は「今すぐ変化を感じたい」方に適しており、注入直後に効果を実感しやすい施術です。

一方で、リジュランやリズネは肌そのものを育て直すようなアプローチのため、長期的な肌質改善を目指す方に向いています。

当院では、表面の肌質改善のヒアルロン酸注射には違和感やボコつきの少ない「バイリズン」を採用しています。注入後は時間とともに肌になじみ、自然な仕上がりが期待できます。

当院のリジュラン治療の特徴

池袋駅前のだ皮膚科では、日本皮膚科学会認定の皮膚科専門医が、患者さま一人ひとりの症状やお悩みを丁寧に診察し、リジュラン注射の適応を判断いたします。

施術方法は、目的や部位に応じて下記からお選びいただけます。

  • 手打ち注入(目元や局所の細かい調整に適応)
  • トライフィルプロ(0.01cc単位で均一に注入できる炭酸ガス注入)
  • キュアジェット(針を使わずに薬剤を導入するジェット方式。こちらはリジュランではなくリズネをメインで使用)

また、たるみや深いシワなどの悩みには、リジュランと併用してジュベルック注射・デンシティ・ポテンツァ・HIFU(ハイフ)・スネコス注射などの治療も組み合わせ可能です。

当院のリジュラン症例

リジュランで顔の広範囲で毛穴や肌質が改善した症例

治療内容写真は毛穴や肌質を改善したいと治療を希望した20代女性。
リジュラン広範囲の手打ちで約1カ月間隔で3回、ほほ、鼻、目の下と広範囲に施術を行い、最後の施術から1カ月後の写真です。
特に毛穴の黒ずみと開きが明らかに改善し、全体の肌のハリやトーンがよくなっているのがわかります。
本人に効果を聞いたところ、毛穴への効果の実感はもちろん、冬なのに乾燥せず潤いのある皮膚になったと喜んでいました。
治療期間・回数4カ月・リジュラン(鼻、頬など広範囲) 3回
費用※以下の施術は、公的医療保険が適用されない自由診療(自費)です。
・リジュラン(広範囲)3回 55,000円×3回=165,000円(税込)
リスク・副作用リジュラン(鼻、頬など広範囲):内出血、赤み、むくみ、痛み、硬結
担当医師コメントリジュランを打って多くの方が実感するのは、肌のハリや小ジワが改善して潤いが増えるという効果。そして、毛穴や肌のトーンにもここまでいい結果が出ることがあります。
リジュランはPN(ポリヌクレオチド)製剤の一つで、ジュベルックやスネコスとはまた違う肌育注射の成分。
韓国では10年以上使われてきているため、安全性が高く、注射回数に制限もなく、肌の浅い層に打ってもしこりのリスクがほぼありません。
実際、この方では皮膚のごく浅い層に内出血がでないように2mlのリジュランを40箇所ほどにわけて極めて浅く注入しました。
ほかの施術や内服薬の併用は一切なく、スキンケアとしては当院監修のリジール乳液と化粧水を半年間、同時に併用しています。パルミチン酸レチノールやグラブリジン配合で、リジール乳液も毛穴や肌のトーンにオススメです。

リジュランに関するよくある質問

Q.リジュランはほうれい線に効きますか?

A.はい、リジュランに含まれるポリヌクレオチド(PN)には、皮膚に弾力を与える働きがあり、浅いほうれい線や小ジワの改善が期待できます。

ただし、シワの下からボリュームを出して改善したい場合は、ヒアルロン酸やレニスナなどの注入治療がおすすめです。

Q.リジュランやリズネは効果がないと感じることもありますか?

A.リジュランやリズネといった施術は、即効性のある治療ではありません。

繰り返し注入することで、線維芽細胞が活性化され、コラーゲン・エラスチンなどの肌成分が増えてから、少しずつ変化を実感できる治療です。

目の下、ほほ、鼻などの気になる部位に施術を継続することで、毛穴・小ジワ・赤み・保水効果の改善などが徐々にあらわれます。

また、トライフィルやキュアジェットを使うことで持続期間を伸ばすことも可能です。デンシティのような高周波(RF)施術を併用してたるみや肌質改善をおこなう場合もあります。

Q.リジュランの効果のピークはいつですか?

A.2〜4週間おきに3〜5回の施術を受けることで、期待した効果を実感しやすくなります。

その後は定期的にメンテナンスすることで、肌のハリを長く維持できます。

肌の自然なハリ感が欲しい方は、池袋駅前のだ皮膚科へ

リジュランは、肌の内側からハリ・弾力・保水力を回復させる注入治療です。

1〜2週間ほどでじわじわと変化を感じ始め、定期的に施術することで、より効果が期待できます。

効果の持続期間は約6カ月〜1年ですが、トライフィルプロやキュアジェットのような施術ではさらに長く持続する傾向があります。

当院では、皮膚科専門医が肌状態を見極め、症状やご希望に合わせて治療を計画します。

「まずは話だけでも聞いてみたい」「続けられるか相談したい」という方も、どうぞお気軽にご相談ください。

【池袋駅前のだ皮膚科院長|野田 真史監修】

リジュランの副作用と注意点

副作用・リスク

リジュランアイ(局所注射)

腫れ、痛み、内出血

トライフィルプロ(リジュラン)

赤み、腫れ、内出血、色素沈着、カサブタ、熱感、針の跡、点状出血、皮下気腫など

注意点

リジュランアイ(局所注射)
  • メイクや入浴は当日から可能です。
  • 洗顔の際は注射部位をこすらないようにご注意ください。
  • 施術当日の飲酒や激しい運動は控えてください。
  • 治療後は注射部位に軽い腫れが生じる場合がありますが、通常は1週間以内に自然と落ち着きます。
  • 注射針の影響で内出血が起こることがあります。
トライフィルプロ(リジュラン)
  • 当日の飲酒・激しい運動・長時間の入浴・サウナは控えてください。
  • 洗顔や保湿は当日から可能です。
  • メイクは翌日以降、または24時間後からが目安です。

禁忌

リジュランアイ(局所注射)
  • 妊娠中の方
  • 魚や魚卵にアレルギーのある方
トライフィルプロ(リジュラン)
  • 妊娠中の方
  • 患部に強い炎症がある方
  • ヘルペスなどの感染症で治療中の方
  • 使用する薬剤に過敏症の既往がある方
  • 患部に傷がある方


<リジュランについて>

  • 未承認医薬品等
    リジュランは、医薬品医療機器等法上において国内で承認されていません。
  • 入手経路等
    株式会社ニフジから個人輸入しています。 
  • 国内の承認機器の有無
    国内で同程度の効能・効果で承認されている国内承認医薬品薬剤はありません。
  • 諸外国における安全性等に係る情報
    諸外国において、治療に伴う重大な副作用の報告はありません。韓国においてKFDA認証を得ています。
  • 医薬品副作用被害救済制度について
    万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

<キュアジェットについて>

  • 未承認医薬品等
    キュアジェットは、医薬品医療機器等法上において国内で承認されていません。
  • 入手経路等
    韓国のバズバイオメディック会社から個人輸入しています。
  • 国内の承認医薬品などの有無
    国内で同程度の効能・効果で承認されている国内承認医療機器はありません。
  • 諸外国における安全性等に関する情報
    韓国KFDAの承認を受けており、注射式シリンジ/液状の薬液を磁力やバネで噴霧し、皮膚に通して注入する装置として安全性が認められています。
  • 医薬品副作用被害救済制度について
    万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

<トライフィルプロについて>

  • 未承認医薬品等
    トライフィルプロは医薬品医療機器等法上、未承認医療機器です。
  • 入手経路等
    メトラス社経由にて入手しています。
  • 国内の承認医薬品などの有無
    同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等はありません。
  • 諸外国における安全性等に関する情報
    トライフィルプロは、韓国食品医薬品安全省(MFDS)の承認を受けています。
  • 医薬品副作用被害救済制度について
    万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。