【皮膚科医が解説】イソトレチノインの効果はいつから?治療後の肌の変化も紹介

「何度も繰り返しできるニキビを治したい」「皮膚科に行っても酒さが改善されない」というお悩みはありませんか。イソトレチノインは難治性ニキビや酒さに対し、海外で30年以上前から使用されている薬です。

今回は、イソトレチノインの適応となる方、ニキビ・酒さへの効果、正しい服用方法や治療後の肌の変化、注意事項などをご説明します。

飲み始めていつ頃から効果が出る?

イソトレチノインの効果を実感するタイミングは人それぞれ異なります。

一般的には4~6ヵ月ほどで効果が期待できます。早い方だと1ヵ月ほどで改善が見込めますが、再発リスクを抑えるため、6ヵ月程度は服用を継続していただくことが多いです。

ただし治療を終了するタイミングには個人差があります。

ニキビや酒さが治るまでにどれくらいかかる?

目安として、1日1回で服用を続けた場合、4~6ヵ月(1クール)で効果が期待できます。

重症ニキビの場合は海外で保険適用で使用される際の基準量があり、1日20mgで内服した場合、体重にもよりますが1年前後が推奨になります。

より軽いニキビや酒さの場合には明確な基準はありませんが、4~6ヵ月で十分なことが多いです。

※効果が出てきたと感じられるタイミングには個人差がありますので、詳しくは医師にご確認ください。

治療後の肌の変化

治療を途中でやめた場合

イソトレチノインは、ニキビができにくいように肌質を整えてくれる効果も期待できます。
また、やめた後にもその効果は長期にわたって持続することが多いです。

最も強い効果が出た場合、内服をやめたあとも皮脂の分泌が減り、半永久的にニキビができなくなることがあります。

イソトレチノインの服用を途中で中断した場合、ニキビの再発リスクが高くなります。目安として、4~6ヵ月続けた場合に効果が期待できます。

副作用などなんらかの状態で治療の継続が難しい場合には、事前にご相談ください。自己判断で服用を中止しないようにしましょう。

治療を完了した場合

イソトレチノインは過剰な皮脂分泌を抑え、角化異常を抑制し、毛穴づまりを解消するはたらきがあります。治療完了後に服用をやめた場合は、肌のターンオーバーが正常となり、ニキビが作られにくい肌質に変化します。

イソトレチノインの正しい飲み方

20mgから開始する

基本的には、1日1錠(20mg)を食後に服用します。ただし、体重が多い方は1日1回2錠(40mg)から始める場合もあります。

その他、アトピー性皮膚炎などの既往があり乾燥しやすい方は隔日で服用開始する場合もあり、患者さまの状態に応じて服用量が変わります。

量の増減がある

当院では、患者さまの症状に応じて服用量を調整しています。ほとんどの方は、1日1回20mgの量で効果が期待できますが、患者さまによっては1日1回40mgに増量することがあります。

また乾燥などの副作用が強く出た場合には、隔日で20mgの内服に減量することもあります。

食後に服用する

イソトレチノインの主成分であるビタミンA誘導体は脂溶性のため、食事の影響を受けやすいという特徴があります。空腹時にイソトレチノインを頻繁に服用している場合、イソトレチノインの吸収量が減り、早期再発が発生する可能性が高いです1)。一日のうちで決まった時間帯はありませんが、必ず食後に服用するようにしましょう。

また重大な副作用として、胎児奇形、早産、死産などが報告されています。妊娠の可能性がある方や妊娠中の方は服用禁止など、さまざまな注意事項があるため、服用前には必ずご相談ください。

イソトレチノインとは?

イソトレチノインは、ビタミンA誘導体の経口薬です。世界各国で30年以上前からニキビ・酒さなどを治療する目的で使われ、米国のガイドラインでは、難治性ニキビに対して第一選択薬として知られています。

また軽症でもニキビが繰り返しできる場合や、中等度のニキビに抗生剤などを使用しても改善がみられない場合に使用されています。イソトレチノインは海外では保険適用内で治療が受けられますが、日本では保険適用外の薬です。

イソトレチノインの適応となる方

当院では他のニキビ治療を2ヵ月継続しても気になる症状が続いている場合には、イソトレチノインの治療をご提案する場合があります。以下のようなことでお悩みの方に適しています。

  • 繰り返しニキビができる方
  • ニキビ跡を消したい方
  • 酒さのポツポツを改善したい方
  • 他の酒さ治療では改善できなかった方
  • 重症ニキビがある方
  • 過剰な皮脂分泌にお悩みの方

どんな肌悩みに対応できる?

ニキビやニキビ跡

イソトレチノインは過剰な皮脂分泌を抑え、毛穴の角化異常を整える作用があります。またアクネ菌への免疫反応を正常化し、抗炎症作用も期待できます。

他の薬と異なる点として、数ヵ月間の内服終了後も期待した効果があらわれやすいとされています。ニキビ跡を改善することはできませんが、今あるニキビを治療することにより、ニキビ跡になりにくい肌質を目指すことが可能です。

酒さ(赤ら顔)

イソトレチノインは毛穴の炎症を抑え、皮脂の過剰分泌を抑制することで肌のボツボツに効果が期待できます。

また酒さに特徴的な「鼻瘤(びりゅう)」という症状は、慢性的な炎症によって肌表面がごわごわと厚みを帯び、硬くなってしまうことで生じるとされています。イソトレチノインの服用により、鼻瘤(びりゅう)の症状緩和が期待できます。

毛穴の開きや黒ずみ

毛穴の開きにはさまざまな原因が考えられます。

とくに皮脂の過剰な分泌によって毛穴が開いているときには、イソトレチノインの皮脂腺を退縮させる働きにより、皮脂の過剰な分泌を抑える働きが期待できます。

また、毛穴の以上を改善させることで、角栓による毛穴の黒ずみが改善する場合があります。

肌のトーンが明るくなる

皮脂の分泌を抑える作用や、肌のターンオーバーを整える働きによって、毛穴や肌質などを改善に導きます。
ニキビや酒さによる慢性的な炎症を抑えることで、肌全体のトーンが明るくなることがあります。

イソトレチノインは、主にニキビ・酒さ(赤ら顔)に使う治療薬です。
またニキビ跡予防、毛穴の開きや黒ずみにも良い影響を与えるため、気になる肌悩みの改善が期待できます。

症例

症例1 保険適用のニキビ治療で3年間治らなかった重症ニキビの方の症例

治療内容ニキビ治療。半年のイソトレチノイン内服、並行してVビーム2によるレーザー治療
治療期間・回数治療期間・回数
費用イソトレチノイン20mg/日で30日分16,500円を6ヵ月
Vビーム頬から下 22,000円を7回
トータル253,000円
リスク・副作用イソトレチノイン:胎児奇形、皮膚や粘膜の乾燥、頭痛、筋肉痛、骨痛うつ病など
Vビーム2:赤み、むくみ、内出血、水疱、色素沈着、色素脱失など
院長コメント写真のようなボコッとした大型のニキビは保険適用内の治療が難しいことが多々あり、その際はイソトレチノインで速やかに治療することでニキビ跡の赤みや凹みが悪化することを防げます。
ニキビ跡になると治療がさらに難しくなるので、なるべくニキビを早く治してニキビ跡が出ないように予防することがニキビ跡対策になります。

症例2 イソトレチノインを難治性ニキビに使用した症例(20代男性)

治療内容ニキビ治療。
イソトレチノイン内服とVビーム2のレーザー治療
治療期間・回数7ヵ月間、レーザー治療を5回
費用イソトレチノイン20mg/日を7ヶ月分で16,500円
トータル115,500円
Vビーム全顔 33,000円を5回
トータル165,000円
リスク・副作用イソトレチノイン:胎児奇形、皮膚や粘膜の乾燥、頭痛、うつ病など
Vビーム2:赤み、むくみ、内出血、水疱、色素沈着、色素脱失など
院長コメント当院で7ヵ月イソトレチノイン内服を続けたことでニキビは消えています。
この患者様は赤みも同時に治療を希望されVビーム2 のレーザー治療を5回、イソトレチノインと併用したので赤みも目立たなくなっています。

症例3 重症酒さに対してイソトレチノイン治療を行った症例

治療内容重症酒さに対するイソトレチノイン内服とVビーム2によるレーザー治療
治療期間・回数2ヵ月間、イソトレチノイン20mg/日
隔日で8ヵ月間Vビームを6回
費用イソトレチノイン20mg/日を1ヶ月分で16,500円
トータル99,000円
Vビーム頬から下 22,000円を6回
トータル132,000円
リスク・副作用イソトレチノイン:胎児奇形、皮膚や粘膜の乾燥、頭痛、うつ病など
Vビーム2:赤み、むくみ、内出血、水疱、色素沈着、色素脱失など
院長コメントイソトレチノイン治療を行った酒さ患者様の経過写真。
3年前からボツボツと赤ら顔がひどくなり保険診療の塗り薬や飲み薬、メトロニダゾールが効かずに当院を受診し、当院での治療から1年後には写真のように改善しました。酒さのポツポツは消えて内服終了後も再発していません。
同時にVビーム2のレーザー治療を6回行うことで、酒さによる赤ら顔も目立ちにくくなっています。

症例4 酒さによるぼつぼつ毛穴に悩む方の症例(20代女性)

鼻の黒ずみでお悩みだった20代女性の患者様。酒さによるぼつぼつも気になっていたのでイソトレチノインで治療を開始したところ、1ヵ月後には酒さのぼつぼつは消え、毛穴の黒ずみもほぼ消失しました。他にも肌質がツルッとして改善したりと鼻の黒ずみ以外にも全般的な効果が早い段階で出ました。

内服開始後1週間では逆に赤いぼつぼつが増えてしまい心配でしたが一過性で、1ヵ月続けてもらったところいい結果が出ました。

治療内容イソトレチノイン20mg/日を1ヵ月
スキンケアはベーシックケアAZクリアローション
治療期間・回数1ヶ月のイソトレチノイン内服
費用イソトレチノイン20mg/日を1ヶ月で16,500円
リスク・副作用胎児奇形、皮膚や粘膜の乾燥、頭痛、うつ病など
院長コメントイソトレチノインには注意点もありますので毛穴の黒ずみ単独であればCLRローション併用のダーマペンがおすすめです。
・ニキビや酒さのぼつぼつができる場合
・他の毛穴治療が過去効かなかった場合にはイソトレチノインで毛穴治療を行うとより確実な黒ずみケアが実現できます。
CLRローションとイソトレチノインは併用可能で、同時に行うとさらに強力な毛穴の黒ずみケアが可能になります。

症例5 イソトレチノインを毛穴に使用した症例(20代女性)

治療内容長年鼻の毛穴、特に黒ずみでお悩みだった患者様です。
イソトレチノインとCLRローション併用のダーマペンという2つの治療を組み合わせ1年5ヵ月後には毛穴の黒ずみがほぼ消失してツルッと肌質もきれいになりました。
治療期間・回数約1年5ヵ月・3回ダーマペン4(CLRローション併用)を期間中に合計3回施術しました。
イソトレチノイン20mg/日を6ヶ月、その後20mg隔日を4ヵ月処方しました。
費用ダーマペン4(CLRローション併用)22,000円×3回=66,000円(税込)
イソトレチノイン内服薬 20mg 30日分16,500円×6か月=99,000円(税込)
イソトレチノイン内服薬 20mg隔日 30日分8,250円×4か月=33,000円(税込)
合計132,000円(税込)
リスク・副作用ダーマペン:むくみ、痛み、内出血、色素沈着
イソトレチノイン:催奇形性、乾燥、頭痛、筋肉痛、骨痛
院長コメント2つの毛穴治療を組み合わせることで効果的に毛穴の黒ずみと開きを抑えることができました。さらに毛穴の開きを改善させるならジュベルック局注などの治療がありますが、ここまでよくなれば毛穴治療は一度完了になります。
ここでお示しした二人の患者様に使ったイソトレチノイン内服薬には、さまざまな注意点があるため、毛穴のお悩みに対して気軽に使う治療方法ではありません。
ただしこの患者様のようにさまざまな治療方法を試したけれど効果が実感できなかったときには、他の毛穴治療と併用することで黒ずみ除去の効果を高められます。

症例6 イソトレチノインを毛穴に使用した症例(40代女性)

治療内容取れない鼻の黒ずみについて、長年お悩みだった患者様です。
即効性のある治療を希望されたため、「ダーマペン4(CLRローション併用)」と「イソトレチノイン内服薬」を組み合わせて治療しました。治療開始から5ヵ月後には、毛穴の黒ずみが目立ちにくくなりました。
治療期間・回数ダーマペン4(CLRローション併用)を月に1回、合計4回施術しました。
イソトレチノイン内服薬20mg/日を5ヵ月処方しました。
費用以下の施術は公的医療保険が適用されない自由診療です。
「イソトロイン(成分名:イソトレチノイン)」20mg/日30日分16,500円×5ヵ月分=82,500円(税込)
「ダーマペン4(CLRローション併用)」22,000円×4回=88,000円(税込)
合計170,500円(税込)
リスク・副作用「イソトレチノイン」唇や肌の乾燥、肝機能障害、関節痛、筋肉痛、骨の痛み、脱毛、頭痛、うつ病など
「ダーマペン」むくみ、痛み、内出血、色素沈着
院長コメント黒ずみ除去の効果を高めるために、ダーマペン4とイソトレチノインという2種類の治療を組み合わせて対応した症例です。
ダーマペンは細い針のついた器械を使って肌に小さな穴を開けることにより、自然治癒力を促進してさまざまな肌トラブルにアプローチする施術です。期待した効果が出るまで個人差はありますが、ダーマペン4は月に1回の頻度で5回を目安にしています。
この患者様に使ったイソトレチノイン内服薬には、さまざまな注意点があるため、毛穴のお悩みに対して気軽に使う治療方法ではありません。

ただしこの患者様のようにさまざまな治療方法を試したけれど効果が実感できなかったときには、他の毛穴治療と併用することで黒ずみ除去の効果を高められます。また個人差はありますが、黒ずみ除去をしても、施術後に毛穴の開きの症状だけが残ってしまう方もいます。
その場合には、当院で受けられる「キュアジェット」、「トライフィルプロ」や「ジュベルックの手打ち施術」で対応すると、毛穴の開きの改善が期待できます。ジュベルックとはポリ乳酸(PDLLA)を主成分とした薬剤です。患部にジュベルックを注入することで、コラーゲンの生成を促進して毛穴の開きといった肌悩みに効果が期待できます。
期待した効果が出るまで個人差はありますが、目安となる施術間隔は1ヵ月おきの3回です。期待した効果を維持したい場合は、さらに半年~1年に1回を目安に施術を受けるとよいでしょう。キュアジェットやトライフィルプロといった器械を使ってジュベルックを投与すると、より効果が上がる場合があります。

症例7 脂腺増殖症でお悩みだった方の症例

写真はひたいの3ミリほどの黄色いできもの、脂腺増殖症を当院でイソトレチノイン内服を開始してから6ヵ月後の症例。完全に消失して平坦になっているのがわかります。写真では1箇所だけを拡大して見せていますが、ほかの多発していた脂腺増殖症も消えました。

治療内容イソトレチノイン20mg/日を6ヵ月
治療期間・回数6ヵ月のイソトレチノイン内服
費用イソトレチノイン 20mg/日 30日分を6ヵ月分16,500円 x 6
合計99,000円(税込)
リスク・副作用催奇形性、乾燥、肝機能異常、脂質異常、筋肉痛、関節痛、脱毛
院長コメントこの患者様では過去にオペで除去もしたのですが、脂腺増殖症が20個以上顔に多発していて定期的に増えていく状態でしたので、説明の上イソトレチノインを選択しました。
ただし、高周波メスで除去した場合と違って内服が終わったら再発する可能性もあるので、ここはまだ経過をみる必要があります。

症例8 5年以上保険適応の塗り薬や飲み薬で治らないとお悩みだった方の症例(10代女性)

治療内容ニキビ治療。イソトレチノイン内服とVビーム2によるレーザー治療
治療期間・回数8ヵ月間、イソトレチノイン20mg/日、隔日で2ヵ月間(計10ヵ月間)
費用「イソトロイン(成分名:イソトレチノイン)」
・20mg/日30日分16,500円×8か月分=132,000円(税込)
・20mg/隔日30日分8,250円×2か月分=16,500円(税込)
「Vビーム2」
・全顔 33,000円(税込)×3回=99,000円(税込)
合計費用:247,500円(税込)
リスク・副作用イソトレチノイン:胎児奇形、皮膚や粘膜の乾燥、頭痛、うつ病など
Vビーム2:赤み、むくみ、内出血、水疱、色素沈着、色素脱失など
院長コメントイソトレチノインを使ってニキビ自体は完治しました。
内服と同時にニキビあとの赤みにVビーム2によるレーザー治療を3回行うことで薄いニキビ跡の赤みがわずかに残る程度にまで改善しました。
赤いポツポツだけでなく細かい黒ニキビもイソトレチノインの効果で消えています。

よくある質問

Q. ニキビが再発することはありますか?

A. イソトレチノインによる治療後も、ニキビが再発する可能性はあります。

しかし以前と比較して症状が軽度で治まることが多いです。

Q. 他に服用している薬がある場合も、イソトレチノインの治療はできますか?

A. 大部分の内服薬は併用が可能です。ビブラマイシンやミノマイシンといったテトラサイクリン系の抗生剤は頭痛のリスクが上がるため、イソトレチノインと併用を推奨されていません。

イソトレチノインの服用を開始する前に、必ず医師へご相談ください。

Q. 皮膚科に通っても改善しませんでしたが、よくなりますか?

A. イソトレチノインは一般のニキビ治療で効果が出なかったニキビやニキビ跡に対しても効果が期待できます。お気軽にご相談ください。

Q. アレルギー体質でも治療できますか?

A. 過去にイソトレチノインを内服してアレルギー反応が出た方は服用いただけません。

Q. ニキビとニキビ跡を治したいです。効果は期待できますか?

A. イソトレチノインはニキビ跡に効果は見込めませんが、ニキビができにくい肌質に改善するため、将来的なニキビ跡の予防につながります。

ニキビ跡を改善したい場合は、サブシジョンやレーザー治療など、他の治療法をご提案する場合があります。

患者さまの症状やご希望に応じて治療法を決定いたしますので、まずはカウンセリングへお越しください。

料金

以下は、自由診療(自費)です。

イソトレチノイン(アクネトレント、20mg/日) 30日分16,500円(税込)

ニキビや酒さでお悩みの方は、池袋駅前のだ皮膚科へ

イソトレチノインは、何度も繰り返すニキビや酒さなどを改善する治療薬です。米国のガイドラインでは、難治性ニキビに対して第一選択薬として知られています。

1日1回の服用を続けた場合は、4~6ヵ月で効果が期待できます。

気になる症状がある方は、当院へお気軽にご相談ください。

池袋駅前のだ皮膚科院長|野田 真史監修

副作用と注意点

禁忌

  • 妊娠中、妊娠希望のある方、授乳中の方
    (※服用期間中と服用後1ヵ月は妊娠できません。妊娠した場合はすぐに医師にご相談ください。)
  • 12歳未満の方
  • 強い肝機能障害のある方
  • ビタミンA過剰症の方
  • 過去にイソトレチノインでアレルギー症状を起こした方
  • 唇や肌の乾燥
  • 肝機能障害
  • 関節痛
  • 筋肉痛
  • 骨の痛み
  • 脱毛
  • 頭痛
  • うつ病

<イソトレチノインについて>

・未承認医薬品等(異なる目的での使用)
イソトレチノインは、医薬品医療機器等法上において国内で承認されていません。
・入手経路等
インドのCipla社から個人輸入しています。
個人輸入された医薬品等の使用リスクに関する情報はこちらのページをご確認ください。
イソトレチノインの個人輸入についての厚生労働省の注意喚起はこちらのページをご確認ください。
・国内の承認医薬品の有無
国内で同程度の効能・効果で承認されている国内承認医薬品薬剤はありません。
・諸外国における安全性などに係る情報
米国のFDA(食品医薬品局)など諸外国で承認されています。胎児の催奇形性、鬱、精神病などの精神疾患の副作用も報告されています。
・医薬品副作用被害救済制度について
万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。