ジュベルックとリジュランの違いを専門医が解説!効果・価格・副作用を徹底解説

「ジュベルックとリジュランのどちらがおすすめか分からない」「それぞれの特徴や効果を詳しく知りたい」そう思っている方もいるのではないでしょうか。

ジュベルックとリジュランはどちらも天然素材を原料にしていますが、効果や持続期間に違いがあります。理想の肌を実現するためには、特徴を分かった上で治療の選択を行うことが重要です。

この記事では、ジュベルックとリジュランの違いや特徴について詳しく紹介します。

ジュベルックとリジュランの違い

ジュベルックは、トウモロコシやジャガイモなどのデンプン抽出エキスを化学的に処理した、ポリ乳酸(PDLLA:Poly-DL-lactic acid)製剤です。

また、リジュランはサーモン注射とも呼ばれ、サーモンの精巣のDNAから抽出されたポリヌクレオチド(polynucleotide:PN)を使用している薬剤です。

【ジュベルックとリジュランの比較】

ジュベルックリジュラン
効果・コラーゲンやエラスチンの生成促
・進肌のボリュームアップ
・美白効果
・毛穴の引き締め
・ニキビ跡改善
・コラーゲンやエラスチンの生成促進
・美白効果
・ニキビ跡改善
・保湿機能の改善
・毛穴の改善
主成分トウモロコシやジャガイモなどのデンプン抽出エキスを化学的に処理した、ポリ乳酸サーモンの精巣のDNAから抽出されたポリヌクレオチド
持続期間1~2年程度6か月〜1年程度
リスク・副作用赤み、腫れ、内出血など赤み、腫れ、内出血など
価格・目の下のクマ38,500円
・鼻のみ 22,000円
・鼻と頬の毛穴やハリ
38,500円(頬の範囲が内側のみ)
77,000円(頬が広範囲の場合)
・目の下のクマ
33,000円(リジュランアイ)
55,000円(リジュランヒーラー)

1つずつ、詳しく説明します。

効果

ジュベルックには体の免疫応答により肌内部のコラーゲンやエラスチンの生成を促進し、肌をボリュームアップさせる効果があります。

また、コラーゲンやエラスチンの増加で真皮が若返ることによる美白効果も期待できます。

リジュランは皮膚の内側の真皮層にある線維芽細胞を活性化させ、コラーゲンやエラスチンの生成を促進し内部から肌を若返らせます。その他に皮脂分泌を調整して保湿機能を改善、肌のキメを細かくするなど肌質全体を向上させる効果があります。

ジュベルック、リジュランともに抗炎症作用で赤みが改善する場合があります。

持続期間

ジュベルックは1~2年、リジュランは半年〜1年程度の持続期間になっています。

リジュランの方が持続期間は短めですが、リジュランは回数制限なく注入を継続することができ、定期的な注入で効果を維持することができます。

どちらも肌内部の線維芽細胞に働きかけるので、即効性はなく効き始めるまでに最低1か月程度はかかります。

リスク・副作用

副作用には個人差がありますが、どちらも体の反応を利用しているため重いリスクは起こりづらい特徴があります。主な副作用は、赤み・腫れ・内出血などです。

薬液の刺激感のため、リジュランの方が注入の痛みは強くなっています。また、リジュランより深い層に注入するジュベルックでは稀ですが注入部位にしこりができる可能性があります。

価格

価格(税込)は以下です。

ジュベルック

目の下のクマ38,500円
鼻と頬の毛穴やハリ(鼻のみ)22,000円
(頬の範囲が内側のみ)38,500円
(頬が広範囲の場合)77,000円

リジュラン

目の下のクマ(リジュランアイ)33,000円
(リジュランヒーラー)55,000円

以下の価格表も、合わせてご覧ください。

のだ皮膚科「料金」

ジュベルックがおすすめな方

ジュベルックは以下のような方におすすめです。

  • 毛穴の開きに悩む方
  • ニキビ跡に悩む方
  • 肌のボリュームをアップしたい方
  • 肌のハリや小じわに悩む方
  • より長期的な効果を求める方

診察時にご自身の希望を伝えてください。医師が最適な提案をいたします。

リジュランがおすすめな方

リジュランは以下のような方におすすめです。

  • 全体的な肌質を改善したい方
  • シワ・たるみに悩む方
  • 毛穴の開きが気になる方
  • 継続的に治療して持続する効果を望む方
  • 副作用の発生しにくい治療をご希望の方

どんな悩みも、当院担当医までご相談ください。

どちらを選ぶべき?

肌の状態や予算、ご希望などによって、ジュベルックとリジュランのどちらが適しているかは変わります。

目の下の場合、くぼみや段差がありボリュームを出したい場合はジュベルックが適しています。ボリュームは出さずに小じわやハリを改善したい場合にはリジュランが適しています。

鼻や頬の毛穴の場合、どちらの薬剤も効果があった経験があります。効果には個人差があります。

肌の悩みや希望を専門医に相談すると良いでしょう。

のだ皮膚科の治療の特徴

当院では、専門医が肌状態を診察して患者さまのご希望も伺い、その上で最適な施術を提案いたします。

ご希望がある場合には、遠慮なく相談してください。

治療の流れ

治療の流れは、どちらも以下のとおりです。

  1. 医師診察・カウンセリング
  2. クレンジングと洗顔
  3. 麻酔クリーム塗布
  4. 施術(注射)
  5. 終了

診察の段階で、希望、もしくはアレルギーや不安点などがあれば相談するようにしてください。

よくある質問

Q. ジュベルックとリジュランを併用するとどうなる?

併用可能です。
併用する場合、効果が出るのにいずれも時間がかかるため、まずは片方を複数回治療に使って効果を最大限に出してから必要に応じて併用するのが理想的です。

Q. ニキビにはジュベルックとリジュランのどちらがいいですか?

どちらもニキビへの効果は限定的です。

ジュベルックは、ニキビ跡の凹みに対してコラーゲン生成を促進します。ニキビそのものに効果が出ることはありますが、それがメインの効能ではありません。

リジュランは、ニキビの炎症を抑えてニキビ自体や赤みに効果が出ることがあります。

Q. ジュベルックは全顔だと何cc必要?

解決したい悩みによるので、医師との相談が必要です。

男女の違い、悩み(しわ、毛穴開き)の程度により、最適な量(cc)は変わります。

当院では、ジュベルックを顔の広範囲に施術した場合、77,000円(税込)になっています。

注意点

  • 妊娠中には推奨していません。
  • 施術後は乾燥と日焼けを避けるようにしましょう。
  • 施術当日の激しい運動、大量の飲酒、サウナは避けてください。

ジュベルックやリジュランに関するご相談、治療なら池袋駅前のだ皮膚科へ

天然素材を原料にしているジュベルックとリジュランですが、ジュベルックは肌のボリュームをアップさせ、リジュランは肌を若返らせます。持続期間はジュベルックの方が長めです。

どちらが良いかは肌の状態や予算にもよりますので、診察時に医師にご希望をお伝えください。

ジュベルックやリジュランに関することは、お気軽に当院までご相談ください。

池袋駅前のだ皮膚科院長 野田 真史 監修

<ジュベルックについて>

・未承認医薬品等
ジュベルック・レニスナは医薬品医療機器等法上、未承認医療機器です。
・入手経路等
当院医師の判断の元、ネイチャーフォース・ジャパン社より個人輸入しています。
・国内の承認医薬品等の有無
同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等はありません。
・諸外国における安全性等に関する情報
ジュベルック・レニスナは、米国FDAと韓国KFDAの承認を受けており、皮肉注射における安全性が認められています。
・医薬品副作用被害救済制度について
万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

<リジュランについて>

・未承認医薬品等
リジュランは、医薬品医療機器等法上において国内で承認されていません。
・入手経路等
株式会社Med Plusから個人輸入しています。 個人輸入された医薬品等の使用リスクに関する情報はこちらのページをご確認ください。
・国内の承認機器の有無
国内で同程度の効能・効果で承認されている国内承認医薬品薬剤はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
諸外国において、治療に伴う重大な副作用の報告はありません。韓国においてKFDA認証を得ています。
・医薬品副作用被害救済制度について
万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。